春日部第一薬局 ジネコ取材済
春日部第一薬局
埼玉県春日部市谷原2-7-16
1.まずはお電話かメールを下さい
その際に、ご来店日の予約を承ります。
2.ご来店
現在服用中の薬の名前がわかるもの(お薬手帳など。現物でも結構です)
をお持ち下さい。
また、検査結果等医療データもご持参下さい。
できるだけご夫婦でご来店されることをおすすめいたします。
3.ご相談
約1時間~1時間半程のお時間をかけてくわしいお身体の状態をお聞き
します。
お身体のこと以外でも、悩み事や気になることがあればなんでもお話下さい。
相談料は初回のみ千円とさせて頂きます。二回目以降は無料です。
4.処方
お一人お一人の状態に合わせて、一番良い方法をご提案致します。
状態によっては、いくつかのお薬を併用していただいた方が、早く良い結果が
でる場合がございます。
当店は必要なものしかお出ししておりません。
また、同時にお食事や生活においての注意をお話いたします。
5.次回のお約束
次回のご来店予約を優先的にさせて頂きます。
診療科
基本診療時間
日 13:00~19:00
休診日
毎週火曜日・祝日
住所・連絡先
埼玉県春日部市谷原2-7-16
TEL: 048-761-2030
FAX: 048-761-3020
矢野間明美 先生プロフィール
矢野間明美 先生略歴
国立健康栄養研究所 栄養情報担当者(NR)
日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー
開局後約30年間、沢山のお客様から喜びのお声を頂いております。
自然療法を基本とし、一人一人の体質に合わせた、妊娠しやすい食養生や生活養生もご指導しています。
お客様との触れ合いを大切にしていますので、治療以外のお話やお悩みも、お話しくださいね。私達と一緒に、希望を持って前向きに始めましょう。
2人目希望・男性不妊のご相談も多数お受けしています。
このクリニックに関連する監修記事、取材内容、ユーザー様からの質問と回答など、ジネコが企画した様々なコンテンツの一覧です。
記事一覧
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多嚢胞性卵巣で クロミッドや注射でも 排卵しません。 体質改善できますか?
相談者 トモミ☆ さん(40歳) 不妊治療に力を入れている病院に転院し治療を進めています。LH とFSH の数値が高く、卵巣が少し老化ぎみで「多嚢胞性卵巣」と言われました。クロミッドや注射で卵胞は22~28㎜くらいに大きくなるのですが、排卵には至りません。当帰芍薬散錠も服用しています。自然排卵で子どもを授かるための体質改善や食べ物、漢方薬を教えてください。○ 月経周期27 日~82日と不規則○ 経血の量(たぶん)普通○ 月経痛なし○ 基礎体温はガタガタ 自然排卵できるように体質改善を行い整った基礎体温になるために生活養生を 多嚢胞性卵巣とは、卵巣の表面の被膜が厚く、卵胞がある程度育っても成熟しにくいため排卵ができない状態です。はっきりとした原因はわかっていませんが、ストレスや栄養過剰などが考えられています。また男性ホルモンの分泌異常を伴う場合は、肥満・多毛・にきびができやすいなどの状態になり、LHがFSHよりも優位になることがあります。 排卵しやすくするためには活血と利水の効果のある漢方を 体重が多い傾向や、卵巣の表面の被膜が厚いため排卵できないことから、中医学では水分代謝が悪いため体に余分な水分がとどこおっている、または血のめぐりが悪くなっていると考えます。漢方薬では代表的なものとして桂枝茯苓丸加ヨクイニンのような、活血(血をめぐらす)+利水(水分代謝を良くする)の処方をします。また、排卵しにくい原因として、以前潜在性高プロラクチンと診断されたことも考えなければなりません。潜在性の場合は、夜間や黄体期だけ高くなるため、無排卵や無月経になることは少ないのですが、黄体機能不全を引きおこしやすいので注意が必要です。プロラクチンの値を下げる、炒麦芽や芍薬甘草湯などがおすすめです。 冷やす食べ物、白砂糖、パン食、過食はNG腹巻きや靴下を履き、じっくり湯船につかる 卵子細胞の数は生まれた時点で決まっていて、年齢とともに数は減っていきます。