ビッグママ治療室 ジネコ取材済
神奈川県小田原市東町4-5-32
婦人科 / 不妊治療
ビッグママ治療室
神奈川県小田原市東町4-5-32
然妊娠を希望される方、難治性不妊(35歳以上、不妊治療歴2年)、体外受精IVF(顕微授精ICSI)、不育、流産、二人目不妊、冷え性、虚弱体質、ストレス、リウマチ、喘息、メンタル不調、お身体の痛みなどでお悩みの方は是非ご相談ください。どんな治療があなたに合っているのか、東洋医学的カウンセリングで一緒に考え、身体作りに寄り添います。
診療科
婦人科
不妊治療
基本診療時間
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
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12:00~17:00 | ○ | ○ | ||||||
9:00~19:00 | ○ | ○ | ||||||
9:00~17:00 | ○ | ○ |
予約制
休診日
毎週木曜日/月曜日(不定期)/第2日曜日
住所・連絡先
神奈川県小田原市東町4-5-32
TEL: 0465-66-1025
米山章子 院長プロフィール
米山章子 院長略歴
はり師灸師按摩マッサージ指圧師
日本鍼灸師会会員
不妊カウンセリング学会認定 不妊カウンセラー
一元流鍼灸術講師
東海大学大磯病院東洋医学科にて3年にわたり研修
平成9年10月
神奈川県小田原市にて、『鍼灸リラクゼーションビッグママ治療室』を開業
平成17年
師である伴先生と共に『一元流鍼灸術』を立ち上げる。
平成20年3月
「不妊!大作戦」(たにぐち書店)を発刊
平成21年
7月 山下湘南夢クリニックにて『不妊と鍼灸』一般講演
10月 徳島県鍼灸師会主催、『不妊と鍼灸治療』一般講演、専門家向け講演
平成23年
不妊カウンセリング学会にて、『鍼灸来院時の主訴から考察する不妊カウンセリングの役割』を発表、奨励賞を受賞
平成26年8月
日本中医学会雑誌 論文掲載
『東洋医学的生命観に基づく鍼灸:難治性不妊治療への取り組み』
平成27年5月
全日本鍼灸学会 松山
『女子胞の力を増やすことによって、妊娠出産に至った症例よりの考察』
平成27年12月3日
山下湘南夢クリニック主催『第2回不妊治療を考える集い』にて
~「女子胞力を磨く、鍼灸にできること」を講演
平成28年6月
不妊カウンセリング学会『東洋医学的手法による、体表観察から行う不妊カウンセリング』を発表
そのほか、一般向け、専門家向け不妊治療関連講演にて、不妊鍼灸治療についての啓蒙活動行う。
このクリニックに関連する監修記事、取材内容、ユーザー様からの質問と回答など、ジネコが企画した様々なコンテンツの一覧です。
記事一覧
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東洋医学的不妊カウンセリングによる 「攻め」と「底上げ」の二重作戦で妊娠へ導く
卵の出が悪いなら排卵誘発、精子の状態が良くないなら人工授精、精子と卵子の出会いを助けるために体外受精と、西洋医学の不妊治療は物理的な要因を補ってくれる「攻め」の治療といえます。この治療になかなか踏み切れなかったり、逆に、「攻め」の治療ばかり重ねた結果、身体が悲鳴をあげているケースも少なくありません。 東洋医学では、妊娠を『生命力』の余力によって成立すると考えます。つまり今の状況が日々生きていくために自分のことだけで精一杯ならば余力までに手が回らず妊娠が成立しにくいのです。この状況ではいくら西洋医学の「攻め」の治療を受けても妊娠が成立しないことがあります。 当院の不妊鍼灸治療は、底上げも充分に行います。そして不妊治療ではより障害になりやすいストレス状態の解消(気血の滞り)も、鍼灸の特性をいかし充分対応していきます。 次に当治療室の不妊治療の特徴として挙げるのが「東洋医学的不妊カウセリング」です。不妊の原因は誰ひとり同じではないのです。そのため、当治療室は東洋医学での立場に軸足をおきながら、「東洋医学的不妊カウンセリング」によって、何を優先順位1番にすべきか、何をすると妊娠が早く成立するのかを考えていきます。 東洋医学的不妊カウンセリングとは、①東洋医学的生命観、四診、弁証論治などの東洋医学的診立て、②生活記録、食事記録などの養生、生活指導、③西洋医学的不妊治療、夫婦の希望などや今までの不妊治療歴など、3つのポイントを踏まえながら行なうカウンセリングです。相談者の個々の状態に合わせて、さまざまな手法を行うのが当治療室の大きな特徴となっています。 鍼灸院だから鍼灸が第一優先ということはなく、その方にとって「攻め」が第一なときは病院治療をすすめますし、遠回りになっても「底上げ」が結局近道な場合はそれを伝えすます。とにかく相談して下さい。一緒に考えていきましょう。 院長 米山 章子 先生 神奈川衛生学園専門学校卒 はり師灸師按摩マッサージ指圧師 日本鍼灸師会会員 不妊カウンセリング学会認定 不妊カウンセラー 一元流鍼灸術講師 日本アドラー心理学会会員 ≫ ビッグママ治療室
2018.3.27
コラム 不妊治療
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症状に合わせた冷え性改善で 卵を養うことができる卵巣・子宮を
「冷え性なんです。なんとかなりませんか?」と悩んでいる女性は多いのですが、カイロ、湯たんぽ、下着、靴下の重ねばきといった、冷えを根本から改善するのではなく、その場しのぎの対処しかしていない人がほとんどではないでしょうか? たしかに冷えは、西洋医学では病気として扱われないことが多いようです。しかし、東洋医学では立派な病気として捉え、改善するための漢方薬もあります。また、冷えによる血流の悪さから、子宮や卵巣も養うことができていないために不妊症を引き起こしていると考え、これは重要視したい課題でもあるのです。 では、まず、東洋医学の冷え性の概念を説明しましょう。 東洋医学では冷え性には大きく二つのタイプがあると考えます。ひとつは温める力はあるけど、なんらかの原因から血を巡らせられずに冷える人。もうひとつは温める力自体を身体がつくれないために冷えているタイプです。 つまり、「全身の気の流れが滞っているために起こる冷え性」と「身体を温める力自体が不足しているために起こる冷え性」があるのです。 最初に、全身の気の流れが滞っている(気滞・きたい)ために起こる冷え性ですが、全身を温める力をつくることができているなら、気の流れの滞りをとることでいっきに体中がポカポカしてきます。このようなタイプには、鍼灸で気が全身にめぐるようにします。 次に身体を温める力自体が不足している(気虚・ききょ)ために起こる冷え性についてです。私たちは口から入った食物を消化吸収し、いろいろなエネルギーを作り出します。しかし、消化吸収する胃腸の力(脾胃の力)が弱いと、上手くエネルギーをつくることができません。