医療法人 絹谷産婦人科 ジネコ取材済
広島県広島市中区本通8-23本通ヒルズ4階
婦人科 / 不妊治療
医療法人 絹谷産婦人科
広島県広島市中区本通8-23本通ヒルズ4階
「実績が豊富」「より自然に近い妊娠を目標とした不妊治療」「一般不妊治療から高度生殖医療まで」「主治医制を採用」「スタッフが充実」「設備が充実」「知識・技術・経験・説明こころ・安心、安全、確実を大切に」「ISO認証JISART認証を取得」「広島市内中心地」「初診から全て完全予約制」
「最高水準の不妊治療」を安心して受けることができます。
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診療科
婦人科
不妊治療
基本診療時間
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
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9:00~12:30 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
15:00~17:30 | ○ | ○ | - | ○ | ○ | - |
※完全予約制 ※初診の方は月曜日~金曜日に受診してください。
休診日
●水曜日午後●土曜日午後●日曜・祝日(但し、採卵・移植・排卵誘発等は休診日でも実施しています。)●GW●お盆の時期●年末年始(採卵・移植・排卵誘発等も行えません。)
住所・連絡先
広島県広島市中区本通8-23本通ヒルズ4階
TEL: 082-247-6399
一般不妊検査
<女性>
卵管通気検査
子宮卵管造影検査
子宮鏡検査
頸管粘液検査
フーナーテスト
(性交後試験)
<男性>
一般精液検査
一般不妊治療
タイミング指導
人工授精
排卵誘発
黄体ホルモン補充
高度生殖医療
体外受精
顕微授精
不育症外来
不育症とは
検査について
治療について
絹谷正之 院長プロフィール
絹谷正之 院長略歴
昭和51年
広島市立千田小学校卒業
昭和57年
修道高校卒業
平成元年
愛媛大学医学部卒業、医師国家試験合格
平成元年
広島大学医学部産科婦人科学教室入局
平成9年
山王病院リプロダクションセンター(東京)井上正人院長のもとで高度生殖補助医療研修、顕微授精修得
平成9年
広島大学医学部産科婦人科助手(体外受精部門担当)
平成11年
McGill大学医学部産婦人科(カナダ、モントリオール)、Toronto大学Toronto Centre for Advanced Reproductive Technology (TCART)(カナダ、トロント)、Diamond Institute(アメリカ、ニュージャージー)、Bourn Hall Clinic(イギリス、ケンブリッジ)にて高度生殖補助医療研修
平成12年3月
絹谷産婦人科副院長
平成12年6月
博士号(医学、広島大学)取得
平成14年5月
絹谷産婦人科院長
趣味
サイクリング、旅行、映画鑑賞
資格
日本生殖医学会認定生殖医療専門医
日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医
母体保護法指定医
日本産科婦人科学会会員
日本生殖医学会会員
日本受精着床学会会員
日本IVF学会会員
日本哺乳動物卵子学会評議員
日本レーザーリプロダクション学会会員
アメリカ不妊学会(ASRM)会員
ヨーロッパ生殖学会(ESHRE)会員
広島県産婦人科医会常務理事
主治医/完全予約制
当院は、主治医制の完全予約制です。主治医の診療日と受付時間をご確認の上、ご予約後ご来院ください。
このクリニックに関連する監修記事、取材内容、ユーザー様からの質問と回答など、ジネコが企画した様々なコンテンツの一覧です。
記事一覧
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無関心なのではなくて男性は不妊について知識不足
