ミオ・ファティリティ・クリニック ジネコ取材済
鳥取県米子市車尾南2-1-1
婦人科 / 不妊治療 / 産科
ミオ・ファティリティ・クリニック
鳥取県米子市車尾南2-1-1
Fertility…何もない大地に草木が芽生え、やがて青々とした葉を繁らせる。そんな自然エネルギーに通じる生命誕生の力。それは、この世の命あるものすべてに与えられた躍動する力、素晴らしい想像力。私たちは、この偉大な力『ファティリティ』をテーマに不妊治療から妊娠、出産まで、そして女性の心とからだのことまで総合的な医療を目指し取り組んでいます。
10時前可19時以降可土曜も診療女性医師が診察働きながら通いやすい駐車場完備フリーマガジン配布女性のみ受診英語対応手術対応すべて見る
診療科
婦人科
不妊治療
産科
基本診療時間
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
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9:00~12:00 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
14:00~17:30 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
18:00-21:00 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
火曜午後は手術日
休診日
木曜午後・土曜午後・日・祝日
住所・連絡先
鳥取県米子市車尾南2-1-1
TEL: 0859-35-5212
不妊外来
現代の不妊治療は、目覚ましい発展を遂げています。
ミオ・ファティリティ・クリニックでも最先端の医療を提供できるよう日々努力しています。その中で心がけ大切にしたいと思っていることは、あたたかな心と人の手の温もりです。不妊についての悩みの多くは、女性の自然な身体のリズムや排卵のタイミングを知ることで解決できます。
しかし検査の結果何らかの原因が見つかった場合には、それに適した治療が必要となります。不妊症の原因はご夫婦によってさまざまです。
その原因にあった必要最小限の治療を行うことを私たちのモットーとしています。
MFCでは独自の充実したART(Assisted Reproductive Technology)すなわち生殖補助医療技術を用い最先端の医療機器、最高水準の医療設備と共に私たちが持っている
知識と経験で高いクオリティの医療を提供いたします。(人工授精、体外受精、顕微授精)
産科・婦人科
皆様の信頼のもと、経験と実績をかさねた専任スタッフが感動の瞬間をお手伝いします。
女性が本来持っている「産む力」を最大限に引き出し、ご自身がご自身の力で自然に出産していただく自然の力に委ねたお産を心がけています。
『お産=いきむ』のではなく、お母さんにも赤ちゃんにも、一番自然な呼吸で出会って欲しい。それが、二つの生命にとっても大切なことではないのでしょうか。
ご自身の頑張りとご家族や私たちスタッフのサポートで、そんな素晴らしい感動を味わえる出産をしていただきたいと願っています。人は皆一人ひとり顔が違うように出産もそれぞれに違いがあります。お一人おひとりのお母さん、赤ちゃんにとって優しく満足感の味わえる出産を、そして育児をと考え、より良い妊娠・出産に取り組んでいます。
女性外来
身体とこころの専門性に基づいた医療。
従来の診療に加え、心身体の関係も重視し、セルフケアについても取り組みます。
漢方やアロマセラピー、食養生、ボディーワーク(動作法、フェルデンクライス、自律訓練法など)も
必要に応じて取り入れていきます。
見尾保幸 院長プロフィール
女性であれば、最低限度の条件が整ってさえいれば、必ず赤ちゃんの夢は叶うのです!このことだけは僕は自分の生命をかけてでも断言できます!長年の経験を経て、このような思いに至った時、僕には、お子さんを授かりにくい、つまり、一般的に用いられる「不妊」が「病気」とも、「異常」とも、「普通じゃない」とも思えないのです。むしろ、それはご夫婦の「個性」だと思えるのです。単に、それぞれのヒトの「得手」、「不得手」の問題だと。「不得手」は努力して克服するのみです。夢に向かって努力することで、夢は叶うのです。
見尾保幸 院長略歴
氏名:見尾 保幸
生年月日:昭和24年6月13日生
本籍:岡山県
資格:医学博士、日本産科婦人科学会専門医、母体保護法指定医師、日本生殖医学会認定、生殖医療専門医
<学歴、職歴>
昭和49年3月:鳥取大学医学部卒業
昭和49年4月:鳥取大学医学部産科婦人科学教室入局
昭和55年 4月:鳥取大学医学部助手に採用
昭和57年 1月:鳥取大学医学部講師に昇任
昭和63年 4月:オーストラリア・アデレード大学クイーン・エリザベス病院に留学
平成 5年 9月:鳥取大学医学部を退職
平成 5年11月:ミオ・ファティリティ・クリニックを開設
平成16年 4月:鳥取大学医学部臨床教授に採用
平成23年 5月:JISART(日本生殖補助医療標準化機関)理事長に就任
平成25年 4月:厚生労働省「不妊に悩む方への特定治療支援事業等のあり方検討会」内部委員に就任
酒本あい 医師プロフィール
酒本あい 医師略歴
研究分野 子宮内膜症
資格:医学博士
日本産婦人科学会専門医・指導医
日本産婦人科学会女性ヘルスケアアドバイザー
日本生殖医学会生殖専門医
臨床遺伝専門医
生殖医療に関する遺伝カウンセリング受入れ可能な臨床遺伝専門医
高度生殖医療
ミオ・ファティリティクリニックでは、独自の充実したARTすなわち高度生殖医療技術を不妊治療に用い、最先端の医療機器、最高水準の医療設備とともに私たちが持っている医療知識と経験で高いクオリティの医療を提供いたします。
人工授精(AIH)
体外受精(ART)
顕微授精(ICSI)