身体を温めるエネルギー(陽気)も不足してしまいます。 胃腸の力をつけて陽気をしっかりつくれるようにします。ウォーキングなどの運動は身体を温めるエネルギー(陽気)をつくる元となります。 そして、冷え性の方が冷えているのは手足という末端ばかりではなく、お腹や子宮も冷えていることがあります。冷えをしっかりと見極め対応することで手足の冷え、お腹の冷えを改善し、子宮を温め養うことをしていくことが妊娠につながっていきます。 いずれにしても冷え性は、不妊はもちろんのこと万病の元です。鍼灸治療をすると、気の巡りがよくなったり、身体を温める力がつくことで、冷え性がだんだんよくなっていきます。 もちろん本人の生活養生も欠かせません。アイス、冷たい飲み物、ヨーグルトなど、身体を冷やす食べ物は控えます。 また、治療の間に自宅でできる棒灸で積極的におなかを温めてほしいので、指導も行っています。おなかが暖かいという充実感が得られるようになったら、丹田(下腹部)の力が出てきます。 院長 米山 章子 先生 神奈川衛生学園専門学校卒 はり師灸師按摩マッサージ指圧師 日本鍼灸師会会員 不妊カウンセリング学会認定 不妊カウンセラー 一元流鍼灸術講師 日本アドラー心理学会会員 ≫ ビッグママ治療室
2018.3.12
コラム 不妊治療
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鍼灸治療と東洋医学的不妊カウンセリングが体外受精の効果につながる
鍼灸治療と東洋医学的不妊カウンセリングが体外受精の効果につながる 当治療室では体外受精に臨まれるカップルから相談を受けることが多く、鍼灸治療とカウンセリングの両方からアプローチを行い効果につなげています。当治療室、最大の特徴は「結果が出るために何をすればいいのか?」を、ただ鍼灸治療のみにこだわらず、養生、食事、そしていつ治療周期に入るのがよいのか、移植はどのような状況がよいのかということまで、患者さんと一緒に悩み考えていくことです。妊娠そして出産へとつなげるためには、東洋医学的な四診をしっかり行い、身体の状態を把握すること。採卵に際しては、よい卵や精子が採れることと最大の目標とし、子宮や生殖器を中心とした生命力が高まるようにアプローチします。子宮や卵巣は血流によって養われていきます。そのためには食べ物から生命力をしっかりと受け取る力があること。次に食物から受け取った生命力を、必要な場所にスムーズに運ぶことのできる血流があること。この2点が重要で当治療室の鍼灸治療の目標です。さらに体表観察から得られた情報で食事、養生指導も個別具体的に行っています。生命力がしっかりとあり、子宮卵巣の血流が充分に行き渡っていれば着床、妊娠にへとつながります。子宮内の血流アップにつながっていくような積極的なアプローチをしつつ、治療効果をアップさせるためにお灸の指導も個別具体的に時期に合わせておこないます。「養生のお灸指導」は当院の特色です。使用するのはセンネン灸タイプのお灸や、棒灸です。簡単な道具ですが、使う場所、使い方で治療効果が大きく変わります。とくに、お臍を温める棒灸は具体的な指導によって目を見張る効果をもたらします。しっかりと暖かさが染みるように温めていきます。面を温めるのではなく、一点を充分にしっかりと温めることがポイントです。また、身体の疲れや気持ちが落ち着かないなど、身体がストレス状態であると、血流が滞りがちになります。このような方にはストレスのない伸びやかな心身状態をつくる鍼灸治療に併せて、「東洋医学的不妊カウンセリング」を行います。東洋医学的不妊カウンセリングとは、①東洋医学的生命観、四診、弁証論治などの東洋医学的診立て、②生活記録、食事記録などの養生、生活指導、③西洋医学的不妊治療、夫婦の希望などや今までの不妊治療歴など、3つのポイントを踏まえながら行なうカウンセリングです。相談者の個々の状態に合わせて、さまざまな手法を行うのが当治療室の大きな特徴となっています。 ビッグママ治療室 米山 章子先生東海大学大磯病院東洋医学科にて研修研鑽を積み、平成9年「鍼灸リラクゼーショ ンビッグママ治療室」を開業 。平成20年たにぐち書店より「不妊!大作戦」を出版。平成23年不妊カウンセリング学会にて発表、奨励賞を受賞 。不妊治療などの講演にて不妊鍼灸治療の啓蒙活動を行っている。 <外部サイト>店舗で相談してみる→ ビッグママ治療室 http://bigmama-odawara.jp/ 鍼灸治療と東洋医学的不妊カウンセリングが体外受精の効果につながる 当治療室では体外受精に臨まれるカップルから相談を受けることが多く、鍼灸治療とカウンセリングの両方からアプローチを行い効果につなげています。当治療室、最大の特徴は「結果が出るために何をすればいいのか?」を、ただ鍼灸治療のみにこだわらず、養生、食事、そしていつ治療周期に入るのがよいのか、移植はどのような状況がよいのかということまで、患者さんと一緒に悩み考えていくことです。妊娠そして出産へとつなげるためには、東洋医学的な四診をしっかり行い、身体の状態を把握すること。採卵に際しては、よい卵や精子が採れることと最大の目標とし、子宮や生殖器を中心とした生命力が高まるようにアプローチします。子宮や卵巣は血流によって養われていきます。そのためには食べ物から生命力をしっかりと受け取る力があること。次に食物から受け取った生命力を、必要な場所にスムーズに運ぶことのできる血流があること。この2点が重要で当治療室の鍼灸治療の目標です。さらに体表観察から得られた情報で食事、養生指導も個別具体的に行っています。生命力がしっかりとあり、子宮卵巣の血流が充分に行き渡っていれば着床、妊娠にへとつながります。子宮内の血流アップにつながっていくような積極的なアプローチをしつつ、治療効果をアップさせるためにお灸の指導も個別具体的に時期に合わせておこないます。「養生のお灸指導」は当院の特色です。使用するのはセンネン灸タイプのお灸や、棒灸です。簡単な道具ですが、使う場所、使い方で治療効果が大きく変わります。とくに、お臍を温める棒灸は具体的な指導によって目を見張る効果をもたらします。しっかりと暖かさが染みるように温めていきます。面を温めるのではなく、一点を充分にしっかりと温めることがポイントです。また、身体の疲れや気持ちが落ち着かないなど、身体がストレス状態であると、血流が滞りがちになります。このような方にはストレスのない伸びやかな心身状態をつくる鍼灸治療に併せて、「東洋医学的不妊カウンセリング」を行います。東洋医学的不妊カウンセリングとは、①東洋医学的生命観、四診、弁証論治などの東洋医学的診立て、②生活記録、食事記録などの養生、生活指導、③西洋医学的不妊治療、夫婦の希望などや今までの不妊治療歴など、3つのポイントを踏まえながら行なうカウンセリングです。相談者の個々の状態に合わせて、さまざまな手法を行うのが当治療室の大きな特徴となっています。 ビッグママ治療室 米山 章子先生東海大学大磯病院東洋医学科にて研修研鑽を積み、平成9年「鍼灸リラクゼーショ ンビッグママ治療室」を開業 。平成20年たにぐち書店より「不妊!大作戦」を出版。平成23年不妊カウンセリング学会にて発表、奨励賞を受賞 。不妊治療などの講演にて不妊鍼灸治療の啓蒙活動を行っている。 <外部サイト>店舗で相談してみる→ ビッグママ治療室 http://bigmama-odawara.jp/
