鍼灸 たくみ堂 ジネコ取材済
東京都大田区雪谷大塚町3-22
不妊治療
鍼灸 たくみ堂
東京都大田区雪谷大塚町3-22
たくみ堂は卵の質を上げること、子宮環境を改善する事に力を注いでおります。毎日の臨床を通じて培ってきた経験を、赤ちゃんを望むカップルへ少しでも、お役に立てればと常に感じております。
土曜も診療女性医師が診察漢方・鍼灸働きながら通いやすい完全予約制駅近駐車場完備英語対応英語以外の外国語可漢方外来すべて見る
診療科
不妊治療
基本診療時間
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
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10:00~ 20:00 | ○ | ○ | △ | ○ | ● |
△:木曜10:00~ 16:00 ●:土曜10:00~ 16:00 完全予約制
休診日
日曜・月曜
住所・連絡先
東京都大田区雪谷大塚町3-22
TEL: 03-3729-7278
本院をおすすめしたい方
■病院の治療と並行して、身体の準備を整えたい方
■移植前後の着床促進治療ご希望の方
■はり治療で体質を改善した後、再挑戦したい方
■病院での不妊治療をお休みしている方
■自然妊娠で赤ちゃんが欲しいと思っている方
■一人目は苦労なく授かったが、二人目がなかなか授からずに苦労している方
体質改善
卵胞が育たず、採卵ができない、採卵できても受精しなかったり、分割が進まない。
そして、やっと移植できても、着床に至らない、着床できても妊娠が持続できない。
以上のことは卵子の質の問題と思われます。
このような症状の方達が、好結果を招いたのは比較的軽症だったかも知れません。また個人差も大きいのですべての方がすぐ妊娠に結びつくとは言えませんが、いずれもご本人が当院の治療を受けながら日常生活を見直し、改善努力した結果と思われます。
以上の様な事実から次のような事が考えられます。
■血液の循環が盛んになり、卵巣機能が改善され、内蔵の働きも、共に活性化され自律神経が整う。
結果としてのホルモン分泌、基礎体温、子宮内膜の安定化等が期待されます。
河村拓躬 院長プロフィール
今迄とは違った角度からその原因を探り出し、適切な鍼灸治療を施すことにより、そして貴女自身の少しの努力により、妊娠へのスイッチはオンに切り替わる事でしょう。そして貴女に待望の赤ちゃんが訪れてくれる事と信じております。
河村拓躬 院長略歴
・卵巣機能回復処置法
卵巣の機能を活性化して質のよい卵ができるようにする。
・免疫機能強化処置法
自覚症状のほとんどない、慢性扁桃炎の二次的炎症により、妊娠にとって大切な子宮や、卵巣で生じている障害を改善する。
・血流促進処置法
腹部の瘀血(おけつ)改善と、骨盤部内、及び全身の血流を改善する。
・内分泌系調整処置法
各種のホルモンが、バランス良く分泌されるように調整する。
・自律神経調整処置法
交感神経と、副交感神経の働きを調整する。
以上の処置法を中心としてその他、粘膜消炎処置法、筋緊張緩和処置法(コリをほぐす)等、その人の体質に合わせた処置法を用いて、体質改善をいたします。
使い捨て鍼を用いて、軽微な心地よい刺激
■卵巣機能回復処置法ー卵巣の機能を活性化して質のよい卵ができるようにする。
■疲労回復処置法ーコリや疲労物質が溜まりやすいところに鍼をして、疲労物質を取り除きます。
■血流促進処置法ー腹部の瘀血(おけつ)改善と、骨盤部内、及び全身の血流を改善する。
■内分泌系調整処置法ー各種のホルモンが、バランス良く分泌されるように調整する。
■自律神経調整処置法ー交感神経と、副交感神経の働きを調整する。
以上の処置法を中心としてその他、免疫機能も強化して丈夫なお身体にいたします。
ビワの葉温灸療法
ビワの葉療法は、古来3000年の昔より伝えられてきた東洋医学的治療法です。ビワの葉に含まれている優れた成分が、全身の血液を浄化して温灸とツボの効果で体質を強化いたします。このビワの葉温灸とハリ治療とは、相性が良く不妊体質を、速やかに改善いたします。たくみ堂では、ビワの葉温灸を家庭でもおこなえるように指導いたします。
食事療法治療
東洋医学の理論に基づいた食事療法を、アドバイスしております。
安産灸と逆子