ですから妊娠の可能性を高めるには、「卵巣に残された卵子をいかに大切に育てるか」がポイントです。卵巣機能を高める漢方薬でより良い卵子の排卵も期待できるでしょう。生活養生としては以下に気をつけてください。 ・冷やす食物(冷たい飲み物・生野菜・刺身など)を摂り過ぎない。 ・ 白砂糖を使ったお菓子(とくにチョコレート・生クリーム)を摂らない。 ・ パン食を控え、ご飯中心にする。 ・ 過食をさけ、体重をコントロールする。 ・ 体を冷やさないために、腹巻・靴下を使用する。 ・ シャワーではなく、汗がにじむまで湯船につかる。 病院の先生からは体外受精をすすめられているとのことですが、できるだけ早く体質改善に取り組んで自然排卵できるようになることと、整った基礎体温になるために生活養生を実行しましょう。 矢野間 明美先生 漢方薬生薬認定薬剤師。日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー。日本臨床栄養協会認定栄養情報担当者。子宝カウンセラー。子宝カウンセリング歴25年。家族のように親身になって相談を受ける姿勢と 心温まるカウンセリングには定評がある。 相談者 トモミ☆ さん(40歳) 不妊治療に力を入れている病院に転院し治療を進めています。LH とFSH の数値が高く、卵巣が少し老化ぎみで「多嚢胞性卵巣」と言われました。クロミッドや注射で卵胞は22~28㎜くらいに大きくなるのですが、排卵には至りません。当帰芍薬散錠も服用しています。自然排卵で子どもを授かるための体質改善や食べ物、漢方薬を教えてください。○ 月経周期27 日~82日と不規則○ 経血の量(たぶん)普通○ 月経痛なし○ 基礎体温はガタガタ 自然排卵できるように体質改善を行い整った基礎体温になるために生活養生を 多嚢胞性卵巣とは、卵巣の表面の被膜が厚く、卵胞がある程度育っても成熟しにくいため排卵ができない状態です。はっきりとした原因はわかっていませんが、ストレスや栄養過剰などが考えられています。また男性ホルモンの分泌異常を伴う場合は、肥満・多毛・にきびができやすいなどの状態になり、LHがFSHよりも優位になることがあります。 排卵しやすくするためには活血と利水の効果のある漢方を 体重が多い傾向や、卵巣の表面の被膜が厚いため排卵できないことから、中医学では水分代謝が悪いため体に余分な水分がとどこおっている、または血のめぐりが悪くなっていると考えます。漢方薬では代表的なものとして桂枝茯苓丸加ヨクイニンのような、活血(血をめぐらす)+利水(水分代謝を良くする)の処方をします。また、排卵しにくい原因として、以前潜在性高プロラクチンと診断されたことも考えなければなりません。潜在性の場合は、夜間や黄体期だけ高くなるため、無排卵や無月経になることは少ないのですが、黄体機能不全を引きおこしやすいので注意が必要です。プロラクチンの値を下げる、炒麦芽や芍薬甘草湯などがおすすめです。 冷やす食べ物、白砂糖、パン食、過食はNG腹巻きや靴下を履き、じっくり湯船につかる 卵子細胞の数は生まれた時点で決まっていて、年齢とともに数は減っていきます。ですから妊娠の可能性を高めるには、「卵巣に残された卵子をいかに大切に育てるか」がポイントです。卵巣機能を高める漢方薬でより良い卵子の排卵も期待できるでしょう。生活養生としては以下に気をつけてください。 ・冷やす食物(冷たい飲み物・生野菜・刺身など)を摂り過ぎない。 ・ 白砂糖を使ったお菓子(とくにチョコレート・生クリーム)を摂らない。 ・ パン食を控え、ご飯中心にする。 ・ 過食をさけ、体重をコントロールする。 ・ 体を冷やさないために、腹巻・靴下を使用する。 ・ シャワーではなく、汗がにじむまで湯船につかる。 病院の先生からは体外受精をすすめられているとのことですが、できるだけ早く体質改善に取り組んで自然排卵できるようになることと、整った基礎体温になるために生活養生を実行しましょう。 矢野間 明美先生 漢方薬生薬認定薬剤師。日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー。日本臨床栄養協会認定栄養情報担当者。子宝カウンセラー。子宝カウンセリング歴25年。家族のように親身になって相談を受ける姿勢と 心温まるカウンセリングには定評がある。