無精子症治療
・睾丸内精子を用いた顕微授精(TESE-ICSI)
・精巣上体内精子を用いた顕微授精(MESA・PESA-ICSI)
・精子細胞を用いた顕微授精(ROSNI)
世界的に認められ、医学的な評価を得たテクノロジー
Time-Lapse cinematography(TLC)は、2002年に当院が連続撮影装置として考案し、独自で開発、現在Time-Lapse cinematography(TLC)として研究を重ねています。受精卵の発育変化を観察した結果、多胎妊娠の発生機序を根底から覆す新事実の発見など成果を上げているミオ・ファティリティ・クリニックのテクノロジーのひとつです。
世界的にも希な生殖医療施設
ミオ・ファティリティ・クリニックでは、2010年新しいヒト初期胚の研究にむけた研究棟を設立しました。従来、私たちが独自に取り組んできたヒト初期胚が発育する様子を動画で観察するシステム(タイムラプスシネマトグラフィー)は、これまで誰も目にすることがなかったヒトの生命の誕生にまつわる神秘的現象を次々と明らかにし、常識を打ち破る画期的発見の連続で、一連の研究成果は世界的に高い評価をいただき、幾つかの栄誉もいただいてきました。しかし、いかなる研究も、一定の成果を得ると限界が生じ、学術的興味は、また新たなステージへと上っていきます。この研究においても、顕微鏡上で観察するのみでは得られる情報に限りがあり、ヒト胚の発生にまつわる様々な、しかも、巧妙極まりないそのからくりの解明には、新たな研究手法が必要と感じるようになりました。
ラボックス内には、ヒト胚の研究では世界初となる新たな強力な装置を準備しました。従来の「タイムラプスシネマトグラフィ―」に「共焦点レーザー顕微鏡」を一体として組み込み、ヒト胚の発育過程の詳細がカラーにて、しかも3D映像にて観察・解析(Live cell imaging)できるのです。我々のこの研究は、行った全てが世界初の成果になるという画期的な取り組みになり、世界中の関心を改めて一挙に集めることになると確信しています。今、日本は未曽有の困難に直面していますが、我々の研究活動が日本の評価を高める契機となれるよう努力していきたいと考えています。
食事の基本を大切に独自の献立を提供します
ミオ・ファティリティクリニックの院内食は「みおごはん」と呼ばれ、「一汁三菜」を基本敏孝昔ながらの日本食をベースに、食べる人の身体を真剣に考えてつくられています。「みおごはん」は、入院患者さんから「おいしい」と評判で、そのレシピは『さんいんキラリ』でも紹介、読者からも大変好評を得ています。
このクリニックに関連する監修記事、取材内容、ユーザー様からの質問と回答など、ジネコが企画した様々なコンテンツの一覧です。
記事一覧
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卵子も育たず高温期も短い
オレンジさん(36歳)1人目の治療をしていた31~33歳の頃は毎周期、卵子が成長して14日目頃に排卵、高温期も14日前後ありました。 2人目治療中の現在(36歳)、卵が育たず高温期も4,5日と短いため、ホルモン検査をした所、月経2日目でFSH11.9mIU、E2 29.9pg、LH2.2mIU、AMH3.0以下でした。卵巣機能が非常に低下していると言われ、DHEAのサプリ(75mg/日)を服用開始し5ヵ月が経ちましたが卵子の成長具合も基礎体温の変化もありません。このままサプリを飲み続けて効果は出るでしょうか?他に卵巣機能をあげる方法は何かあるでしょうか? (1人目の治療の時、最初の5回の顕微授精の時はパーゴグリーンを注射していましたが、妊娠できなかったので、できればあまり薬剤を使いたくないのですが・・・。) 見尾保幸 先生 (ミオ・ファティリティ・クリニック) ≫ ミオ・ファティリティ・クリニックご自身の現状についての受け止め方につき、お話しいたします。 FSH基礎値、AMH値、卵胞発育の様子などを判断しますと、ご自身の卵巣内の卵子が極めて少なくなって来ていると思います。 女性は、赤ちゃんとして生まれた時点で、一般的には、およそ100万〜300万程度の卵子が卵巣内に存在します。その卵子は、時間の経過とともに急激に消費、変性しながらその数を減じていきます。卵子が卵巣内になくなれば閉経を迎えますが、その時期は、50歳前後です。 しかし、それはあくまでも一般論です。個人的には、持って生まれる卵子の数は大きく異なり、多い方、少ない方、まちまちで一様では決してありません。卵子の数の少ない方は、その数に応じて、早い方では20歳前後で閉経する方もおられます。 あくまでも個人差!全て個性です。嫌だと言っても、ご自身の卵子の数は変えられないのです。ご自身の卵巣内の卵子は、血液検査、臨床的所見から、その大半がなくなっており、もし仮に、何としてももう一人お子さんを得たいとお考えであれば、わずかに残っているであろう卵子を有効に利用して、妊娠の確率を上げるための最善の取り組みが求められると思います。 毎周期卵胞発育が得られなければ、「残り火がどこかでポット燃え出す」ように、どこかの月経周期に育つはずですので、そのときの卵胞を大事に考えて、また、その卵胞が立ち枯れ状態で発育停止しないように、卵巣刺激を積極的に行いながら、卵胞発育を促し、卵胞が得られた際を見計らって質の高い体外受精を行い、ワンチャンスで妊娠を期待することになります。 つまり、卵巣の状態に応じて、臨機応変に対応し、効率が悪い点は、甘んじて受け止めることです。 これらの一連の変化は、時間経過による変化です。つまり、加齢現象です。今を大切に、後悔のない対応をご夫婦でご相談になり、決定していただきたいと思います。頑張って最善を尽くして頑張っていただければ、十分可能性は残っています。 卵子に出会えるまで待つ根気強さが必要でしょう! ご参考になさって下さい!