無関心なのではなくて男性は不妊について知識不足 女性の体のことはなかなか理解しづらいと思いますが、ワンステップ踏み込んで、知る機会をもってもらいたい。決して解決策はいらない、話し相手になることが「支える」ことのスタートだと思いますよ。 無関心なのではなくて男性は不妊について知識不足 「夫が意見を言わないからわからない」という声を奥さんからお聞きすることがありますが、多くは「言わない」のではなく「言えない」のではないでしょうか。また、「夫と話し合ったことがない」などの声も聞きますが、これらはおそらく、不妊治療についてベースとなる知識がないというか、男性はそういう環境にないのかもしれません。たとえば男性が友人や親とか親しい人と不妊について、話をする機会はほとんどないですからね。知識が乏しくて、奥さんと同等に話ができるレベル・状態にないので、話し合いにならないのではないでしょうか。 さらに、「夫の関心がうすい」というのも、不妊治療そのものがほとんど女性が受けるものですし、妊娠するのも女性、そして産むのも女性です。だから僕が思うに、本当に関心がうすい場合もあるかもしれませんが、どう不妊治療に関わっていいのかわからないのだと思います。奥さんと一緒に病院に来ても、もともとの知識が少ないのでどう対応していいかわからないと思いますよ。僕も男だから、そう思います。特に、「月経がどうの、排卵が…」なんて言われてもねぇ。実際には関心を持ちたくても持てないんじゃないかな。 知識を得るにつれ、遠慮が出る。だからこそ、支えてあげよう まず、ご主人はそういう知識を得る機会があまりないでしょうから、当院が行っている「初診前説明会」でもいいし、書籍でもいいと思うので、とりあえず一歩踏み出して、知る努力をしてほしい。知らないと、いくら協力したいと思っていても、話し相手になりたくても難しいでしょうから。ただ実際に知ったとしても、検査を受けるとか治療を受けるのは、ほとんどが女性。ご主人は精液検査くらい。結局は自分が痛みのある検査をしたり、毎日服薬するわけではないので、「僕ががんばる」ということにはならないし、奥さんに遠慮して、黙ってしまうっていうのもあるでしょうね。こと妊娠においてはデリケートな部分でもあり、夫婦ともに互いが遠慮したりして、もどかしい思いをしてしまうのかもしれません。 では、子どもが欲しいという共通の目的・目標があるところで、男性に何ができるかといえば、僕が考えるに「支える」という役目を認識したらいいんじゃないかな。「しんどい、つらい」という思いに耳を傾け、代わりに産むことはできないのだから、夫婦二人がこのような共通認識を持てたらいいと思います。だから「支える」ためにもきちんと知識を得てほしいですね。 絹谷 正之先生 愛媛大学医学部卒業。広島大学医学部産科婦人科学教室入局。その後、東京の山王病院リプロダクションセンターにて高度生殖補助医療研修、顕微授精を修得。1999年にはカナダ、アメリカにて高度生殖補助医療研修を行う。2000年、絹谷産婦人科副院長、2002年より院長に。広島県産婦人科医会常務理事。ISO9001やJISART(日本生殖補助医療標準化機関)の認定を2010年~2011年に取得。今春から、多目的室で「初診前説明会」を開始。 ■ あわせて読みたい ■ 周りの人に支えられ、励まされながら… 7年間の治療を通して強くなった夫婦の絆。 京野先生の男性不妊講座:EDは治療で改善できる 結婚後、子どもができず不妊治療を開始。現在は、1歳の男の子のパパになったYさんのお話 絹谷産婦人科 女性のための健康生活マガジン JINEKO 無関心なのではなくて男性は不妊について知識不足 女性の体のことはなかなか理解しづらいと思いますが、ワンステップ踏み込んで、知る機会をもってもらいたい。決して解決策はいらない、話し相手になることが「支える」ことのスタートだと思いますよ。 無関心なのではなくて男性は不妊について知識不足 「夫が意見を言わないからわからない」という声を奥さんからお聞きすることがありますが、多くは「言わない」のではなく「言えない」のではないでしょうか。また、「夫と話し合ったことがない」などの声も聞きますが、これらはおそらく、不妊治療についてベースとなる知識がないというか、男性はそういう環境にないのかもしれません。