2015.4.21
コラム 不妊治療
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多嚢胞…クロミッドや注射でも排卵しない…
JINEKO事務局さん(14歳)アンケートにてお寄せ頂いたご相談について、ジネコが先生に聞いてきました。 【トモミ☆さん(40歳)】 始めまして。質問お願い致します。 現在、普通の産婦人科から不妊治療に力を入れている病院に転院し治療を進めております。 不妊専門の病院で始めて検査をしてもらった所、 LHとFSHの数値が高く『年齢のわりに卵巣が少し老化ぎみの数値』と言われました…。 それと同時に『多嚢胞性卵巣』とも言われ… 今までクロミッド+HCGの注射+前回始めてブセレキュアをしましたが卵胞は22~28㎜位と大きくなるのですが排卵には至りません(>_ 矢野間明美 先生 (春日部第一薬局) 薬剤師・漢方薬生薬認定薬剤師・自然薬師 国立健康栄養研究所 栄養情報担当者(NR) 日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー 開局後約30年間、沢山のお客様から喜びのお声を頂いております。 自然療法を基本とし、一人一人の体質に合わせた、妊娠しやすい食養生や生活養生もご指導しています。 お客様との触れ合いを大切にしていますので、治療以外のお話やお悩みも、お話しくださいね。私達と一緒に、希望を持って前向きに始めましょう。 2人目希望・男性不妊のご相談も多数お受けしています。 ≫ 春日部第一薬局多嚢胞性卵巣とは、卵巣の表面の被膜が厚く、卵胞がある程度育っても成熟しにくいため排卵ができない状態です。 はっきりとした原因はわかっていませんが、ストレスや栄養過剰などが考えられています。 また男性ホルモンの分泌異常を伴う場合は、肥満・多毛・にきびができやすいなどの状態になり、LHがFSHよりも優位になることがあります。 体重が多い傾向や、卵巣の表面の被膜が厚いため排卵できないことから、中医学では水分代謝が悪いため体に余分な水分がとどこおっている、または血のめぐりが悪くなっていると考えます。 漢方薬では代表的なものとして桂枝茯苓丸加(けいしぶくりょうがんか)ヨクイニンのような、活血(血をめぐらす)+利水(水分代謝を良くする)の処方をします。 また、排卵しにくい原因として、以前潜在性高プロラクチンと診断されたことも考えなければなりません。 潜在性の場合は、夜間や黄体期だけ高くなるため、無排卵や無月経になることは少ないのですが、黄体機能不全を引き起こしやすいので注意が必要です。 プロラクチンの値を下げる、炒麦芽(いりばくが)や芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)などがおすすめです。 卵子細胞の数は生まれた時点で決まっていて、年齢とともに数は減っていきます。 ですから妊娠の可能性を高めるには、「卵巣に残された卵子をいかに大切に育てるか」がポイントです。卵巣機能を高める漢方薬でより良い卵子の排卵も期待できるでしょう。 生活養生としては以下に気をつけて下さい。 ・冷やす食物(冷たい飲み物・生野菜・刺身など)を摂り過ぎない。 ・ 白砂糖を使ったお菓子(とくにチョコレート・生クリーム)を摂らない。 ・ パン食を控え、ご飯中心にする。 ・ 過食をさけ、体重をコントロールする。 ・ 体を冷やさないために、腹巻・靴下を使用する。 ・ シャワーではなく、汗がにじむまで湯船につかる。 病院の先生からは体外受精をすすめられているとのことですが、できるだけ早く体質改善に取り組んで自然排卵できるようになることと、整った基礎体温になるために生活養生を実行しましょう。
2014.1.21
専門医Q&A 漢方・鍼灸
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排卵誘発剤を使用しなければ、低温期が長くて高温期が低め。漢方で改善できる?
