八仙堂漢方薬局 古淵店 ジネコ取材済
八仙堂漢方薬局 古淵店
神奈川県相模原市古淵2-18-3
不妊症の定義
避妊をしない普通の性生活を営んでいる夫婦であれば、一般に結婚後1年以内で70%〜80%、2年以内で80%〜90%が妊娠すると報告されています。
女性の結婚年齢も高くなってきていますので1年以上徴候がないときは早めに不妊対策を考えた方がよいでしょう。
一般的な不妊原因としては、男性では精子の運動率や量が問題となる造精障害・機能不全、女性では排卵障害・着床障害・黄体機能不全・卵管障害・子宮障害(子宮内膜症・子宮筋腫)・免疫性不妊など様々な原因が考えられます。
診療科
基本診療時間
休診日
毎週水曜・日曜
住所・連絡先
神奈川県相模原市古淵2-18-3
TEL: 042-769-0305
FAX: 042-769-0307
竹花洋史 店長プロフィール
竹花洋史 店長略歴
漢方の原点でもある中医学の考えに基づいて、一人一人の症状と体質を詳しくお伺いして、最も適した改善方法をご紹介しております。相談料は一切必要ありませんので、お気軽にご相談ください。
全国の皆様からの無料メール相談もお受けしていますので、お気軽にご利用ください。
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記事一覧
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冷え性に良い漢方を教えてください。
crisさん(43歳)5年近く不妊治療を続けています。 3年ほど前からIVFに切り替えました。 結婚前から生理痛がひどい時もあり、 当帰芍薬散を服用していました。 結婚後、生理が不定期になり、不妊治療を開始しました。 3年ほど前には、基礎体温も平行なままで、 温経湯に切り替えたところ、高温期が数日現れ、 生理がきました。 (現在はホルモン治療をしているので、何もしないときの状態がわかりませんが、 たぶん、何もホルモン剤を服用しなければ、 生理もこないと思います。) 以来、温経湯を服用しています。 当時は冷え性がひどく、 下肢がどす黒くなっていました。 現在はずいぶん改善されましたが、 いまだに冷え性は続いています。 特に2月にホルモン療法を行ったときは、 むくみがひどく、今は水分摂取を控え、 六君子湯も併用したところ、 むくみがずいぶん改善しました。 暖かくなってきたからか、冷え性やむくみもずいぶん改善されましたので、このまま六君子湯を服用し続けるべきか、 他に何か良いお薬があればお教えいただけませんか? 体力は中等度、乾燥肌、少しストレスがかかると、 首がこった感じになります。 竹花洋史 先生 (八仙堂漢方薬局 古淵店) 婦人病・慢性病・生活習慣病などの改善を、漢方煎じ薬を中心として皆様の健康改善を応援している漢方専門店です。 漢方の原点でもある中医学の考えに基づいて、一人一人の症状と体質を詳しくお伺いして、最も適した改善方法をご紹介しております。相談料は一切必要ありませんので、お気軽にご相談ください。 全国の皆様からの無料メール相談もお受けしていますので、お気軽にご利用ください。 ≫ 八仙堂漢方薬局 古淵店ご質問を拝見させていただきました。 ホルモン剤で生理周期を作り、卵胞を成長させながらのIVF治療ということですね。ホルモン剤での卵胞発育を促進するにしても成熟度が向上しなければ受精までも難しいですので、漢方で成熟度を上げる応援ができればと考えて返信しました。 CRIS様は冷えが強そうですので温経湯のような祛寒剤は必要でしょうね。胃腸の弱さについても補気剤として六君子湯は水分代謝を調節する上でも良いと思います。あとは血液循環を改善する活血剤も加味されると良いと思います。 以上の状況を診て、ベース処方には十全大補湯を選び、そこへ祛寒として乾姜・巴戟天、活血として延胡索・桃仁・益母草、卵胞の発育向上を考えて補腎としての兎絲子・肉蓯蓉・山茱萸などを加味した内容の漢方薬をお勧めしたいと思います。
2012.6.6
専門医Q&A 漢方・鍼灸
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漢方薬を変えるべき?