当院の不妊治療で妊娠された方に対して、たくみ堂では安産灸をおこなっております。その内容について、述べてみましょう。 安産灸は、胎児が活発に動き出す5ヶ月目、腹帯を締める頃に始めるのが最も良いでしょう。穴(ツボ)の位置は内くるぶしの少し上の三陰交という穴に取ります。ゴマ粒大のお灸を、最初は左右3壮ずつ施灸して、月が進む毎に2壮ずつ増やし、臨月時には15壮ほどの数を、施灸します。
安産の為のお灸を続けていると、子宮内が胎児にとって理想的な状態に保たれるため、逆子にもなりにくいのです。万が一、逆子になったときには三陰交穴に加えて、足指先端の至陰穴を一緒に施灸しますと、まもなく胎児の位置異常は正しい位置に回復します。
以上のように安産灸は妊娠中のトラブルを防ぐばかりでなく、初産の方でも、とても楽なお産で済み、しかも産後の肥立ちが良く、生まれた赤ちゃんも、とても元気です。このように優れた点が多い安産灸を、是非お奨めいたします。
(安産灸の指導は、専門の鍼灸院で受けるようにしてください。)
男性不妊
不妊の原因が女性だけにあるとは限りません。最近では不妊で悩むカップルの約半数は、男性側にも、原因があるとされています。
それでは男性不妊とはどのような事が、原因になっているのでしょうか。
原因のひとつには、日常生活が健康的な状態からかけ離れ、男性が本来もっている生殖能力が、衰えてきているのです。
新時代のビジネスマンが活躍する、社会環境を考察してみると、ある程度はやむを得ない部分もありますが、本人が自覚を持って日常生活を反省し、改善する事でかなりの部分は、プラスの方向へと変化してくるでしょう。
■不妊歴7年のM子さん36歳
痩せ型で疲れ易く、脾胃が悪い(胃腸が弱い)、冷え症など最近は生理時の出血が少なく色が悪いので心配。病院で人工授精を5回行なうも妊娠せず来院。
脈診と腹診により腹部瘀血と卵巣機能低下による不妊と診て、消化器系改善法、瘀血処置、卵巣機能改善処置、全身血行改善処置を中心とした治療を4ヶ月行ない自然妊娠、無事出産。
■二人目不妊歴2年のA子さん34歳
2年前に一人目を出産。その後生理が再開せず、病院にて投薬と注射にて治療を行なうが排卵が起きずに、頭痛、めまい、ほてりがひどく体調不良を訴えている。
脉診と腹診から、疲労とストレスにより、気血のアンバランスをまねいた事が原因による 、不妊と判明、早速治療にはいる。内分泌系調整処置法、血流促進処置法、筋緊張緩和処置法を中心とした治療をおこなうと、間も無く排卵がある。疲れ易い、肩こり 、頭痛、などが改善しその後妊娠、安産にて無事男児出産。
■不妊歴3年のM子さん32歳
元々の虚弱体質、病院での検査では異常無いが、痩せ型で疲れ易く、下痢し易く冷え症。
脈診と腹診により、骨盤部内臓機能(消化器と生殖器)の低下と、腹部瘀血の停滞が診られました。
はり治療はこれらの症状を改善すべく、腹部瘀血処置、骨盤部内蔵機能の活性化処置及び、粘膜消炎処置、その他全身血行促進処置、以上を基本としたはり治療を、週1回約 1か月間の通院と、自宅で、出来る生姜温灸を指導。家庭にて随時行うことによりまもなく妊娠。その後、安産にて女児出産。
■不妊歴3年のR子さん33歳
検査では左の卵管閉塞とチョコレート嚢腫。生理痛、腰痛、肩こりなど。
脈診、腹診と腰背部の診察をした結果、 腹部の瘀血がかなり強く診られました。
腹部の瘀血処置、卵巣と子宮機能回復処置、 以上の事を中心としたはり治療を週1回。自宅で は生姜温灸とビワの葉温灸を行っていただきました。12ヶ月後自然妊娠。その後女児出産。
■不妊歴4年のM子さん34歳
病院の検査では特に異常がなく原因不明の機能性不妊。 主訴として首肩のコリ、疲れ易い、等の不定愁訴。
脈診、腹診その他の触診により、腹部に瘀血停滞と慢性的炎症があり卵巣機能が低下している。内分泌系に異常が発生。その他自律神経のアンバランスにより、不定愁訴が起きていると診ました。
治療は、内分泌系調整処置、腹部血流促進処置法、卵巣機能活性化処置、消炎処置、筋緊張緩和処置法を中心とした治療を週1回約 3ヶ月続けたところ、不定愁訴がなくなった頃まもなく自然妊娠、その後無事出産。
このクリニックに関連する監修記事、取材内容、ユーザー様からの質問と回答など、ジネコが企画した様々なコンテンツの一覧です。
記事一覧
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流産経験者の方必見! どうしたら流産を防ぐことができるの?