相談者 Harukaさん(34歳)■ 太り気味なのが原因でしょうか、いつ排卵したかがわかりにくく、月経周期が不安定で早まったり遅れたりして、月経がくるたびに落ち込みます。排卵誘発剤のクロミッドを使用しなければ、低温期が長くて高温期が低めになります。このような体質を漢方で改善することは可能でしょうか? 自然にホルモン分泌できる体へ導いていくために、気血を補う食材と体を温める温灸を 月経期・卵胞期・排卵期・黄体期と、それぞれの時期におこるホルモン分泌の変化が順調であることが妊娠しやすい体の条件です。そして、「質の良い卵子と精子が出会うこと」「柔らかいふかふかの子宮内膜をつくること」が必要です。 腎の機能を高める「温補腎陽」と気血を補う「益気養血」の作用がある漢方薬を harukaさんは、月経周期が不安定で低温期が長く、高温期への移行に時間がかかることから、卵胞が十分に育ちにくく、排卵がスムーズ行われていない。そのため黄体ホルモンが十分に分泌されないので、高温期の体温が低くなり不安定になるのだと思われます。このような状態を漢方では、体のエネルギーである「気」が不足し、生殖力の源である「腎」の機能が低下している「腎虚」といいます。さらに月経がはじまっても体温が下がらないのは、血のめぐりが悪くなっている「瘀血」が考えられます。まずは腎の機能を高め、温かな子宮環境を保つ「温補腎陽」と気血を補う「益気養血」の作用がある漢方薬を使っていくといいでしょう。クロミッドを使用されているようですが、長く使うと子宮内膜が薄くなる傾向があり、受精しても着床しにくくなったり、排卵前のおりものも少なくなることから排卵が分かりにくくなります。服用後体重が増える方も多いのです。 月経期は妊娠のチャンスをつくる時期。月経1日目は妊娠1日目と考えましょう 今のharukaさんには自然にホルモン分泌できる体へ導いていくほうがいいのではないでしょうか。月経期は、最も体を大切にする時期です。気血を補うこと、気血のめぐりを良くする2点に注意してみましょう。気血を補うのは、ナツメ、プルーン、干しぶどうや、黒豆、黒ごま、黒米などの黒い色の食べ物、小松菜、春菊などの野菜です。これらの食材を使ったお粥がおすすめ。気血のめぐりを良くするには、体を冷やさないこと。なかでも温灸はとても良い方法です。月経がきて落ち込むことはストレスを生み、気のめぐりを悪くします。月経期は妊娠のチャンスをつくる時期です。月経1日目は妊娠1日目と考え、明るい気持ちを持つよう心がけましょう。 矢野間 明美 先生 漢方薬生薬認定薬剤師・日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー・日本臨床栄養協会認定栄養情報担当者(NR)・子宝カウンセラー。子宝カウンセリング歴25年。家族のように親身になって相談を受ける姿勢と心温まるカウンセリングには定評がある。 相談者 Harukaさん(34歳)■ 太り気味なのが原因でしょうか、いつ排卵したかがわかりにくく、月経周期が不安定で早まったり遅れたりして、月経がくるたびに落ち込みます。排卵誘発剤のクロミッドを使用しなければ、低温期が長くて高温期が低めになります。このような体質を漢方で改善することは可能でしょうか? 自然にホルモン分泌できる体へ導いていくために、気血を補う食材と体を温める温灸を 月経期・卵胞期・排卵期・黄体期と、それぞれの時期におこるホルモン分泌の変化が順調であることが妊娠しやすい体の条件です。そして、「質の良い卵子と精子が出会うこと」「柔らかいふかふかの子宮内膜をつくること」が必要です。 腎の機能を高める「温補腎陽」と気血を補う「益気養血」の作用がある漢方薬を harukaさんは、月経周期が不安定で低温期が長く、高温期への移行に時間がかかることから、卵胞が十分に育ちにくく、排卵がスムーズ行われていない。