ばーむくーへんさん(30歳)生理が止まってしまい、婦人科でコタロー当帰四逆加呉茱萸生姜湯を処方され服用しています(8ヶ月経過) 生理はくるようになりましたが、40~45日周期で高温期は10日未満です。 医師からは、自然妊娠が一番妊娠しやすいからと、タイミングと薬の服用を続けるように言われています。 来月には卵管造影検査を行う予定です。 主人の精液検査も行いましたが可もなく不可もなく、ということでした。 私としては、生理がくるようになったのは改善したことと思っていますが、高温期が短いのがとても気になっています。もちろん周期が長いことも。 このまま同じ漢方を続けるべきなのか迷っています。 お忙しいところ申し訳ありませんがアドバイスをお願いします。 竹花洋史 先生 (八仙堂漢方薬局 古淵店) 婦人病・慢性病・生活習慣病などの改善を、漢方煎じ薬を中心として皆様の健康改善を応援している漢方専門店です。 漢方の原点でもある中医学の考えに基づいて、一人一人の症状と体質を詳しくお伺いして、最も適した改善方法をご紹介しております。相談料は一切必要ありませんので、お気軽にご相談ください。 全国の皆様からの無料メール相談もお受けしていますので、お気軽にご利用ください。 ≫ 八仙堂漢方薬局 古淵店生理が一時止っていたのが当帰四逆加呉茱萸生美湯で再開されたことは良かったですね。 このような状況になると人工授精や体外受精をすぐに考える方が多いですが、 8か月服用して生理周期が40~45日で高温期が10日未満ということは、低温期が30日以上ということになります。 これでは卵子が成熟する時間としては長過ぎます。 ばーむくーへん様は高温期が短いことを気にされていますが、 卵胞から卵子が排卵した後に残ったものが黄体となって黄体ホルモンを分泌することで体温が上がることから、 高温期は低温期の結果とも考えられます。 高温期が短いということは低温期での卵胞の成熟度が低く、 そのため高温期での黄体ホルモンの分泌が少ないということになります。 ですから問題となるのは低温期です。 また、生理が始まって卵胞刺激ホルモン(FSH)が分泌されることで卵子は大きくなり、 卵胞が大きくなるには多くの酸素・栄養が必要です。これらを運ぶのが血液です。 運び屋となる血液の量が少なかったり、血液循環が悪かったりすると十分な酸素・栄養の供給を受けることができずに、 子宮内膜も厚くならずに未熟な状態で排卵してしまったり、相談者のように排卵するまでの時間が長引いてしまいます。 このような場合の対応ですが、 袪寒剤として有名な当帰四逆加呉茱萸生美湯の中の呉茱萸で子宮周辺が温められたことで生理が再開したようですが、 今後は薬を使わずに少なくても20日以内で排卵できるように、気血水のバランスを考えながら血液を増やしたり、 循環を良くする生薬が配合された処方を試されてみては如何でしょうか。
2011.12.19
専門医Q&A 漢方・鍼灸
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生理が来ませんが・・
とぎさんさん(41歳)初潮よりずーっと生理不順でしたが、周期的には短いタイプで、2ヶ月以上も生理が来ないということはありませんでした。しかし、37歳で結婚してから、生理周期が長くなり、2.3ヶ月来ないことも。すぐに病院へ行き、クロミッド、注射など色々試して、たまたまお休みした月に自然に卵胞が育ち、その月に妊娠し、無事出産しました。産後10ヶ月で生理が再開したのですが、その後来る気配がないので、再び通院。ホルモン検査では異常ないので、クロミッドを服用することになりましたが、なかなか効かないので、どんどん服用する数が増えました。その結果、なんとか排卵はしても、内膜が薄くなり、生理も2日間で終了。注射に切り替える方法もあるのですが、今回は医者からも薦められないし、子供が小さいので毎日の通院は・・と思い、今月から病院へは行ってません。