2016.11.17
コラム 不妊治療
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信頼できる鍼灸医院の見分け方
りんごあめさん(29歳)鍼灸は、興味があるけれど、どの医院がいいのかわからず迷っています。 信頼できる医院の見分け方、注意する点を教えてほしいです。 米山章子 先生 (ビッグママ治療室) 神奈川衛生学園専門学校卒 はり師灸師按摩マッサージ指圧師 日本鍼灸師会会員 不妊カウンセリング学会認定 不妊カウンセラー 一元流鍼灸術講師 東海大学大磯病院東洋医学科にて3年にわたり研修 平成9年10月 神奈川県小田原市にて、『鍼灸リラクゼーションビッグママ治療室』を開業 平成17年 師である伴先生と共に『一元流鍼灸術』を立ち上げる。 平成20年3月 「不妊!大作戦」(たにぐち書店)を発刊 平成21年 7月 山下湘南夢クリニックにて『不妊と鍼灸』一般講演 10月 徳島県鍼灸師会主催、『不妊と鍼灸治療』一般講演、専門家向け講演 平成23年 不妊カウンセリング学会にて、『鍼灸来院時の主訴から考察する不妊カウンセリングの役割』を発表、奨励賞を受賞 平成26年8月 日本中医学会雑誌 論文掲載 『東洋医学的生命観に基づく鍼灸:難治性不妊治療への取り組み』 平成27年5月 全日本鍼灸学会 松山 『女子胞の力を増やすことによって、妊娠出産に至った症例よりの考察』 平成27年12月3日 山下湘南夢クリニック主催『第2回不妊治療を考える集い』にて ~「女子胞力を磨く、鍼灸にできること」を講演 平成28年6月 不妊カウンセリング学会『東洋医学的手法による、体表観察から行う不妊カウンセリング』を発表 そのほか、一般向け、専門家向け不妊治療関連講演にて、不妊鍼灸治療についての啓蒙活動行う。 ≫ ビッグママ治療室とくさん、こんにちは。 神奈川県で不妊婦人科専門の鍼灸院ビッグママ治療室をしております米山です。 確かに世の中に鍼灸院は一杯ありますが、どの治療院を選んだら良いのか迷いますよね。 なかなか、ムズカシイ質問だなと思いました。 そこで、もし患者さんの立場だったら、どうやって選ぶのがいいのかなということを考えながら書いてみたいと思います。 まず、ネットの情報や、ご自身が目にして、行きたいなと思った治療院に問い合わせてみるのがよいのかなと思います。 そして、電話でご自身の希望を伝えてみましょう。 その反応で、答えが思い同理のものではなくても、『誠実さ』と、一緒に考えてくれる方向性を感じたら、私は、その患者さんにとって試してみる価値のある治療院ではないかと思います。 不妊治療や、婦人科疾患を目的に鍼灸院に行くことになると思いますが、 東洋医学では、『何をするか』よりも、目の前の患者さんの身体を『どう理解するか』が大切なのです。患者さんの身体を理解した上で、その人の目標とあわせて、どんな方向性で治療をしていくのか、ということが決まります。つまり患者さんと治療者が一緒になって共同作業をしてくのだなあと私は思っています。 とくさんのお書きになった症状をみると、身体そのものの生命力が不足して全体の器が小さいこと。そしてその小さい器でありながらも、一生懸命頑張って毎日をおくっていらっしゃるのかなと思いました。こういった状態であるときに、器を大きくしていく方向にとるやり方と、頑張っていることによっておこっている不都合に対応していくやり方などが考えられます。また、こういったことを踏まえて、不妊治療をどの様に進めていくかも重要なポイントになると私は思いました。 よいパートナーとなれる様な鍼灸院に巡り会えるといいですね。
2015.9.17
専門医Q&A 漢方・鍼灸
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生理前になると眠れなくなります。
ぼたんあこさん(41歳)生理前になると眠れなくなります。気持ちもピリピリして朝方まで起きてます。それで、生活リズムが崩れるので基礎体温も測れないし、仕事も出来ません。夫との喧嘩も増えてストレスがたまり、生理も乱れて悪循環です。泣きそうです。生理を整える薬を飲むと排卵しなくなるし・・・何年も悩んでます。助けてください。 米山章子 先生 (ビッグママ治療室) 神奈川衛生学園専門学校卒 はり師灸師按摩マッサージ指圧師 日本鍼灸師会会員 不妊カウンセリング学会認定 不妊カウンセラー 一元流鍼灸術講師 東海大学大磯病院東洋医学科にて3年にわたり研修 平成9年10月 神奈川県小田原市にて、『鍼灸リラクゼーションビッグママ治療室』を開業 平成17年 師である伴先生と共に『一元流鍼灸術』を立ち上げる。 平成20年3月 「不妊!大作戦」(たにぐち書店)を発刊 平成21年 7月 山下湘南夢クリニックにて『不妊と鍼灸』一般講演 10月 徳島県鍼灸師会主催、『不妊と鍼灸治療』一般講演、専門家向け講演 平成23年 不妊カウンセリング学会にて、『鍼灸来院時の主訴から考察する不妊カウンセリングの役割』を発表、奨励賞を受賞 平成26年8月 日本中医学会雑誌 論文掲載 『東洋医学的生命観に基づく鍼灸:難治性不妊治療への取り組み』 平成27年5月 全日本鍼灸学会 松山 『女子胞の力を増やすことによって、妊娠出産に至った症例よりの考察』 平成27年12月3日 山下湘南夢クリニック主催『第2回不妊治療を考える集い』にて ~「女子胞力を磨く、鍼灸にできること」を講演 平成28年6月 不妊カウンセリング学会『東洋医学的手法による、体表観察から行う不妊カウンセリング』を発表 そのほか、一般向け、専門家向け不妊治療関連講演にて、不妊鍼灸治療についての啓蒙活動行う。 ≫ ビッグママ治療室ぽたんあこさん こんにちは 神奈川県で不妊婦人科専門の鍼灸院ビッグママ治療室をしております米山です。 生理に振り回されているような状況でお辛いですね。 女性にとって、身体の調子がよければ、生理のリズムは当たり前のこととして乗り越えられる波です。 しかしながら、身体の状態そのものが悪いと、生理が身体への大きな負荷となり、生理の状態によって体調が大きく変化し、ぽたんあこさんのように、悪循環が起こる方が多いです。辛いですね。また、この大きな変化によって、妊娠そのものも難しくなっているケースが見受けられます。 問題はふたつの解決方法があると思います。 急がば回れ、まず体調をよくしてから、不妊治療に取り組む方法です。 生理のリズムを整える薬を飲み、生理の負荷を軽減させた上で、体調をよくしていく方向で身体作りします。