そのため黄体ホルモンが十分に分泌されないので、高温期の体温が低くなり不安定になるのだと思われます。このような状態を漢方では、体のエネルギーである「気」が不足し、生殖力の源である「腎」の機能が低下している「腎虚」といいます。さらに月経がはじまっても体温が下がらないのは、血のめぐりが悪くなっている「瘀血」が考えられます。まずは腎の機能を高め、温かな子宮環境を保つ「温補腎陽」と気血を補う「益気養血」の作用がある漢方薬を使っていくといいでしょう。クロミッドを使用されているようですが、長く使うと子宮内膜が薄くなる傾向があり、受精しても着床しにくくなったり、排卵前のおりものも少なくなることから排卵が分かりにくくなります。服用後体重が増える方も多いのです。 月経期は妊娠のチャンスをつくる時期。月経1日目は妊娠1日目と考えましょう 今のharukaさんには自然にホルモン分泌できる体へ導いていくほうがいいのではないでしょうか。月経期は、最も体を大切にする時期です。気血を補うこと、気血のめぐりを良くする2点に注意してみましょう。気血を補うのは、ナツメ、プルーン、干しぶどうや、黒豆、黒ごま、黒米などの黒い色の食べ物、小松菜、春菊などの野菜です。これらの食材を使ったお粥がおすすめ。気血のめぐりを良くするには、体を冷やさないこと。なかでも温灸はとても良い方法です。月経がきて落ち込むことはストレスを生み、気のめぐりを悪くします。月経期は妊娠のチャンスをつくる時期です。月経1日目は妊娠1日目と考え、明るい気持ちを持つよう心がけましょう。 矢野間 明美 先生 漢方薬生薬認定薬剤師・日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー・日本臨床栄養協会認定栄養情報担当者(NR)・子宝カウンセラー。子宝カウンセリング歴25年。家族のように親身になって相談を受ける姿勢と心温まるカウンセリングには定評がある。
2013.6.25
コラム 不妊治療
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漢方で改善しようか検討中です
harukaさん(34歳)太り気味なのが原因でしょうか、いつ排卵したかがわかりにくく、月経周期が不安定で早まったり遅れたりして、月経がくるたびに落ち込みます。 排卵誘発剤のクロミッドを使用しなければ、低温期が長くて高温期が低めになります。 このような体質を漢方で改善することは可能でしょうか? 矢野間明美 先生 (春日部第一薬局) 薬剤師・漢方薬生薬認定薬剤師・自然薬師 国立健康栄養研究所 栄養情報担当者(NR) 日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー 開局後約30年間、沢山のお客様から喜びのお声を頂いております。 自然療法を基本とし、一人一人の体質に合わせた、妊娠しやすい食養生や生活養生もご指導しています。 お客様との触れ合いを大切にしていますので、治療以外のお話やお悩みも、お話しくださいね。私達と一緒に、希望を持って前向きに始めましょう。 2人目希望・男性不妊のご相談も多数お受けしています。 ≫ 春日部第一薬局月経期・卵胞期・排卵期・黄体期と、それぞれの時期におこるホルモン分泌の変化が順調であることが妊娠しやすい体の条件です。 そして、「質の良い卵子と精子が出会うこと」「柔らかいふかふかの子宮内膜をつくること」が必要です。 harukaさんは、月経周期が不安定で低温期が長く、高温期への移行に時間がかかることから、卵胞が十分に育ちにくく、排卵がスムーズ行われていない。 そのため黄体ホルモンが十分に分泌されないので、高温期の体温が低くなり不安定になるのだと思われます。 