あなたは流産がどのくらいの頻度なのかご存知ですか?その数は妊娠した女性の約15%と言われています。しかも妊娠12週未満の「早期流産」が流産する人の約80%を占めます。流産を2回以上くり返すことを「不育症」といいます。受精の瞬間に流産の原因が生まれる妊娠において非常に重要な要素は女性の年齢です。年齢とともに卵子の数は減少しはじめ、35歳以降はその減少率は加速します。そのため妊娠率も低下します。また卵子の「質」も低下するため、受精卵の染色体異常の発生率も高くなります。このような質の低下した卵子のまま体外受精を行なっても、染色体異常が発生しやすくなり、流産という結果を招きやすくしてしまうのです。 もちろん問題は女性側ばかりではありません。最近は精子の異常も増えています。男性の年齢が上昇するに従い、精液の量、精子濃度、運動率、正常形態精子が減少していくことがわかっています。つまり、1回の射精で採取できる精子は加齢とともに減っていくのです。男性が一度の射精で採れる精子の数は正常なら億単位ですから、1個だけの卵子とは比べ物にならないほど数が多いので染色体の異常が問題にならなかったのですが、最近はそうとはいえないのが現状です。 また、流産のリスクを減らすために、受精卵の染色体の数を着床前に診断する検査を希望する人におこなっている医療施設があります。しかし、この検査で流産は減るかもしれませんが、妊娠率があがるわけではありません。鍼灸治療で妊娠に必要な身体の質改善を元気な卵子、精子はもちろん、受精卵が着床しすくすく育つ環境も妊娠のためには不可欠です。つまりピンポイントではなく、生殖器全体、そして身体全体の機能を上げる必要があるのです。このような治療に効果的なのが「鍼灸治療」です。 不妊症の方に多いのが骨盤内の血流が悪い「瘀血・おけつ」です。瘀血とは滞った血のことです。瘀血のある方は生理不順、生理痛、冷え症、便秘や下痢などをしやすい症状のある方が多いのです。 これらを改善する鍼灸を平均25〜30回、期間にして3〜6か月続けると、症状が楽になってきて、結果、妊娠もしやすくなります。卵子の質をよくするには、母体を強化することが大切です。 医療技術は日々向上していますから、身体全体が健康に整っていれば、体外受精は成功すると言っても過言ではないのです。そのためにも、病院の不妊治療と鍼灸治療を並行して受けることもいいことです。 体外受精の成功率は年齢と共に低下します。「卵の質が低下しているから、しようがない」とあきらめる前に、鍼灸治療で体質改善(母体の強化)を試みてはいかがでしょうか。もちろん、ご夫婦での身体づくりも成功の近道となるでしょう。 院長 河村 拓躬 先生 好きな言葉に「人間万事塞翁が馬」人生先のことまで分からないので今の事に嘆かず、安心せず、一生懸命に生きましょう。 趣味/特技:車。A級ライセンス取得。一人でのドライブも好き。のんびりと箱根の山まで行き美味しい空気を吸い、考え事をまとめるのが好き。(最近忙しくてなかなか行かれないのが寂しいです。。) NPO法人日本不妊カウンセリング学会 認定 (元)不妊カウンセラー 日本鍼灸師会 東京都鍼灸師会会員 専門領域 講習 婦人科疾患認定鍼灸師 厚生労働省国家資格免許 上級救命講習取得 日本不妊カウンセリング学会会員 (社)日本生殖医学会会員≫ たくみ堂
2018.2.21
コラム 不妊治療
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冷え性を改善して血流をよくすれば不快な症状も改善される
冷え性を改善して血流をよくすれば不快な症状も改善される 鍼灸院を始めて35年になりますが、冷え性は体質改善することが解消法であるのは、以前から大きく変わりはありません。現代医学では冷えに対する治療法がほとんど見当たりませんが、東洋医学の鍼灸治療と日常生活をちょっと見直すことによって、冷え性がかなり改善する方が多く見られます。とくに、妊活中の方が冷え性を改善されたことから妊娠につながっていくケースもあります。 冷え性といっても原因はさまざまあるため、いろいろな角度から検証していく必要があります。まず、冷える部位がおなか、腰、臀部なのか、手足など末端なのか? 次に、おなかが固くなっているのかふにゃふにゃに柔らかいのか? そして、疲れやすい、便秘や下痢をしやすい、肩こりがある、生理痛がある、食欲不振といった症状はないか? 実は冷えが体の不快な症状を引き起こしている場合があるのです。ですから、どのような症状があるかで冷えの原因がわかり、そこからその方の体質もわかり、治療方針が決まっていくのです。 たとえば、胃腸系の働きが弱い方は、脾や胃の働きが悪くて栄養が摂れないから、血虚になっていることが多いのです。こうなると自律神経の働きも変わってきます。このような状態では、子宮や卵巣への血液が滞り、不妊の原因になってしまいます。このようなケースには、鍼灸で脾や胃の働きを活発にしたり、子宮や卵巣に温かい血液が流れるようにします。併せて自律神経の改善も行います。 血液の循環をよくすることで、胃・脾・肝・腎といった腹部臓器が活性化します。このことによって不妊の改善も期待できるのです。 鍼灸治療に併せて行ってほしいのが日常生活の改善です。夏場にエアコンをかけっぱなしにしたり、温度を下げすぎた部屋に長時間いると、体の表面から冷えてきます。また、冷えた室内と暑い屋外を出たり入ったりしていると、自律神経の乱れにもつながります。