大きな悪循環がなくなるので、身体作りがスムーズに行われます。 そして、体調そのものがよくなることで、生理のリズムを受け取る力が増え、薬をやめても、生理のリズムに振り回されることなく、過ごしていける様になることが出来る方が多いです。また体調がよくなることは妊娠にとっても、とても大きなプラスとなります。急がば回れという感じですが、案外効果的です。 ぽたんあこさんの場合は、ご自身で不妊の問題の中に高齢ということも入れていらっしゃりますので、上記方法はちょっと遠回り過ぎるとお感じなのかも知れませんね。 今現在の不妊治療はどうなっているのでしょうか?どんな感じですすめていらっしゃいますか? 現時点でこれだけ生理に振り回されている状況は辛いですが、この状態でありながらも、身体の土台作りをしていくことはできます。そして生理がきたときに、すっきりと排出できる力をつけることもポイントです。身体の土台の力(腎気)の力のアップと、排出する力のアップは、生理の辛さの軽減と、妊娠のしやすさ両面からのアプローチとなり、妊娠にも有効だと思います。その上で、ステップアップも強く視野にいれた不妊治療を選択なさることで、スピーディーな妊娠につながり、悪循環からの脱出も早くなると思います。 悪循環に陥っている現状をどこで建ち切るかはなかなか手強い問題ですが、鍼灸、漢方、そして不妊治療そのものでも、解決できる手立てはあると思います。 是非、頼りになる専門家にご相談下さい。
2015.9.17
専門医Q&A 漢方・鍼灸
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IVF治療で悪くなった体調を漢方で回復したけど・・・
JINEKO事務局さん(14歳)アンケートにてお寄せ頂いたご相談について、ジネコが先生に聞いてきました。 【おれんじぴんくさん(36歳)】 1年近く続けた漢方治療で月経周期の乱れはありますが 体調は良くなりました。ただ、IVF 治療でまた体調が悪くなることが不安です。年齢的にも先延ばしはできないと主治医にも言われてます。漢方医の先生は鍼と漢方で自然妊娠をと言われますが、体調は目を見張るほど良くなったけど妊娠にはいたりません。西洋医学と東洋医学、どちらの治療法がいいのでしょうか? 日本に住んでいないので情報も少ないため、不安のほうが先立ちます。 主な症状 ・周期は28~31日と、ばらつきがある。 ・経血量は以前に比べればかなり減っている。 ・6年前に6週で流産。 ・人工授精5回 IVF3 回(妊娠にいたらず) 米山章子 先生 (ビッグママ治療室) 神奈川衛生学園専門学校卒 はり師灸師按摩マッサージ指圧師 日本鍼灸師会会員 不妊カウンセリング学会認定 不妊カウンセラー 一元流鍼灸術講師 東海大学大磯病院東洋医学科にて3年にわたり研修 平成9年10月 神奈川県小田原市にて、『鍼灸リラクゼーションビッグママ治療室』を開業 平成17年 師である伴先生と共に『一元流鍼灸術』を立ち上げる。 平成20年3月 「不妊!大作戦」(たにぐち書店)を発刊 平成21年 7月 山下湘南夢クリニックにて『不妊と鍼灸』一般講演 10月 徳島県鍼灸師会主催、『不妊と鍼灸治療』一般講演、専門家向け講演 平成23年 不妊カウンセリング学会にて、『鍼灸来院時の主訴から考察する不妊カウンセリングの役割』を発表、奨励賞を受賞 平成26年8月 日本中医学会雑誌 論文掲載 『東洋医学的生命観に基づく鍼灸:難治性不妊治療への取り組み』 平成27年5月 全日本鍼灸学会 松山 『女子胞の力を増やすことによって、妊娠出産に至った症例よりの考察』 平成27年12月3日 山下湘南夢クリニック主催『第2回不妊治療を考える集い』にて ~「女子胞力を磨く、鍼灸にできること」を講演 平成28年6月 不妊カウンセリング学会『東洋医学的手法による、体表観察から行う不妊カウンセリング』を発表 そのほか、一般向け、専門家向け不妊治療関連講演にて、不妊鍼灸治療についての啓蒙活動行う。 ≫ ビッグママ治療室妊娠経験があるということで、少し長めのタイミングや人工授精の治療となり、すでに体外受精も3回。そしてその体外受精で薬剤が合わず、副作用でだいぶ苦労なさり大変でしたね。 東洋医学では体を「大地に根ざし天空に枝葉を広げる一本の木」と考えることがあります。そして五臓(肝、心、脾、肺、腎)からこの木をよくみていきます。 大地は生命力の土台です。豊かな泉と肥沃な土によって充分に滋養された大地(脾腎)は、妊娠にもとても大切です。 その大地に根っこを張り、風がそよぎ光りあふれる天空(心肺)に枝葉を広げる一本の木(肝)が健やかな人間のありようです。 とくに妊娠には充実した腎の力とストレスのない伸びやかな肝の状態がとても大切です。 おれんじぴんくさんは、薬剤によって脾腎に大きく影響を受けてしまうようですね。 腎の力が弱まれば妊娠経験がある方でも受精卵を受け止められないし、脾腎への負担が大きければ、体調が悪化するのもうなずけます。 妊娠には生命力の土台の力をつけるのが得意な東洋医学と物理的な問題(体外受精など)の解決が得意な西洋医学の両方を必要とする場合があります。 妊娠経験があるのですから、漢方治療で体をのびやかでストレスのない状態にし、肝へのアプローチが得意な鍼灸を上手に組み合わせることで、自然な妊娠の可能性も広がるのではないかと思います。 年齢要因から体外受精もなるべく早目に考えたい気持ちはよくわかるのですが、妊娠が成立しない方の中には、生命の土台である腎がもともと弱かったり、おれんじぴんくさんのように薬剤によって腎が弱ってしまっている方もいます。 受精卵を受け止める腎の力が弱ったままではいくら胚移植を行っても結果はでず、同じことの繰り返しになってしまう可能性もあります。 体外受精によって腎の力が大きく損なわれてしまうタイプの方は、一度西洋医学の治療をお休みして、東洋医学でしっかり腎に力をつけてから、再度、胚移植にのぞまれるのもよいのではないかと思います。 よい結果につながりますよう、願っております。
2014.4.7
専門医Q&A 漢方・鍼灸
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多嚢胞…クロミッドや注射でも排卵しない…