たとえば男性が友人や親とか親しい人と不妊について、話をする機会はほとんどないですからね。知識が乏しくて、奥さんと同等に話ができるレベル・状態にないので、話し合いにならないのではないでしょうか。 さらに、「夫の関心がうすい」というのも、不妊治療そのものがほとんど女性が受けるものですし、妊娠するのも女性、そして産むのも女性です。だから僕が思うに、本当に関心がうすい場合もあるかもしれませんが、どう不妊治療に関わっていいのかわからないのだと思います。奥さんと一緒に病院に来ても、もともとの知識が少ないのでどう対応していいかわからないと思いますよ。僕も男だから、そう思います。特に、「月経がどうの、排卵が…」なんて言われてもねぇ。実際には関心を持ちたくても持てないんじゃないかな。 知識を得るにつれ、遠慮が出る。だからこそ、支えてあげよう まず、ご主人はそういう知識を得る機会があまりないでしょうから、当院が行っている「初診前説明会」でもいいし、書籍でもいいと思うので、とりあえず一歩踏み出して、知る努力をしてほしい。知らないと、いくら協力したいと思っていても、話し相手になりたくても難しいでしょうから。ただ実際に知ったとしても、検査を受けるとか治療を受けるのは、ほとんどが女性。ご主人は精液検査くらい。結局は自分が痛みのある検査をしたり、毎日服薬するわけではないので、「僕ががんばる」ということにはならないし、奥さんに遠慮して、黙ってしまうっていうのもあるでしょうね。こと妊娠においてはデリケートな部分でもあり、夫婦ともに互いが遠慮したりして、もどかしい思いをしてしまうのかもしれません。 では、子どもが欲しいという共通の目的・目標があるところで、男性に何ができるかといえば、僕が考えるに「支える」という役目を認識したらいいんじゃないかな。「しんどい、つらい」という思いに耳を傾け、代わりに産むことはできないのだから、夫婦二人がこのような共通認識を持てたらいいと思います。だから「支える」ためにもきちんと知識を得てほしいですね。 絹谷 正之先生 愛媛大学医学部卒業。広島大学医学部産科婦人科学教室入局。その後、東京の山王病院リプロダクションセンターにて高度生殖補助医療研修、顕微授精を修得。1999年にはカナダ、アメリカにて高度生殖補助医療研修を行う。2000年、絹谷産婦人科副院長、2002年より院長に。広島県産婦人科医会常務理事。ISO9001やJISART(日本生殖補助医療標準化機関)の認定を2010年~2011年に取得。今春から、多目的室で「初診前説明会」を開始。 ■ あわせて読みたい ■ 周りの人に支えられ、励まされながら… 7年間の治療を通して強くなった夫婦の絆。 京野先生の男性不妊講座:EDは治療で改善できる 結婚後、子どもができず不妊治療を開始。現在は、1歳の男の子のパパになったYさんのお話 絹谷産婦人科 女性のための健康生活マガジン JINEKO
2015.2.26
コラム 不妊治療
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ソウハ手術
まるさん(34歳)二人目不妊で6回移植し1度科学的流産になった以外は陽性反応が出たことありません。 凍結胚盤胞移植AHAありグレードは全て4~6aaとか見た目では良い受精卵です。子宮鏡や着床に関しての検査は色々しましたが、得にひっかかりません。 2個移植かソウハ手術の方法もあると言われましたが2個移植はしたくないですし見た目ではキレイと言われている子宮でもソウハ手術をする事でどれだけの効果があるのか一人出産している事から悩んでいます。 このまま移植を繰り返しても意味はないんでしょうか。