そこで、漢方で・・と思い、漢方薬局で処方してもらったものを飲み始めました。 まだ、飲み始めたばかりで、効果は分かりませんが、 このまま飲み続けていれば、生理は来るでしょうか? とりあえず、2,3ヶ月は試してみようと思うのですが、 生理が来ないままで、通院しなくても大丈夫でしょうか?薬が合っていれば、漢方でも、生理は来ますか? 竹花洋史 先生 (八仙堂漢方薬局 古淵店) 婦人病・慢性病・生活習慣病などの改善を、漢方煎じ薬を中心として皆様の健康改善を応援している漢方専門店です。 漢方の原点でもある中医学の考えに基づいて、一人一人の症状と体質を詳しくお伺いして、最も適した改善方法をご紹介しております。相談料は一切必要ありませんので、お気軽にご相談ください。 全国の皆様からの無料メール相談もお受けしていますので、お気軽にご利用ください。 ≫ 八仙堂漢方薬局 古淵店以前から血液が不足している血虚状態だったようですが、出産されてから血液の消費量が育児などで増えているために、生理を起こさせるだけの余剰な血液がないために生理が再開してこない『肝血不足』だと思われます。 肝血不足を改善するためには、補気剤と補血剤を中心とした処方を服用しながら、食事からのミネラル補給をする方法を考えます。 上記の方法を継続しながら、十分な血液量が確保できれば自然に生理は再開するはずです。
2010.9.29
専門医Q&A 漢方・鍼灸
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妊娠後何時まで漢方飲む必要が有りますか?
ビオさん(35歳)先日、陽性判定を頂きました。 治療のために漢方薬を飲んでいたのですが、妊娠後も続けたほうがいいのでしょうか? かなり高額なため迷ってしまいます 竹花洋史 先生 (八仙堂漢方薬局 古淵店) 婦人病・慢性病・生活習慣病などの改善を、漢方煎じ薬を中心として皆様の健康改善を応援している漢方専門店です。 漢方の原点でもある中医学の考えに基づいて、一人一人の症状と体質を詳しくお伺いして、最も適した改善方法をご紹介しております。相談料は一切必要ありませんので、お気軽にご相談ください。 全国の皆様からの無料メール相談もお受けしていますので、お気軽にご利用ください。 ≫ 八仙堂漢方薬局 古淵店妊娠おめでとうございます。 懐妊後の漢方薬の服用についてですが、一般的に妊娠16週を過ぎると胎児が自ら栄養を吸い始めるのですが、それまでの間はお母さんが血液を通して補給してあげなくてはいけません。 しかし母体を維持するのに必要な血液量が確保できないと、母体を守るために胎児への供給をカットしてしまいます。 そのために当店では16週を過ぎるまでは服用されていた方が良いとお伝えしています。 また、16週を過ぎてからも、出産・授乳などと血液はさらに必要になりますので、濃さを減らしてもできるだけ継続されていた方が良いですね。
2010.9.22
専門医Q&A 漢方・鍼灸
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無排卵で生理不順です
りささん(28歳)結婚して1年、そろそろ子どもがほしいとおもっております。 漢方で、なおしたいのですが、 温経湯と とうきしゃくやくさん どちらが効果あるでしょうか?? 竹花洋史 先生 (八仙堂漢方薬局 古淵店) 婦人病・慢性病・生活習慣病などの改善を、漢方煎じ薬を中心として皆様の健康改善を応援している漢方専門店です。 漢方の原点でもある中医学の考えに基づいて、一人一人の症状と体質を詳しくお伺いして、最も適した改善方法をご紹介しております。相談料は一切必要ありませんので、お気軽にご相談ください。 全国の皆様からの無料メール相談もお受けしていますので、お気軽にご利用ください。 ≫ 八仙堂漢方薬局 古淵店無排卵というと、血液を増やす補血や子宮回りを温める祛寒剤と言われる処方だけでなく、腎虚という体を温める機能も向上させてあげると良いでしょう。 上記の内容から、当帰芍薬散ではなく温経湯の方がベターと考えます。ただし、温経湯に卵胞の発育を向上させるために、トシシや肉蓯蓉・杜仲などの補腎剤も加えた処方がお薦めです。