2010.9.14
専門医Q&A 女性の健康
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流産は黄体機能不全が原因?
mimingさん(34歳)結婚して9年になります。結婚3年目と5年目に自然妊娠で初期流産しました。それからは一度も妊娠していません。 去年の年末から一通りの不妊の検査をし始めて、黄体機能不全だといわれました。 今は注射をしながらタイミング法で頑張っています。34歳という歳のことも考えて、人工授精にステップアップしようかと考えていますが、先生はどうお思いになられますか? ちなみに夫はもともと淡白なほうで、私はいつももっと回数があればいいのにと思っていましたが、不妊治療を始めてから、セックスが義務になってしまっていて、私も心からしたい気持ちになれません。 でもぼやぼやしていたら、どんどん妊娠する確率が下がると思うので焦ってしまいます。 あと、過去二回の流産は黄体機能不全が原因なのでしょうか? 見尾保幸 先生 (ミオ・ファティリティ・クリニック) ≫ ミオ・ファティリティ・クリニック自然妊娠、流産が2回も成立しており、小生の第一印象としては、ご夫婦にクラミジア感染があるのではないかと思います。 IgG抗体検査が必要です。もし仮に、感染がないのであれば、2回の流産は赤ちゃんの生命力、つまり、短い寿命の命であり、天寿を全うして先に逝ってしまったと考えるべきでしょう。これは、胎盤絨毛の検査を行えば高い確率で見つかったはずです。 従って、生命力豊かな健康な赤ちゃんが宿ってくれれば、必ずその赤ちゃんは立派に育ってくれるはずです。 「黄体機能不全」が流産の原因になるとは到底考えられません。しかし、教科書、マニュアルにはその様な記載がありますので、その様な説明も致し方ないと思いますが。精液検査の結果は今一解釈しづらい点もありますが、自然妊娠が成立している状況でステップアップという発想で人工授精を行うことには小生は賛成しかねます。 人工授精も精子調整液中に細菌が含まれる可能性が十分に考えられ、子宮内感染のリスクも当然考慮すべきです。明らかに精子数が足りないことが原因で、リスクよりもメリットが大きいと判断される場合に限定すべきです。 その場合も、女性の骨盤内精査のために腹腔鏡検査を行い、クラミジア感染や子宮内膜症などによる骨盤内癒着のない状況を確認した上での実施にすべきです。ステップアップの発想ではなく、ご夫婦がお子さんの夢をどのようにお考えになるかで方針が決まっていくべきと思います。 治療手段を問わず、妊娠できることを最優先でお考えなら、何よりも確率の高い、効率的な対応として、体外受精を選択されることも立派な考えですし、そうでないなら、妊娠を妨げる原因がどこにいくつあるのかを、腹腔鏡検査を含めてきちんとした検査を行い、原因に応じた対応が必要です。 心理的に夫婦生活が負担であるなら、なおさら、精神的負担を軽減するためにも、効率的、かつ安全性の高い体外受精を、しかるべき、安心と信頼のおける、質の高い治療の行える施設で進めて行かれるべきではないでしょうか! きちんとした対応を行えば、これまでも妊娠できているわけですし、妊娠できないはずがありません。 肝心なことは、赤ちゃんの夢の実現のために、「ワクワクドキドキ」しながら、アドレナリンを一杯分泌し、前向きに治療を楽しむことでしょう!なぜって、夢を叶える取り組みですから、楽しいはずです! ご参考になさって下さい。
2010.9.14
専門医Q&A 女性の健康