自律神経が乱れると体温調節がうまくいかない、体がだるい、疲れがとれない、イライラする、よく眠れないなどの症状が出ます。 また、体の冷えは血行を悪くします。夏場の薄着、アイスや冷たいジュース、ビールの摂りすぎは体全体を冷やしてしまいます。 現代生活は体が冷えやすい環境と言えます。日常生活を見直して、食事のバランスを工夫する、体を温めるなど、体を冷やさない、ストレスを解消するなど、自助努力も大切です。 また、当院では自宅で温灸を使って体を温めることを推奨しています。とくに足には婦人科の大切なツボがあるので、妊活の方には積極的に温灸の指導も行っています。 たくみ堂 河村 拓躬先生不妊の原因となっている体質を改善する為に、たくみ堂のはり治療は次ぎのような方法を用いて、施術しております。 使用するはりは、極細を用いて、心地良い刺激、そしてすべて使い捨てはりです。 ・卵巣機能回復処置法 卵巣の機能を活性化して質のよい卵ができるようにする。 ・免疫機能強化処置法 自覚症状のほとんどない、慢性扁桃炎の二次的炎症により、妊娠にとって大切な子宮や、卵巣で生じている障害を改善する。 ・血流促進処置法 腹部の瘀血(おけつ)改善と、骨盤部内、及び全身の血流を改善する。 ・内分泌系調整処置法 各種のホルモンが、バランス良く分泌されるように調整する。 ・自律神経調整処置法 交感神経と、副交感神経の働きを調整する。 以上の処置法を中心としてその他、粘膜消炎処置法、筋緊張緩和処置法(コリをほぐす)等、その人の体質に合わせた処置法を用いて、体質改善をいたします。 <外部サイト>店舗で相談してみる→ たくみ堂 http://www.takumidou.com/ 冷え性を改善して血流をよくすれば不快な症状も改善される 鍼灸院を始めて35年になりますが、冷え性は体質改善することが解消法であるのは、以前から大きく変わりはありません。現代医学では冷えに対する治療法がほとんど見当たりませんが、東洋医学の鍼灸治療と日常生活をちょっと見直すことによって、冷え性がかなり改善する方が多く見られます。とくに、妊活中の方が冷え性を改善されたことから妊娠につながっていくケースもあります。 冷え性といっても原因はさまざまあるため、いろいろな角度から検証していく必要があります。まず、冷える部位がおなか、腰、臀部なのか、手足など末端なのか? 次に、おなかが固くなっているのかふにゃふにゃに柔らかいのか? そして、疲れやすい、便秘や下痢をしやすい、肩こりがある、生理痛がある、食欲不振といった症状はないか? 実は冷えが体の不快な症状を引き起こしている場合があるのです。ですから、どのような症状があるかで冷えの原因がわかり、そこからその方の体質もわかり、治療方針が決まっていくのです。 たとえば、胃腸系の働きが弱い方は、脾や胃の働きが悪くて栄養が摂れないから、血虚になっていることが多いのです。こうなると自律神経の働きも変わってきます。このような状態では、子宮や卵巣への血液が滞り、不妊の原因になってしまいます。このようなケースには、鍼灸で脾や胃の働きを活発にしたり、子宮や卵巣に温かい血液が流れるようにします。併せて自律神経の改善も行います。 血液の循環をよくすることで、胃・脾・肝・腎といった腹部臓器が活性化します。このことによって不妊の改善も期待できるのです。 鍼灸治療に併せて行ってほしいのが日常生活の改善です。夏場にエアコンをかけっぱなしにしたり、温度を下げすぎた部屋に長時間いると、体の表面から冷えてきます。また、冷えた室内と暑い屋外を出たり入ったりしていると、自律神経の乱れにもつながります。自律神経が乱れると体温調節がうまくいかない、体がだるい、疲れがとれない、イライラする、よく眠れないなどの症状が出ます。 また、体の冷えは血行を悪くします。夏場の薄着、アイスや冷たいジュース、ビールの摂りすぎは体全体を冷やしてしまいます。 現代生活は体が冷えやすい環境と言えます。日常生活を見直して、食事のバランスを工夫する、体を温めるなど、体を冷やさない、ストレスを解消するなど、自助努力も大切です。 また、当院では自宅で温灸を使って体を温めることを推奨しています。とくに足には婦人科の大切なツボがあるので、妊活の方には積極的に温灸の指導も行っています。 たくみ堂 河村 拓躬先生不妊の原因となっている体質を改善する為に、たくみ堂のはり治療は次ぎのような方法を用いて、施術しております。 使用するはりは、極細を用いて、心地良い刺激、そしてすべて使い捨てはりです。 ・卵巣機能回復処置法 卵巣の機能を活性化して質のよい卵ができるようにする。 ・免疫機能強化処置法 自覚症状のほとんどない、慢性扁桃炎の二次的炎症により、妊娠にとって大切な子宮や、卵巣で生じている障害を改善する。 ・血流促進処置法 腹部の瘀血(おけつ)改善と、骨盤部内、及び全身の血流を改善する。 ・内分泌系調整処置法 各種のホルモンが、バランス良く分泌されるように調整する。 ・自律神経調整処置法 交感神経と、副交感神経の働きを調整する。 以上の処置法を中心としてその他、粘膜消炎処置法、筋緊張緩和処置法(コリをほぐす)等、その人の体質に合わせた処置法を用いて、体質改善をいたします。 <外部サイト>店舗で相談してみる→ たくみ堂 http://www.takumidou.com/
2016.12.21
コラム 不妊治療
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稽留流産の後はだるさや月経不順が続き体の調子が悪い。次の妊娠に向けて自分でできる対策は?