2010.9.16
専門医Q&A 漢方・鍼灸
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漢方と不妊治療の併用について
フラドールさん(30歳)4年近くタイミング、AIH、IVF、ラパロと治療を続けてきましたが、大きな不妊原因も見つからず、治療に疲れてしまいました。6月から漢方医院に不妊の相談に行き、不妊の原因であろう冷えや湿気をとる薬、夏ばて解消の薬などを処方してもらっていますが、今後漢方だけで良いのか?不安に思っています。 不妊病院で治療を受ける際には漢方を飲んでいる事は伝えるつもりですが、漢方薬の効果を期待するなら、不妊治療はしない方が良いのでしょうか? ネットなどでは、漢方薬で良くなっていても不妊治療でホルモン剤などを使うと悪影響があるという情報がありました。一方、漢方と不妊治療を併用して妊娠したと言う情報もあり悩んでいます。 竹花洋史 先生 (八仙堂漢方薬局 古淵店) 婦人病・慢性病・生活習慣病などの改善を、漢方煎じ薬を中心として皆様の健康改善を応援している漢方専門店です。 漢方の原点でもある中医学の考えに基づいて、一人一人の症状と体質を詳しくお伺いして、最も適した改善方法をご紹介しております。相談料は一切必要ありませんので、お気軽にご相談ください。 全国の皆様からの無料メール相談もお受けしていますので、お気軽にご利用ください。 ≫ 八仙堂漢方薬局 古淵店ご相談ありがとうございます。 当店では子宝を授かりたいと考えている方には、生理の仕組みから排卵・受精・妊娠維持までを詳しくご説明すると共に、婦人科でのホルモン治療と漢方薬との併用についても下記のようにご説明していますので参考にされてみてください。 そもそも不妊外来で行われているホルモン治療というのは、本来機能するはずのホルモンの放出が弱くなっているものをその都度の検査で確認しながら、不足しているホルモンについて適量を補充することで月経周期を調整しようとするものです。 したがって、血液検査の結果で正常にホルモンが働いていれば補充する必要はありません。 一方、漢方による不妊治療の基本は、体質的にバランスのとれていない部分を探し出し、「気と血液」を補い良質の卵子を作るために、十分な栄養と酸素を送れる母体作りに重点におきながら、妊娠しやすいようにバランスを調節することを考えて処方します。 例えば、低温期には卵子の発育促進と内膜の増殖補助として補肺腎+補血を中心に、高温期には受精卵が着床しやすいように体調を調えるために補血+補腎をし、生理期には不要となった子宮内膜を経血とともに排出することを考えます。 また、不妊外来で補充するホルモンに最初は反応していたにも関わらず、何度かの治療後から卵子の発育が悪くなったり、子宮内膜が厚くならなくなったり、粘液が少なくなったり、と反応が鈍くなってくる方もいらっしゃいます。 これはホルモン量の問題だけでなく、子宮卵巣系の疲労や卵子や子宮内膜を作る材料や働きが不足している場合が多いので、このような場合には全身へ酸素や栄養を運ぶ血液に余裕がある状態にし、子宮卵巣系に働くホルモンに反応しやすい体作りをしていく漢方療法が有効ですので、不妊外来の治療と妊娠しやすい体作りを目標とする漢方薬を併用する方法をお薦めします。 以上のように、妊娠には年齢的にホルモン補充が必要な場合もありますが、何でもかんでもホルモン治療という考え方をするのではなく、自分の体には卵子や子宮内膜の発育に必要な十分な血液があるのかどうか、食事面でも問題はないのか、などを体質的に確認するために我々漢方薬局を相談場所としてお気軽にご利用いただければと思います。
2010.9.16
専門医Q&A 漢方・鍼灸