JINEKO事務局さん(14歳)アンケートにてお寄せ頂いたご相談について、ジネコが先生に聞いてきました。 【トモミ☆さん(40歳)】 始めまして。質問お願い致します。 現在、普通の産婦人科から不妊治療に力を入れている病院に転院し治療を進めております。 不妊専門の病院で始めて検査をしてもらった所、 LHとFSHの数値が高く『年齢のわりに卵巣が少し老化ぎみの数値』と言われました…。 それと同時に『多嚢胞性卵巣』とも言われ… 今までクロミッド+HCGの注射+前回始めてブセレキュアをしましたが卵胞は22~28㎜位と大きくなるのですが排卵には至りません(>_ 米山章子 先生 (ビッグママ治療室) 神奈川衛生学園専門学校卒 はり師灸師按摩マッサージ指圧師 日本鍼灸師会会員 不妊カウンセリング学会認定 不妊カウンセラー 一元流鍼灸術講師 東海大学大磯病院東洋医学科にて3年にわたり研修 平成9年10月 神奈川県小田原市にて、『鍼灸リラクゼーションビッグママ治療室』を開業 平成17年 師である伴先生と共に『一元流鍼灸術』を立ち上げる。 平成20年3月 「不妊!大作戦」(たにぐち書店)を発刊 平成21年 7月 山下湘南夢クリニックにて『不妊と鍼灸』一般講演 10月 徳島県鍼灸師会主催、『不妊と鍼灸治療』一般講演、専門家向け講演 平成23年 不妊カウンセリング学会にて、『鍼灸来院時の主訴から考察する不妊カウンセリングの役割』を発表、奨励賞を受賞 平成26年8月 日本中医学会雑誌 論文掲載 『東洋医学的生命観に基づく鍼灸:難治性不妊治療への取り組み』 平成27年5月 全日本鍼灸学会 松山 『女子胞の力を増やすことによって、妊娠出産に至った症例よりの考察』 平成27年12月3日 山下湘南夢クリニック主催『第2回不妊治療を考える集い』にて ~「女子胞力を磨く、鍼灸にできること」を講演 平成28年6月 不妊カウンセリング学会『東洋医学的手法による、体表観察から行う不妊カウンセリング』を発表 そのほか、一般向け、専門家向け不妊治療関連講演にて、不妊鍼灸治療についての啓蒙活動行う。 ≫ ビッグママ治療室トモミさん、 多膿疱性卵巣による排卵障害でなかなか妊娠に致らないのですね。 病院でも、いろいろと工夫して対応して下さっているのかと思いますが、 卵胞は大きくなるも、きちんと排卵していないということですね。 東洋医学では、その人の身体そのものを診ることがとても大切です。 ですので、なかなか具体的にお返事することが難しいのですが、 当院での今までの経験から申し上げると、排卵障害の方でも、体調を整え 排卵し、妊娠、出産までたどりつくことはよくあります。 確かに、体外受精を視野に入れれば、卵胞の数が出来ている方の場合は 素早く進むことも多いのですが、自然妊娠されるケースも多く 経験しておりますので、もう少し身体作りに取り組んでもよいのかなと 思います。(ただし、年齢要因的に、自然妊娠にせよ、体外顕微授精による治療にせよ、急ぐ必要がありますね) 具体的にはまず、少し体重を落とされてはいかがでしょうか? さほど太っているわけではないですが、2,3キロダウンを目安にしてください。 しっかりと体が作られる食べ物(タンパク質、脂質など)を摂取し、炭水化物などを上手にコントロールするとよいかと思います。減量そのものが目的ではなく、身体作りを心がけた食生活にしていたら結果として痩せていたという感じがよいです。 また、鍼灸もとても効果的です。挑戦してみて下さい。そして鍼灸院で、ご自身にあわせた経穴を選んでもらい、毎日自宅でもお灸をしてみてください。効果的です。 睡眠も大切です。11時までには寝て、充分な睡眠を心がけましょう。 以前に50-90日周期でしか生理が来なかった方が、9時に寝るようにしたら、 28日周期できちんと生理がくるようになった方がいらっしゃいました。 睡眠は東洋医学で言うところの腎を養います。腎は生命の土台となります。 この土台が妊娠の成立には大きく関与します。 ご主人のお考えもよくわかります、やはり子供を授かるということは それなりの覚悟もいることですからね。 ただ、せっかく目の前に素晴らしい技術があるのにという思いもあるのでは ないでしょうか。ご夫婦で体外受精、顕微授精などを含んだ不妊治療の説明会などに行かれてみることもよいかなと思います。 時間を大切に、そしてお二人にとって納得のいく治療でありますようにと願っております。
2014.1.21
専門医Q&A 漢方・鍼灸
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漢方薬や鍼灸の治療が自分の体質に合っているのか、合わないのかがわかりません
相談者 Pandaさん(37歳)■ 不妊治療に漢方薬、鍼灸などありますが、自分に本当に合っているのかどうかがわかりません。何か判断基準などはあるのでしょうか?西洋医学の薬はほぼ明らかに効果を認識できますが、東洋医学の効果の判断基準を教えてください。 東洋医学の四診を通して、今の不妊状態に必要なのは何かを考えることが先決 東洋医学では、治療の前にしておくべきことが2つあります。1つは情報集めの「四診」。問診や脈、舌、腹、全身の経穴などを実際に見て触れることなどを通して、情報を引きだしていきます。2つ目は「治療方針の決定」。四診で得られた情報を基に、「赤ちゃんと出会うには、どのような体づくりをしていくのが良いのか」を考えていきます。最後に「鍼灸治療」。治療方針に沿って行われます。不妊で悩んでいると「赤ちゃんができる、体に良い」ということは、何でも試してみたくなりますよね。でも、あれもこれもと、足し算していって無理を重ねると、それが逆にストレスになることもあります。 西洋医学、東洋医学両方の観点からあわせた視点で、最善の選択を考える 年齢や、いままでの不妊治療歴なども大切な情報です。また、現代の不妊治療は、高度生殖医療もふくめ、多くの「技術」の選択をすることができます。ですから、四診によって得られた現在の状況と、西洋医学もふくめた、さまざまな選択肢を併せて考えながら、統合的に「治療方針の決定」を行なっていくことがとても大切です。鍼灸が合うのかどうかということは、この統合的な治療方針に沿って考えます。鍼灸が必要であるのか、漢方も考えた方がいいのか、西洋医学を優先すべきか、食生活や養生が一番必要なのかなど、時間の問題も含め、あなたの不妊治療に必要なことを、しっかり優先順位をつかんで進めていきましょう。 鍼灸治療にはいろいろなアプローチの仕方があるから、効果も期待できる 赤ちゃんを授かるためには、体を温め養うことが必要だし、子宮や卵巣の血流を良くしていくことも大事です。また、全身のストレス状態を解消することがポイントでもあるというように、さまざまなケースがあります。鍼灸治療は、鍼とお灸を使い、いろいろな形でアプローチすることで、それらに対し多くの効果を発揮しています。 治療院での鍼灸治療と平行して、自宅で毎日お灸をしていただくと、効果をより高めることもができます。Pandaさんにとって、効果が期待できる方法を、鍼灸院で提案されるといいですね。 米山 章子 先生 東海大学大磯病院東洋医学科にて研修研鑽を積み、平成9年「鍼灸リラクゼーションビッグママ治療室」を開業 。平成20年たにぐち書店より「不妊!大作戦」を出版。平成23 年不妊カウンセリング学会にて発表、奨励賞を受賞 。不妊治療などの講演にて不妊鍼灸治療の啓蒙活動を行っている。 相談者 Pandaさん(37歳)■ 不妊治療に漢方薬、鍼灸などありますが、自分に本当に合っているのかどうかがわかりません。