相談者 berry さん(34歳) 【不妊の原因:不明・高プロラクチン・子宮筋腫】 ○なんだか疲れやすい ○朝、起きることができない ○少し動くだけで汗が出る ○冷え性である ○ため息をよくつく ○月経前になると乳房や下腹部が張る ○ゲップやおならが出やすい ○眠れないことが多い ○血色が悪い ○抜け毛や白髪が多くなってきた ○めまいや立ちくらみがよくある ○目がかすんだり疲れる ○顔にシミやクマが出やすい ○肩こりや頭痛が慢性的にある ○便が黒ずんでいる事がある ○肌が乾燥しやすい ○のどが乾きやすい ○のぼせやほてりがある ○寝汗をよくかく ○寝不足の日が多い ○顔色が青白い 体を総合的に活性化させて体質を改善すれば子宮や卵巣の機能が整い妊娠が継続する 初めての妊娠が残念な結果になってしまったberryさんの辛いお気持ち、お察しいたします。 妊娠が継続するためには、質の良い卵子と元気な精子の出会いの結果、良い受精卵ができることが原則です。そして何よりも理想的な子宮環境をつくることが大切です。良い卵子、良い子宮環境をつくるには、卵巣がしっかり働いていることはもちろんですが、自律神経やほかの内臓がバランス良く連係しながら働くことが重要です。体を総合的に活性化させ、体質を改善することで、おのずと子宮や卵巣の機能も整うのです。 胃腸機能が低下していたり血色が悪いなど、良質な血液が体内をめぐっていないサインに注意 症状を拝見しますと、手足がいつも冷たく、おなかや下半身が冷えるようですが、冷えは不妊の方に多い症状で妊娠の障害となっています。 加えて、そのほかの症状としてゲップやおならが出やすい、便が黒いなど胃腸系の症状が見られます。胃腸機能の低下は食べた物がしっかり消化吸収されて、体の栄養となる仕組みが不十分と思われます。体の栄養になることが不十分ということは、良質な血液もつくられにくいということになります。血色が悪い、肌が乾燥しやすい、のどが乾きやすいというのも、良質な血液が十分に体内をめぐっていないサインでもあります。 温灸でおなかを温め胃腸機能を活発にし足湯法で手足を温め全身の血流を良くすることを心がける 当院では、早く妊娠に近づけるよう、日々の体づくりの方法や食事指導を行っております。 このような症状を踏まえて、ご自分でできる方法としておすすめしたいのが、温灸でおなかを温め胃腸機能を活発にすること、さらに足湯法で手足を温めることです。この方法で全身の血流を良くすることによって、良質な血液が全身をめぐり、結果、内臓も元気になっていくはずです。 また、食事内容も良質な血液をつくるうえで大切です。玄米を主食とし、豆類、ごま、海藻類、野菜、きのこ類をバランス良く摂取しましょう。 これらを総合しますと、鍼治療で体全体と胃腸系を整えるとともに、ご自身でもおなかの温灸や足湯法で手足の血流を回復して体全体を良くし、レベルを上げることが元気な赤ちゃんを授かるための近道になります。一日も早く元気な赤ちゃんが訪れるようにお祈りいたします。 河村 拓躬先生 昭和57年開業以来、婦人科疾患を中心として施術。10年前よりは不妊治療専門鍼灸院として不妊治療の臨床と、研究をおこなっている。NPO法人日本不妊カウンセリング学会 認定不妊カウンセラー。日本鍼灸師会 東京都鍼灸師会会員。専門領域講習、婦人科疾患認定鍼灸師。日本不妊カウンセリング学会会員。(社)日本生殖医学会会員。 相談者 berry さん(34歳) 【不妊の原因:不明・高プロラクチン・子宮筋腫】 ○なんだか疲れやすい ○朝、起きることができない ○少し動くだけで汗が出る ○冷え性である ○ため息をよくつく ○月経前になると乳房や下腹部が張る ○ゲップやおならが出やすい ○眠れないことが多い ○血色が悪い ○抜け毛や白髪が多くなってきた ○めまいや立ちくらみがよくある ○目がかすんだり疲れる ○顔にシミやクマが出やすい ○肩こりや頭痛が慢性的にある ○便が黒ずんでいる事がある ○肌が乾燥しやすい ○のどが乾きやすい ○のぼせやほてりがある ○寝汗をよくかく ○寝不足の日が多い ○顔色が青白い 体を総合的に活性化させて体質を改善すれば子宮や卵巣の機能が整い妊娠が継続する 初めての妊娠が残念な結果になってしまったberryさんの辛いお気持ち、お察しいたします。 妊娠が継続するためには、質の良い卵子と元気な精子の出会いの結果、良い受精卵ができることが原則です。そして何よりも理想的な子宮環境をつくることが大切です。良い卵子、良い子宮環境をつくるには、卵巣がしっかり働いていることはもちろんですが、自律神経やほかの内臓がバランス良く連係しながら働くことが重要です。体を総合的に活性化させ、体質を改善することで、おのずと子宮や卵巣の機能も整うのです。 胃腸機能が低下していたり血色が悪いなど、良質な血液が体内をめぐっていないサインに注意 症状を拝見しますと、手足がいつも冷たく、おなかや下半身が冷えるようですが、冷えは不妊の方に多い症状で妊娠の障害となっています。 加えて、そのほかの症状としてゲップやおならが出やすい、便が黒いなど胃腸系の症状が見られます。胃腸機能の低下は食べた物がしっかり消化吸収されて、体の栄養となる仕組みが不十分と思われます。体の栄養になることが不十分ということは、良質な血液もつくられにくいということになります。血色が悪い、肌が乾燥しやすい、のどが乾きやすいというのも、良質な血液が十分に体内をめぐっていないサインでもあります。 