このような状態を漢方では、体のエネルギーである「気」が不足し、生殖力の源である「腎」の機能が低下している「腎虚」といいます。 さらに月経がはじまっても体温が下がらないのは、血のめぐりが悪くなっている「瘀血」が考えられます。 まずは腎の機能を高め、温かな子宮環境を保つ「温補腎陽」と気血を補う「益気養血」の作用がある漢方薬を使っていくと良いでしょう。 クロミッドを使用されているようですが、長く使うと子宮内膜が薄くなる傾向があり、受精しても着床しにくくなったり、排卵前のおりものも少なくなることから排卵がわかりにくくなります。服用後体重が増える方も多いのです。 今のharukaさんには自然にホルモン分泌できる体へ導いていくほうが良いのではないでしょうか。 月経期は、最も体を大切にする時期です。気血を補うこと、気血のめぐりを良くする2点に注意してみましょう。 気血を補うのは、ナツメ、プルーン、干しぶどうや、黒豆、黒ごま、黒米などの黒い色の食べ物、小松菜、春菊などの野菜です。これらの食材を使ったお粥がおすすめ。 気血のめぐりを良くするには、体を冷やさないこと。なかでも温灸はとても良い方法です。 月経がきて落ち込むことはストレスを生み、気のめぐりを悪くします。月経期は妊娠のチャンスをつくる時期です。 月経1日目は妊娠1日目と考え、明るい気持ちを持つよう心がけましょう。
2012.11.15
専門医Q&A 漢方・鍼灸
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不妊治療をしながら服用できる症状を改善する漢方薬はありますか
zunaさん(36歳)すでに鍼治療は行っていますが、不妊治療にストレスを感じ落ち込みやすく、月経前にはイライラしたりもします。 冷え、下痢、月経不順を改善したいと思っています。 不妊治療をしながら服用できる漢方薬はありますか? あれば教えて頂きたいです。 矢野間明美 先生 (春日部第一薬局) 薬剤師・漢方薬生薬認定薬剤師・自然薬師 国立健康栄養研究所 栄養情報担当者(NR) 日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー 開局後約30年間、沢山のお客様から喜びのお声を頂いております。 自然療法を基本とし、一人一人の体質に合わせた、妊娠しやすい食養生や生活養生もご指導しています。 お客様との触れ合いを大切にしていますので、治療以外のお話やお悩みも、お話しくださいね。私達と一緒に、希望を持って前向きに始めましょう。 2人目希望・男性不妊のご相談も多数お受けしています。 ≫ 春日部第一薬局冷えにはいくつかのタイプがありますが、妊娠に関係があるのは体のエネルギーである気と血の流れがとどこおって、末端までめぐらないことです。 それを漢方医学では、体を温めるエネルギー源「腎陽」の力が低下していると考えます。 寒さや冷えに弱くなっている状態を「腎陽虚」といい、低体温、低温期が長い、下痢、むくみ、疲れやすい、足腰がだるいといった症状をともなうことが多くなり、妊娠しても子宮内膜が温かさを保てず、流産しやすくなったりもします。 zunaさんはこの状態以外にPCOSということから、卵胞が育ちにくいため、無排卵を引きおこすこともあり、その結果、黄体機能不全から高温期の状態が不安定になるのだと思います。 また、今までに排卵誘発剤の使用や不妊治療にストレスを感じていることから自律神経が不安定になり、月経前の神経症状がおこると考えられます。 これは気のめぐりが悪くなる状態で、めまい、立ちくらみ、のぼせやほてり、月経周期が不安定になり、月経痛があったりなかったりとさまざまな症状を引きおこします。 