何か判断基準などはあるのでしょうか?西洋医学の薬はほぼ明らかに効果を認識できますが、東洋医学の効果の判断基準を教えてください。 東洋医学の四診を通して、今の不妊状態に必要なのは何かを考えることが先決 東洋医学では、治療の前にしておくべきことが2つあります。1つは情報集めの「四診」。問診や脈、舌、腹、全身の経穴などを実際に見て触れることなどを通して、情報を引きだしていきます。2つ目は「治療方針の決定」。四診で得られた情報を基に、「赤ちゃんと出会うには、どのような体づくりをしていくのが良いのか」を考えていきます。最後に「鍼灸治療」。治療方針に沿って行われます。不妊で悩んでいると「赤ちゃんができる、体に良い」ということは、何でも試してみたくなりますよね。でも、あれもこれもと、足し算していって無理を重ねると、それが逆にストレスになることもあります。 西洋医学、東洋医学両方の観点からあわせた視点で、最善の選択を考える 年齢や、いままでの不妊治療歴なども大切な情報です。また、現代の不妊治療は、高度生殖医療もふくめ、多くの「技術」の選択をすることができます。ですから、四診によって得られた現在の状況と、西洋医学もふくめた、さまざまな選択肢を併せて考えながら、統合的に「治療方針の決定」を行なっていくことがとても大切です。鍼灸が合うのかどうかということは、この統合的な治療方針に沿って考えます。鍼灸が必要であるのか、漢方も考えた方がいいのか、西洋医学を優先すべきか、食生活や養生が一番必要なのかなど、時間の問題も含め、あなたの不妊治療に必要なことを、しっかり優先順位をつかんで進めていきましょう。 鍼灸治療にはいろいろなアプローチの仕方があるから、効果も期待できる 赤ちゃんを授かるためには、体を温め養うことが必要だし、子宮や卵巣の血流を良くしていくことも大事です。また、全身のストレス状態を解消することがポイントでもあるというように、さまざまなケースがあります。鍼灸治療は、鍼とお灸を使い、いろいろな形でアプローチすることで、それらに対し多くの効果を発揮しています。 治療院での鍼灸治療と平行して、自宅で毎日お灸をしていただくと、効果をより高めることもができます。Pandaさんにとって、効果が期待できる方法を、鍼灸院で提案されるといいですね。 米山 章子 先生 東海大学大磯病院東洋医学科にて研修研鑽を積み、平成9年「鍼灸リラクゼーションビッグママ治療室」を開業 。平成20年たにぐち書店より「不妊!大作戦」を出版。平成23 年不妊カウンセリング学会にて発表、奨励賞を受賞 。不妊治療などの講演にて不妊鍼灸治療の啓蒙活動を行っている。
2013.6.26
コラム 不妊治療
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男性不妊
アグットさん(30歳)鍼灸は不妊治療に効果があるのは知っていますが、 男性不妊で顕微授精をしている場合でも、効果を得ることができますか? 米山章子 先生 (ビッグママ治療室) 神奈川衛生学園専門学校卒 はり師灸師按摩マッサージ指圧師 日本鍼灸師会会員 不妊カウンセリング学会認定 不妊カウンセラー 一元流鍼灸術講師 東海大学大磯病院東洋医学科にて3年にわたり研修 平成9年10月 神奈川県小田原市にて、『鍼灸リラクゼーションビッグママ治療室』を開業 平成17年 師である伴先生と共に『一元流鍼灸術』を立ち上げる。 平成20年3月 「不妊!大作戦」(たにぐち書店)を発刊 平成21年 7月 山下湘南夢クリニックにて『不妊と鍼灸』一般講演 10月 徳島県鍼灸師会主催、『不妊と鍼灸治療』一般講演、専門家向け講演 平成23年 不妊カウンセリング学会にて、『鍼灸来院時の主訴から考察する不妊カウンセリングの役割』を発表、奨励賞を受賞 平成26年8月 日本中医学会雑誌 論文掲載 『東洋医学的生命観に基づく鍼灸:難治性不妊治療への取り組み』 平成27年5月 全日本鍼灸学会 松山 『女子胞の力を増やすことによって、妊娠出産に至った症例よりの考察』 平成27年12月3日 山下湘南夢クリニック主催『第2回不妊治療を考える集い』にて ~「女子胞力を磨く、鍼灸にできること」を講演 平成28年6月 不妊カウンセリング学会『東洋医学的手法による、体表観察から行う不妊カウンセリング』を発表 そのほか、一般向け、専門家向け不妊治療関連講演にて、不妊鍼灸治療についての啓蒙活動行う。 ≫ ビッグママ治療室アグットさん こんにちは ビッグママ治療室の米山です。 今現在、顕微授精をして不妊治療をすすめていらっしゃるのですね。 東洋医学で不妊治療を考えるときには、まず四診を通じ、お話を伺い、 お身体を拝見して、治療方針をたてて考えていくことが大切です。 その上で、アグットさんご夫妻の現在お困りの状況にどの程度、 鍼灸治療が貢献できるのかということを検討していくこととなります。 お身体の状況によって、鍼灸治療で何をしていくかということも 違いますし、期待できる範囲も人によって差があります。 ですので、一般論として、男性不妊と鍼灸について語ることは なかなか難しいなと思いますが、男性不妊の方で、体調や精神的な 状態によって、精子の状態が大きく変化するようなケースにおいては、 体調全般をよくすることは、精子の状態をよくすることにもつながり、 男性不妊の状況をより好転する場合もあります。 男性不妊に対して、もとめるものが、自然妊娠であれば、 顕微授精レベルの方に対する治療としては迂遠なのかもしれませんが、 『よりよい状況』を目指すのであれば、鍼灸がお力になれる こともあると思います。 よい結果につながりますように。 ご参考まで
2013.3.7
専門医Q&A 漢方・鍼灸
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鍼灸の痛みについて
たまさん(36歳)凍結胚移植後にすすめられて針をしてもらったのですが腰のあたりに激痛がはしりました 5時間以上たちますが今もジリジリ痛みます 肝臓が弱ってるからと説明されましたがこのまま通って大丈夫なのでしょうか? 有名な所のようですがまたあんに痛い思いは辛いです この治療で赤ちゃんができなかったらと考えてしまってなりません 米山章子 先生 (ビッグママ治療室) 神奈川衛生学園専門学校卒 はり師灸師按摩マッサージ指圧師 日本鍼灸師会会員 不妊カウンセリング学会認定 不妊カウンセラー 一元流鍼灸術講師 東海大学大磯病院東洋医学科にて3年にわたり研修 平成9年10月 神奈川県小田原市にて、『鍼灸リラクゼーションビッグママ治療室』を開業 平成17年 師である伴先生と共に『一元流鍼灸術』を立ち上げる。 平成20年3月 「不妊!