温灸でおなかを温め胃腸機能を活発にし足湯法で手足を温め全身の血流を良くすることを心がける 当院では、早く妊娠に近づけるよう、日々の体づくりの方法や食事指導を行っております。 このような症状を踏まえて、ご自分でできる方法としておすすめしたいのが、温灸でおなかを温め胃腸機能を活発にすること、さらに足湯法で手足を温めることです。この方法で全身の血流を良くすることによって、良質な血液が全身をめぐり、結果、内臓も元気になっていくはずです。 また、食事内容も良質な血液をつくるうえで大切です。玄米を主食とし、豆類、ごま、海藻類、野菜、きのこ類をバランス良く摂取しましょう。 これらを総合しますと、鍼治療で体全体と胃腸系を整えるとともに、ご自身でもおなかの温灸や足湯法で手足の血流を回復して体全体を良くし、レベルを上げることが元気な赤ちゃんを授かるための近道になります。一日も早く元気な赤ちゃんが訪れるようにお祈りいたします。 河村 拓躬先生 昭和57年開業以来、婦人科疾患を中心として施術。10年前よりは不妊治療専門鍼灸院として不妊治療の臨床と、研究をおこなっている。NPO法人日本不妊カウンセリング学会 認定不妊カウンセラー。日本鍼灸師会 東京都鍼灸師会会員。専門領域講習、婦人科疾患認定鍼灸師。日本不妊カウンセリング学会会員。(社)日本生殖医学会会員。
2015.4.3
コラム 妊活
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高年齢ですが、着床しやすくなる方法はありますか?
JINEKO事務局さん(13歳)アンケートにてお寄せ頂いたご相談について、ジネコが先生に聞いてきました。 【ひまわりさん(43歳)】 高年齢で受精卵の問題だとは思いますが、漢方や鍼灸によって着床しやすくなる方法はありますか? 主な症状 ・高プロラクチン血症である ・卵や子宮内膜の条件が良くても着床しにくい ・肌は脂性で吹き出物がでやすい ・寝不足の日が多い ・めまいや立ちくらみをおこしやすい ・足腰のだるさや冷えを感じる ・稽留流産したことがある 河村拓躬 先生 (鍼灸 たくみ堂) 不妊の原因となっている体質を改善する為に、たくみ堂のはり治療は次ぎのような方法を用いて、施術しております。 使用するはりは、極細を用いて、心地良い刺激、そしてすべて使い捨てはりです。 ・卵巣機能回復処置法 卵巣の機能を活性化して質のよい卵ができるようにする。 ・免疫機能強化処置法 自覚症状のほとんどない、慢性扁桃炎の二次的炎症により、妊娠にとって大切な子宮や、卵巣で生じている障害を改善する。 ・血流促進処置法 腹部の瘀血(おけつ)改善と、骨盤部内、及び全身の血流を改善する。 ・内分泌系調整処置法 各種のホルモンが、バランス良く分泌されるように調整する。 ・自律神経調整処置法 交感神経と、副交感神経の働きを調整する。 以上の処置法を中心としてその他、粘膜消炎処置法、筋緊張緩和処置法(コリをほぐす)等、その人の体質に合わせた処置法を用いて、体質改善をいたします。 ≫ 鍼灸 たくみ堂妊娠が継続し、出産へと導くためには子宮、卵巣がしっかりと働いていることが第一条件です。 しかし子宮も卵巣も単独で働くわけではありません。 そのほかの内臓や自律神経などもしっかり働くことで、子宮や卵巣はともに活性化し、妊娠、出産という安定した母体が作られるのです。 鍼灸治療は表面的な症状だけにとらわれることなく、体全体を整えていく治療なので、結果として子宮、卵巣を含む内臓全体の働きを強化できるのです。 ひまわりさんの場合、不眠や寝不足・冷えが高プロラクチン血症などのホルモン分泌の障害の一因になってしまっているように思います。 冷えをとり自律神経を整えれば上手にリラックスできるようになり、不眠や寝不足も改善するでしょう。 そうなれば内臓も活性化し肌荒れやだるさなどの症状も改善していくと思われます。 子宮内膜や卵の条件が良いのに着床しにくいことがあるとのこと。 それも冷えや寝不足・体のだるさなどを解決して根本的に体調を良くすることが、着床を安定させるためには大切なのです。 当院では体質改善、母体の体調管理には週に1回の鍼治療をおすすめしています。 また、家庭でできる簡単な手当や食事のアドバイスも行い、これらを、併用していただくことで鍼の効果を持続させます。 受精卵はご夫婦二人の共同作業ですので、奥様だけでなく旦那様も鍼治療を行うことで、ストレスに左右されやすい精子の改善も期待できますし、受精卵の質が良くなる方もいます。 奥様は月経痛や月経の状態が良くなったり、AMH値が改善さる方もいます。 とくに体外受精をされている方の場合、移植日を含めた3日以内の鍼治療をおすすめしています。 移植前はホルモンや内膜を調整して受精卵の受け入れ態勢の準備をし、移植後には子宮への血流をより活発にすることで着床をうながします。 不妊治療中は、悩みを一人で抱え込んでしまったり、なかなか前に進まない状況にストレスを感じてしまうこともあるかと思います。 病院での治療内容などを含めた相談が、安心してできる鍼灸院を選びましょう。
2013.12.19
専門医Q&A 漢方・鍼灸
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fshが高く、排卵誘発にも全く反応しません
