元町宮地クリニック ジネコ取材済
元町宮地クリニック
神奈川県横浜市中区元町2-86 POPPYビル2F
クリニックは,来院された方々の緊張がほぐれるよう,癒しの空間をつくりました。これからは,今までの経験を活かし,皆様の健康増進・病気に打ち勝つための「舵取り」を行なっていきたいと考えております。
10時前可土曜も診療働きながら通いやすい駅近男性不妊
診療科
不妊治療
基本診療時間
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
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9:00~12:00 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
14:00~18:00 | - | ○ | ○ | - | ○ | |||
14:00~17:00 | ● |
休診日
月曜午後、木曜午後、日曜、祝日
住所・連絡先
神奈川県横浜市中区元町2-86 POPPYビル2F
TEL: 045-263-9115
FAX: 045-263-9117
男性不妊症
挙児希望で通常の夫婦生活(性生活)を1年行ってもお子さんができない場合、不妊症と診断され、男性は男性不妊症、女性は女性不妊症となります。不妊カップルは約15%存在し、不妊原因は男女半々といわれています。
東京歯科大学市川総合病院泌尿器科・リプロダクションセンター科に勤務中、11年間にわたり精子研究の指導を受けました。ほぼ毎日、研究室に通い、精子精製処置と精子運動の研究を続け、慶應義塾大学より医学博士号を取得しました。開業した現在も、精液検査・精子の処理など全ての工程を私自身が行っております。
男性更年期障害
40歳を超えた男性に多い病態で、正式には加齢男性性機能低下症候群(LOH症候群)といい、
性欲と勃起能の質と頻度、とりわけ夜間睡眠時勃起の減退
知的行動、認知力、見当識の低下及び疲労感、抑うつ、短気などに伴う気分変調
睡眠障害
筋肉量と筋力低下による除脂肪体重の減少
内臓脂肪の増加
体毛と皮膚の変化
骨減少症と骨粗しょう症に伴う骨塩量低下を骨折リスク増加
といった症状が挙げられます。
男性ホルモンが減少することにより発症すると言われているが、うつ病との鑑別、メタボリックシンドローム、前立腺癌の合併も気を付けて男性ホルモン(アンドロゲン)の補充療法を施します。
主に男性ホルモン注射を2-3週毎に行います。軟膏もありますが、注射の方が効果が高い印象です。
内科
・かぜや発熱
様々なウィルスで,かぜの症状が起きます。下痢を伴うものや,声がかれてしまうものなど症状はまちまちです。
基本的には対症療法です。インフルエンザ検査が必要な場合があります。
・糖尿病・高脂血症などのメタボリック症候群
糖尿病・高脂血症の場合は血液検査の結果をみながら食事療法・内服治療での管理をします。超音波検査で動脈硬化の具合や,脂肪肝などを診ます。
・高血圧
脳血管障害や心疾患を引き起こしたり,悪化させてしまいます。適正な血圧のコントロールが必要です。心疾患が根底にあると疑われる場合は,専門の医師が常駐する病院を紹介します。
・胃炎・胃潰瘍、十二指腸潰瘍、便秘、下痢
腹痛や吐き気,おくびやげっぷが多いなどの症状がある場合には,触診,レントゲン検査や便検査を行ないます。便潜血を認める場合は,専門医を御紹介し胃と大腸の検査をお勧めしています。
・花粉症、各種アレルギー
アレルギー性鼻炎には内服薬を処方します。喘息は専門医をご紹介しております。
宮地 系典 院長プロフィール
はじめまして。
院長の宮地と申します。
医局の人事で山下公園近くの「警友総合病院」に赴任し,みなとみらいの「けいゆう病院」に至る約5年間,ここ横浜で勤務しました。
その後,東京歯科大学市川総合病院在職中に医学博士を取得後,医長・講師を拝命しました。
勤務医20年間では,悪性/良性疾患の内視鏡手術や開腹手術,腹腔鏡手術,男性不妊手術(精巣内精子採取や精管吻合術など),精子凍結保存,慢性腎不全のシャント手術,透析の導入・管理を手がけてまいりました。
開港150年を迎えた横浜は,日本の近代文化発展に貢献したエネルギー溢れる都市であります。以前より私にとって憧憬の地であり,横浜元町にクリニックを設け,再び横浜で診療ができることを大変うれしく思っております。
クリニックは,来院された方々の緊張がほぐれるよう,癒しの空間をつくりました。
これからは,今までの経験を活かし,皆様の健康増進・病気に打ち勝つための「舵取り」を行なっていきたいと考えております。些細なことでも結構ですので気軽に御来院・御相談いただきたいと存じます。
宮地 系典 院長略歴
日本泌尿器科学会専門医・指導医
日本生殖医学会指導医
医学博士
【所属学会】
日本外科学会(評議員),日本透析医学会,日本受精着床学会,
日本アンドロロジー学会,日本E&E学会,腎移植血管外科研究会 他
造精機能
1日に何千万〜何億個も作成されるヒト精子細胞は全てが完全ではなく、頭部のDNAに損傷を負っている場合が多々あります。精子数や運動率が正常範囲でもDNAに損傷を負っている(特にDNA断片化)場合があり、精子数や運動率だけでは精子の質を判断することは不可能です。また、精子細胞は普通の細胞のようにDNAを自己で修復する機能を持っていないのです。パートナーに異常がなく、精子数・運動率が正常値であってもなかなか妊娠しないカップルがいらっしゃるのはこのためです。
卵子の能力
精子は卵子と受精後に、お互いのDNAが結合し卵子の能力で修復されます。受精卵のDNA修復は卵子の能力が担っており、DNA修復が完結すれば、受精卵の分割がきちんと進み、妊娠〜出産に至りますが、DNA修復が不完全であれば受精卵の分割が途中で止まり、流産してしまうと考えられます。従って卵子の能力はとても大切で、その能力は、人によってまちまちではあるものの、ほぼ年齢に関わっていると言われています。41-2歳ではかなり落ち、45歳を過ぎると妊娠の可能性はほぼなくなるようです。女性の中には40歳台後半で妊娠・出産をされる方がいらっしゃいますが、非常に稀です。母体は若い方が妊娠の可能性は高いと思われます。
精子選別の意義
精子数が少なく運動率も悪い場合は特にそうですが、精子数や運動率が正常でも自然妊娠や人工受精でなかなか妊娠が成立せず、女性不妊クリニックにおいて顕微授精を行うことになる方が多いです。顕微鏡で精子をpick upして卵子に挿入する手技です。
では、そのpick up される精子はどのように選ばれるべきでしょうか?
精子内DNAの損傷が少なく、良好な精子が選ばれるべきですね。
顕微鏡で見ただけでは良好な精子を選別することは不可能であり、卵子の能力を上げる治療は確立していないのが現状です。つまりpick upする精子が良好(DNA損傷が少ない)であれば妊娠・出産の可能性が上がると考えられ、そのためには高度な精子精製が必要と考えられます。
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