大作戦」(たにぐち書店)を発刊 平成21年 7月 山下湘南夢クリニックにて『不妊と鍼灸』一般講演 10月 徳島県鍼灸師会主催、『不妊と鍼灸治療』一般講演、専門家向け講演 平成23年 不妊カウンセリング学会にて、『鍼灸来院時の主訴から考察する不妊カウンセリングの役割』を発表、奨励賞を受賞 平成26年8月 日本中医学会雑誌 論文掲載 『東洋医学的生命観に基づく鍼灸:難治性不妊治療への取り組み』 平成27年5月 全日本鍼灸学会 松山 『女子胞の力を増やすことによって、妊娠出産に至った症例よりの考察』 平成27年12月3日 山下湘南夢クリニック主催『第2回不妊治療を考える集い』にて ~「女子胞力を磨く、鍼灸にできること」を講演 平成28年6月 不妊カウンセリング学会『東洋医学的手法による、体表観察から行う不妊カウンセリング』を発表 そのほか、一般向け、専門家向け不妊治療関連講演にて、不妊鍼灸治療についての啓蒙活動行う。 ≫ ビッグママ治療室たまさん こんにちは 鍼灸の痛みについてのご質問ですね。 凍結胚の移植後に鍼灸を受けられたのですね。 受精卵がしっかり着床できるようにと目標をもっての施術ではないかと思います。 上手く結果につながるようにと思います。 さて、鍼灸のいたみについてですが、 鍼灸治療とひとくちにいっても、先生方によって用いる針は様々で、また使い方も 様々です。なかなか一般論として、鍼灸が痛いのかどうかというお返事は難しいかなと思います。 施術する立場から言わせていただきますと、痛い痛くないよりも、 より『結果を出せる』方法を選択することが多いように思います。たまさんを 施術してくださった先生もきっとそういった思いからの施術であったのではないかと 考えます。 私は鍼灸をさせていただく立場でもありますが、患者として鍼灸のファンで 治療もよく受けています。私は恐がりで『痛い』治療や『強い』治療は苦手です。 ですので私自身が自分の治療院で提供している鍼灸治療は、『痛み』や『刺激』に 配慮した治療をしています。鍼はいろいろなやり方もあります。ぜひ、今度受けるときに その先生に相談されてはいかがかと思います。きっと何らかの説明、配慮を してくださるのではないかと思います。気持ちよく治療が受けられることも 大事なことですね。 よい結果につながりますようには、
2012.11.2
専門医Q&A 漢方・鍼灸
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合うか合わないのか、分からない
Pandaさん(37歳)漢方薬、鍼灸 などありますが、自分に本当に合っているのか、分かりません。 何か判断基準などはあるのでしょうか? 西洋医学の薬はほぼ明らかに効果を認識できますが、東洋医学の判断基準を教えてください。 米山章子 先生 (ビッグママ治療室) 神奈川衛生学園専門学校卒 はり師灸師按摩マッサージ指圧師 日本鍼灸師会会員 不妊カウンセリング学会認定 不妊カウンセラー 一元流鍼灸術講師 東海大学大磯病院東洋医学科にて3年にわたり研修 平成9年10月 神奈川県小田原市にて、『鍼灸リラクゼーションビッグママ治療室』を開業 平成17年 師である伴先生と共に『一元流鍼灸術』を立ち上げる。 平成20年3月 「不妊!大作戦」(たにぐち書店)を発刊 平成21年 7月 山下湘南夢クリニックにて『不妊と鍼灸』一般講演 10月 徳島県鍼灸師会主催、『不妊と鍼灸治療』一般講演、専門家向け講演 平成23年 不妊カウンセリング学会にて、『鍼灸来院時の主訴から考察する不妊カウンセリングの役割』を発表、奨励賞を受賞 平成26年8月 日本中医学会雑誌 論文掲載 『東洋医学的生命観に基づく鍼灸:難治性不妊治療への取り組み』 平成27年5月 全日本鍼灸学会 松山 『女子胞の力を増やすことによって、妊娠出産に至った症例よりの考察』 平成27年12月3日 山下湘南夢クリニック主催『第2回不妊治療を考える集い』にて ~「女子胞力を磨く、鍼灸にできること」を講演 平成28年6月 不妊カウンセリング学会『東洋医学的手法による、体表観察から行う不妊カウンセリング』を発表 そのほか、一般向け、専門家向け不妊治療関連講演にて、不妊鍼灸治療についての啓蒙活動行う。 ≫ ビッグママ治療室東洋医学では、治療の前にしておくべきことが2つあります。 1つは情報集めの「四診」。 問診や脈、舌、腹、全身の経穴などを実際に見て触れることなどを通して、情報を引き出していきます。 2つ目は「治療方針の決定」。 四診で得られた情報を元に、「赤ちゃんと出会うには、どのような体づくりをしていくのが良いのか」を考えていきます。 最後に「鍼灸治療」。 治療方針に沿って行われます。 不妊で悩んでいると「赤ちゃんができる、体に良い」ということは、何でも試してみたくなりますよね。 でも、あれもこれもと、足し算していって無理を重ねると、それが逆にストレスになることもあります。 年齢や、いままでの不妊治療歴なども大切な情報です。 また、現代の不妊治療は、高度生殖医療もふくめ、多くの「技術」の選択をすることができます。 ですから、四診によって得られた現在の状況と、西洋医学もふくめた、さまざまな選択肢を併せて考えながら、統合的に「治療方針の決定」を行なっていくことがとても大切です。 鍼灸が合うのかどうかということは、この統合的な治療方針に沿って考えます。 鍼灸が必要であるのか、漢方も考えた方がいいのか、西洋医学を優先すべきか、食生活や養生が一番必要なのかなど、時間の問題も含め、あなたの不妊治療に必要なことを、しっかり優先順位をつかんで進めていきましょう。 赤ちゃんを授かるためには、体を暖め養うことが必要だし、子宮や卵巣の血流を良くしていくことも大事です。 また、全身のストレス状態を解消することがポイントでもあるというように、さまざまなケースがあります。 鍼灸治療は、鍼とお灸を使い、いろいろな形でアプローチすることで、それらに対し多くの効果を発揮しています。 治療院での鍼灸治療と平行して、自宅で毎日お灸をしていただくと、効果をより高めることもができます。 Panda さんにとって、効果の期待できる方法を提案してもらえるといいですね。
2012.9.29
専門医Q&A 漢方・鍼灸
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鍼灸と骨盤矯正