picaさん(30歳)fshが高く、排卵誘発にも全く反応しません。 ピルを飲まないと生理も来ません。 鍼灸ではこのような症状に対応可能なのでしょうか? 河村拓躬 先生 (鍼灸 たくみ堂) 不妊の原因となっている体質を改善する為に、たくみ堂のはり治療は次ぎのような方法を用いて、施術しております。 使用するはりは、極細を用いて、心地良い刺激、そしてすべて使い捨てはりです。 ・卵巣機能回復処置法 卵巣の機能を活性化して質のよい卵ができるようにする。 ・免疫機能強化処置法 自覚症状のほとんどない、慢性扁桃炎の二次的炎症により、妊娠にとって大切な子宮や、卵巣で生じている障害を改善する。 ・血流促進処置法 腹部の瘀血(おけつ)改善と、骨盤部内、及び全身の血流を改善する。 ・内分泌系調整処置法 各種のホルモンが、バランス良く分泌されるように調整する。 ・自律神経調整処置法 交感神経と、副交感神経の働きを調整する。 以上の処置法を中心としてその他、粘膜消炎処置法、筋緊張緩和処置法(コリをほぐす)等、その人の体質に合わせた処置法を用いて、体質改善をいたします。 ≫ 鍼灸 たくみ堂質問にお答えいたします。お身体の詳しい状態が判りませんが、picaさんに似たケースで当院の過去の成功症例を元にお答えいたします。 鍼灸治療で子宮、卵巣の状態を活性化して薬に反応できるようにすることです。 反応して卵ができるようになれば上手くいくでしょう。東洋医学と西洋医学の両方の力で妊娠、出産ですね。しかし体質に個人差がありますので治療期間(半年~1年間)はある程度かかってしまう事が多いです。 あきらめないで可能性を広げてください。
2010.9.16
専門医Q&A 漢方・鍼灸
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どうやって鍼治療受けますか?
tel子さん(35歳)鍼治療というものを受けてみたいと考えているのですが、 どのように先生に話をしたらよいでしょうか? 不妊治療に効果があるんじゃないかな~っと思って、少し試してみたいと思っています。もちろん、自分の不妊に効果がある、ないはわかりませんが、肩こり症で冷え性で、血行が悪いみたいなので、体質が改善されるのであれば、不妊治療にプラスにはなるんじゃないかと。。。 今定期的に肩をもんでもらいに行っている整骨院でも、鍼治療ができるようですのでお願いしたいと思っているのですが、『不妊治療に効くように鍼もお願いします』等と言うものなのかなぁと考えてしまって。 単に、『血流を良くする感じで』と言うのが一番簡単だとは思いますが、せっかくならなるべく不妊治療に効果があるようにして欲しいと思っているので、そのまま話をしてしまおうかとも思っています。 が、もしかして鍼灸専門院でなければ一般的な鍼治療しかしてもらえないのか、そもそも鍼治療に一般とか専用とかそういう差はないものなのか、どうなのかとふと思ってしまいました。 河村拓躬 先生 (鍼灸 たくみ堂) 不妊の原因となっている体質を改善する為に、たくみ堂のはり治療は次ぎのような方法を用いて、施術しております。 使用するはりは、極細を用いて、心地良い刺激、そしてすべて使い捨てはりです。 ・卵巣機能回復処置法 卵巣の機能を活性化して質のよい卵ができるようにする。 ・免疫機能強化処置法 自覚症状のほとんどない、慢性扁桃炎の二次的炎症により、妊娠にとって大切な子宮や、卵巣で生じている障害を改善する。 ・血流促進処置法 腹部の瘀血(おけつ)改善と、骨盤部内、及び全身の血流を改善する。 ・内分泌系調整処置法 各種のホルモンが、バランス良く分泌されるように調整する。 ・自律神経調整処置法 交感神経と、副交感神経の働きを調整する。 以上の処置法を中心としてその他、粘膜消炎処置法、筋緊張緩和処置法(コリをほぐす)等、その人の体質に合わせた処置法を用いて、体質改善をいたします。 ≫ 鍼灸 たくみ堂tel子さんのご質問にお答えいたします。 現在通われている整骨院で鍼治療を受けたい、そしてなるべく不妊治療に効果があるようにしたい。とのご希望ですから率直に「こちらで不妊治療に効果のある鍼治療を施術していただけますか。」と先生に聞いてみる事です。 「ハイ承知いたしました、大丈夫です。」とのお答えをいただければ受けてください。 しかしこれだけでは今回の本当の答えにはならないと思いますので、ご質問の内容をよく分析したお答えをいたします。 tel子さんはご質問の中に慢性的肩こりがあるために整骨院へ通っていらっしゃるのだと思われます。その他の症状として冷え症で、血行が悪い、そして現在不妊状態でもある。つまりtel子さんは不妊体質でありその背景には全身的血行不良があり、結果として冷え症や肩こりが発生しているのだと思います。 鍼灸における不妊治療とは、単に現れている症状に対して鍼をするのでは意味がありませんし、根本的解決になりません。あくまでもその人全体を見つめ、何故その様な症状が現れているのか、その方の体質や生活状態、家庭環境や職場でのストレス等も考慮に入れながら根本的解決を考えて、全体的な治療計画(全体治療)を立てなければ本当の意味の問題解決(健康になり妊娠、出産すること。)にならないと思います。少なくとも私どもの鍼灸院ではそのように考えます。 tel子さんも以上のことを参考にされて、今後のことを考えてください。そして治療院の転院を考えるならば、不妊治療を謳っている鍼灸専門のところを選ぶと良いでしょう。そのほうが早道と思います。
2010.9.16
専門医Q&A 漢方・鍼灸
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鍼治療で出血することありますか?