具体的には、まず高温期に腎陽の働きを高めて、子宮を温め子宮内膜を柔らかくさせる漢方薬や気血を補う漢方薬を。また、PMS(月経前症候群)の症状がありますので、肝うつに良い漢方薬などを併用し、低温期には卵胞の発育を助け、血を補う漢方薬を使って全身のバランスを整えていくと良いでしょう。 日常生活で気をつけて欲しいことは次の7つです。 1)白砂糖を使った洋菓子・チョコレートなどはやめる 2)生野菜・刺身はなるべく少量にする 3)主食はごはん(玄米が良い)を中心にし、パンは週1回くらいに 4)よく噛んで、過食はしない 5)コーヒー、冷たいジュースは飲まない 6)シャワーだけはやめ、ゆっくり湯船に浸かる 7)リラックスタイムをつくる(音楽・アロマ・耳の温灸など) zunaさんの症状が早く改善されることを願っています。
2012.4.5
専門医Q&A 漢方・鍼灸
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37歳と38歳
ちゃちゃさん(37歳)11月に3回目の体外受精に挑戦しようと思っているのですが、悩んでいます。 8月に2回目陰性で、このままではイカン!と思い8月末から漢方薬局に通い始めたのですが、1か月たって もまだ自分に合った漢方薬が見つかりません。(漢方の先生は”気”の流れで自分に合う薬を探してくれるのですが、何種類か試したのですが未だにこれって言うのに当たりません) 先日11月に挑戦したいと言ったら、 「まだ早い、薬が決まってからのほうが良い」 と言われました。 私は12月に38歳になります。 歳の事を考えると37歳のうちに挑戦するほうがいいような。 でも、ちゃんと漢方飲んで38歳で挑戦するほうがいいのか、悩んでいます。 前回2回とも胚盤胞に育たず、今回も採卵からのスタートです。 ちなみに2回とも6個採卵5個受精でも1個も胚盤胞には育ちませんでした。卵年齢の低下が見られるとの事でした。 1回目は4分割を移植、子宮外妊娠で右卵管切除。 2回目は桑実胚を移植、陰性。 でした。 37歳と38歳・・・悩んでいます。 何かいい漢方はありますでしょうか。 よろしくお願いします。 矢野間明美 先生 (春日部第一薬局) 薬剤師・漢方薬生薬認定薬剤師・自然薬師 国立健康栄養研究所 栄養情報担当者(NR) 日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー 開局後約30年間、沢山のお客様から喜びのお声を頂いております。 自然療法を基本とし、一人一人の体質に合わせた、妊娠しやすい食養生や生活養生もご指導しています。 お客様との触れ合いを大切にしていますので、治療以外のお話やお悩みも、お話しくださいね。私達と一緒に、希望を持って前向きに始めましょう。 2人目希望・男性不妊のご相談も多数お受けしています。 ≫ 春日部第一薬局ちゃちゃ様 はじめまして。 春日部第一薬局、子宝カウンセラーの矢野間明美と申します。 お身体にあった漢方薬をお探しなのですね。 もう少しお身体のくわしい状況が分からないと、何の処方が良いかということは申し上げられませんが、 妊娠しやすい身体というのは、卵の質・子宮内膜の状態・お身体の冷えなどの条件が整う必要があります。 卵子は排卵されるまで6ヶ月位かかって成長していきます。 それから考えますと、漢方薬を服用して3ヶ月位では、まだ変化が見られない可能性もあります。 ちゃちゃ様が、ご年齢のことでとてもあせる気持ちはお察ししますが、今相談なさっている先生同様、私ももう少し時間をかけた方がよろしいかと思います。 また、同時に身体を冷やさないような食事や生活養生もしていただくことをおすすめいたします。 ちゃちゃ様にとって、良い結果がでることをお祈りしております。
2011.10.24
専門医Q&A 漢方・鍼灸