hiroさん(30歳)不妊治療中です。 鍼お灸マッサージをやってもらってます。 骨盤矯正を他の所でやってもらいたいと思いますが体に悪い影響は与えないでしょうか? 同時にやっても大丈夫でしょうか?どららかの効果が減ってしまう事はありますか? よろしくお願いします。 米山章子 先生 (ビッグママ治療室) 神奈川衛生学園専門学校卒 はり師灸師按摩マッサージ指圧師 日本鍼灸師会会員 不妊カウンセリング学会認定 不妊カウンセラー 一元流鍼灸術講師 東海大学大磯病院東洋医学科にて3年にわたり研修 平成9年10月 神奈川県小田原市にて、『鍼灸リラクゼーションビッグママ治療室』を開業 平成17年 師である伴先生と共に『一元流鍼灸術』を立ち上げる。 平成20年3月 「不妊!大作戦」(たにぐち書店)を発刊 平成21年 7月 山下湘南夢クリニックにて『不妊と鍼灸』一般講演 10月 徳島県鍼灸師会主催、『不妊と鍼灸治療』一般講演、専門家向け講演 平成23年 不妊カウンセリング学会にて、『鍼灸来院時の主訴から考察する不妊カウンセリングの役割』を発表、奨励賞を受賞 平成26年8月 日本中医学会雑誌 論文掲載 『東洋医学的生命観に基づく鍼灸:難治性不妊治療への取り組み』 平成27年5月 全日本鍼灸学会 松山 『女子胞の力を増やすことによって、妊娠出産に至った症例よりの考察』 平成27年12月3日 山下湘南夢クリニック主催『第2回不妊治療を考える集い』にて ~「女子胞力を磨く、鍼灸にできること」を講演 平成28年6月 不妊カウンセリング学会『東洋医学的手法による、体表観察から行う不妊カウンセリング』を発表 そのほか、一般向け、専門家向け不妊治療関連講演にて、不妊鍼灸治療についての啓蒙活動行う。 ≫ ビッグママ治療室hiroさん 不妊治療をしていると、効果的と言われるものは、出来るだけ取り入れていきたくなりますよね。お気持ちよくわかります(^^)。 身体作りをしていくときに、まず第一に考えなければならないのは、ご自身がいまどういう状態であるのかという理解です。 その上で、この状態を改善するためには何が(この場合整体ですね)必要なのか?ということを考えていくことが大切なのではないかと思います。 いま、鍼灸マッサージを受けていらっしゃるとのことですので、hiroさんのお身体をみてくださっている先生に、率直に整体治療が現在必要か伺ってみてはいかがでしょうか?。 もしかしたらいま整体などの大きな動きをとることで、よりよい局面になる場合もあると思いますし、お身体の状態によってはかえって大きな動きが負担になる場合もあるかと思います。個別具体的に考えていくことがとても重要です。ただし、整体と一口に言っても、いろいろな考え方による施術もあるようですので、なかなか難しいご質問でもありますね。 よい結果へとつながりますように(^^)
2012.6.7
専門医Q&A 漢方・鍼灸
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排卵前の発熱
ろーりーさん(44歳)過去に人工授精を何度か試みましたが 妊娠にいたらず、 鍼灸始めて2週期目の排卵前に38.5度の熱が4日間続きました。 たまたま発熱の2日目に鍼灸のアポイントがあったので熱がある旨先生に伝えたところ、じゃあ熱を下げるツボにもと針を刺してくれた様子で、数時間後には元気になってるから。と言われたものの残念なことに熱は下がらず、体力も食欲も変化なしでした。 排卵前だと市販の風邪薬は大丈夫と聞いていた為、その二日後に服用し熱は下がったのですが、1週間後に排卵されているであろうと思っていたところ体温が一向に高温期にならずもうすぐ生理予定日がくるであろう頃に少し体温が上がった(36.5度)くらいです。 大抵は28日周期で14日前後に排卵している様子なのと体温もちゃんと高温期(36.6から36.8)に入ります。 原因は発熱のせいでしょうか?風邪薬がキツ過ぎたのでしょうか?過去にインフルエンザ予防接種の影響で3ヶ月程基礎体温が狂ったことがあります。 もしも、今周期に妊娠していたとしても元気な子を授かることが出来るでしょうか? 鍼灸で発熱に効かなかった者が妊娠に効くことはありますでしょうか? 個人差はあるとのことですが、鍼灸で平均的にどれくらいの期間で授かるものでしょうか? どれくらいの期間で効かなければ合わないと考えたら良いですか? よろしくお願いします。 米山章子 先生 (ビッグママ治療室) 神奈川衛生学園専門学校卒 はり師灸師按摩マッサージ指圧師 日本鍼灸師会会員 不妊カウンセリング学会認定 不妊カウンセラー 一元流鍼灸術講師 東海大学大磯病院東洋医学科にて3年にわたり研修 平成9年10月 神奈川県小田原市にて、『鍼灸リラクゼーションビッグママ治療室』を開業 平成17年 師である伴先生と共に『一元流鍼灸術』を立ち上げる。 平成20年3月 「不妊!大作戦」(たにぐち書店)を発刊 平成21年 7月 山下湘南夢クリニックにて『不妊と鍼灸』一般講演 10月 徳島県鍼灸師会主催、『不妊と鍼灸治療』一般講演、専門家向け講演 平成23年 不妊カウンセリング学会にて、『鍼灸来院時の主訴から考察する不妊カウンセリングの役割』を発表、奨励賞を受賞 平成26年8月 日本中医学会雑誌 論文掲載 『東洋医学的生命観に基づく鍼灸:難治性不妊治療への取り組み』 平成27年5月 全日本鍼灸学会 松山 『女子胞の力を増やすことによって、妊娠出産に至った症例よりの考察』 平成27年12月3日 山下湘南夢クリニック主催『第2回不妊治療を考える集い』にて ~「女子胞力を磨く、鍼灸にできること」を講演 平成28年6月 不妊カウンセリング学会『東洋医学的手法による、体表観察から行う不妊カウンセリング』を発表 そのほか、一般向け、専門家向け不妊治療関連講演にて、不妊鍼灸治療についての啓蒙活動行う。 ≫ ビッグママ治療室ろーりーさん こんにちは いろいろと心配なことがありますね。 基礎体温を測ることは、妊娠を希望される方にとっては大事なことだと思います。 しかしながら、体温はいろいろな要素で変動しますので、参考にならないこともありますね。排卵をしっかりと把握したい場合は、体温表のほかに、排卵検査薬なども並用されてみるのもよいでしょうし、病院で卵胞チェックなどをお受けになってもよいかと思います。 今回は婦人科的な体温変化の他に、大きな体温変化を伴うような身体の負担があった わけですから、場合によっては全身的な影響もあったと思います。身体全体が敏感なかただと思いますので、『変化』そのものに注目せずに、『身体の底力をつける』ことを目標にされたほうが、よいのかなと私は思いました。 身体が充実することで、いろいろな外的変化を受け止める力があがりますし、また 結果として妊娠しやすくなると思います。 鍼灸で平均的にどのぐらいの期間で授かるということは、その方の状況によってかなり違うので、一般論を語っても、その方自身にとってどうなのかということはわかりませんよね。私の治療院の場合、1度の施術で妊娠に致る方もいらっしゃいますし、1年を経て自然に妊娠に致る方もいらっしゃいます。 妊娠には年齢要因や器質的な問題も大きく関わってきます。鍼灸はどうなのか?という視点から考えるよりも、西洋医学、東洋医学も含んで総合的に、ご自身にとって『妊娠の可能性をあげるには、どういった身体作り、選択が必要なのか』ということをまず考えることが大切だと私は思っております。そういった前提を踏まえた上で、鍼灸での身体作りは、鍼灸のみの妊娠を願う場合だけでなく、他の西洋医学的な治療の効果もアップさせてくれる役割を担えると私は感じております。 よい結果につながりますよう、お祈りしております。
2012.4.17
専門医Q&A 漢方・鍼灸