いずみさん(40歳)体外受精で春頃に凍結卵を戻す予定で、体調を整えるために鍼に1週間に1回ペースで通っています。まだ4回通ったところなのですが、先週も今週も鍼に行った直後から茶色のおりものが出ています。出血と言うほどではなく、おりものがうっすら茶色に色づいている程度です。 時期的には排卵日前ですので、排卵出血がおきやすい時期ですが、排卵出血はいつもは1~2日程度でトイレの時ティッシュに茶色いおりものが少々つく程度です。今回は先週鍼に行ったときからずっと茶色いおりものが出続けていて、下着を汚さないようにおりものシートを使っています。 鍼の影響でしょうか?鍼の先生に聞けたらよかったのですが、若い男の先生で、しかも他の患者さんに話しが丸聞こえなので、聞くことができず帰ってきてしまいました。 河村拓躬 先生 (鍼灸 たくみ堂) 不妊の原因となっている体質を改善する為に、たくみ堂のはり治療は次ぎのような方法を用いて、施術しております。 使用するはりは、極細を用いて、心地良い刺激、そしてすべて使い捨てはりです。 ・卵巣機能回復処置法 卵巣の機能を活性化して質のよい卵ができるようにする。 ・免疫機能強化処置法 自覚症状のほとんどない、慢性扁桃炎の二次的炎症により、妊娠にとって大切な子宮や、卵巣で生じている障害を改善する。 ・血流促進処置法 腹部の瘀血(おけつ)改善と、骨盤部内、及び全身の血流を改善する。 ・内分泌系調整処置法 各種のホルモンが、バランス良く分泌されるように調整する。 ・自律神経調整処置法 交感神経と、副交感神経の働きを調整する。 以上の処置法を中心としてその他、粘膜消炎処置法、筋緊張緩和処置法(コリをほぐす)等、その人の体質に合わせた処置法を用いて、体質改善をいたします。 ≫ 鍼灸 たくみ堂ご質問についてお答えいたします。いずみさんのお身体を診ていませんので的確なお答えはできないかも知れませんが考えられることを幾つか述べて見ましょう。 出血と言うことで考えれば、 1. 体外受精の準備中との事ですが、薬等を使用していればその影響は無いか。 2. 最近検査等を受けていて、その際の影響が出ていないか。 3. 子宮の病気(感染症を含む)が無いか。ポリープ等があれば夫婦生活の刺激でも出血したりします。 以上の問題がすべて該当しない事を条件として今回のご質問を更に考えて見ましょう。今までも「排卵期には1~2日茶色いおりものがある。」との事ですが、この様なことが起き易い体質の方は瘀血タイプの方、冷え症タイプの方です。 鍼治療の後に茶色いおりものが続いているそうですが、先週と今週のとは少し内容が違うかもしれません。通常は鍼治療をいたしますと、お身体の自然治癒能力が高まりますので、瘀血(おけつ)タイプの方は身体から瘀血を出そうとする「ちから」が作用します。 「先週の治療後から」とありますが、この時はたぶん生理後と判断されます。生理の残りがほんの僅かですが、排出される事もあります。「今週の治療後から」とあるのは排卵時の出血が早くなったのではないでしょうか。体質が変わっていく時の改善反応として一時的に生理周期が乱れる事も少なくありません。 本来鍼治療はこのような体質を改善するものなので続けたほうが良いと思います。今後、瘀血(おけつ)が取れ、冷え体質が改善され、ホルモンのバランスが整えば排卵時の出血も無くなるはずです。様子をみて今後も続くようでしたらクリニックの先生にご相談されては如何でしょうか。
2010.9.16
専門医Q&A 漢方・鍼灸