行き詰まっているので、宜しくお願いします 絹谷正之 先生 (医療法人 絹谷産婦人科) ■略歴■ 昭和51年 広島市立千田小学校卒業 昭和57年 修道高校卒業 平成元年 愛媛大学医学部卒業、医師国家試験合格 平成元年 広島大学医学部産科婦人科学教室入局 平成9年 山王病院リプロダクションセンター(東京)井上正人院長のもとで高度生殖補助医療研修、顕微授精修得 平成9年 広島大学医学部産科婦人科助手(体外受精部門担当) 平成11年 McGill大学医学部産婦人科(カナダ、モントリオール)、Toronto大学Toronto Centre for Advanced Reproductive Technology (TCART)(カナダ、トロント)、Diamond Institute(アメリカ、ニュージャージー)、Bourn Hall Clinic(イギリス、ケンブリッジ)にて高度生殖補助医療研修 平成12年3月 絹谷産婦人科副院長 平成12年6月 博士号(医学、広島大学)取得 平成14年5月 絹谷産婦人科院長 趣味 サイクリング、旅行、映画鑑賞 資格 日本生殖医学会認定生殖医療専門医 日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医 母体保護法指定医 日本産科婦人科学会会員 日本生殖医学会会員 日本受精着床学会会員 日本IVF学会会員 日本哺乳動物卵子学会評議員 日本レーザーリプロダクション学会会員 アメリカ不妊学会(ASRM)会員 ヨーロッパ生殖学会(ESHRE)会員 広島県産婦人科医会常務理事 ≫ 医療法人 絹谷産婦人科胚のグレードは良好で、顕微授精をして受精をし、移植までいっている。しかも6回も胚盤胞移植をされていることから着床障害ではないでしょうか。今回はそれで移植する胚の「数」を増やそう、まずは2個にしてみようと提案されているのでしょう。これは妊娠の可能性を高める一つの方法だと思います。1個だと着床できないけれど、2個あればそれらが互いに協力しあって着床しやすくなるのではとの考え方があります。私の経験でも、1個を何回移植しても着床しなかった方に、2個移植した時に初めて着床することや、場合によっては双子になってしまうケースも多くあります。 ソウハ手術についてですが、まるさんは子宮鏡で子宮の中をきちんと確認されていて、異常がないといわれていますね。子宮内膜ポリープや粘膜下筋腫など明らかに着床を阻害するものはないのでしょうが、それでもソウハ手術をするかどうかは感染や穿孔のリスクを考えると難しい判断だと思います。ただ、昔からよく、「ひと掻きソウハ」といって子宮内を少し傷つけると妊娠しやすくなるといわれています。最近はあまり行われなくなってきましたが、黄体機能を調べるために排卵から1週間後くらいの時期に内膜組織を採取することがあるのですが、そうするとその周期に妊娠されることが割と多くあります。体外受精治療において、子宮鏡検査や内膜組織採取など子宮内膜に何らかの刺激を行うと、着床率が何も刺激しない場合の約2倍になったという報告もあります。どの程度のソウハ手術をされるのか分かりませんが、まるさんの場合も子宮内膜に刺激を与えることで着床の確率を上げようと考えられているのではないでしょうか。 まるさんの課題は、「胚の質」ではなく「着床」だと思いますので、双子の発生や感染、穿孔等のリスクをよく踏まえた上で、これらの方法にチャレンジしてみるのはよいかも知れませんね。
2014.11.19
専門医Q&A 女性の健康
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ディナゲスト服用について
りりーさん(36歳)顕微受精の分割胚を2回と分割胚と胚盤胞の2段階を1回と移植しましたが、陰性。着床障害の可能性ということと、子宮が人より少し大きいこと、子宮筋層に筋腫があることからディナゲストの服用を提案されました。チャレンジしてみようか、副作用の心配もあり迷っています。あと、凍結杯が胚盤胞が一つと分割胚が一つ残っています。今月また2段階でディナゲストを服用せずに戻しても可能性は低いのでしょうか…。 絹谷正之 先生 (医療法人 絹谷産婦人科) ■略歴■ 昭和51年 広島市立千田小学校卒業 昭和57年 修道高校卒業 平成元年 愛媛大学医学部卒業、医師国家試験合格 平成元年 広島大学医学部産科婦人科学教室入局 平成9年 山王病院リプロダクションセンター(東京)井上正人院長のもとで高度生殖補助医療研修、顕微授精修得 平成9年 広島大学医学部産科婦人科助手(体外受精部門担当) 平成11年 McGill大学医学部産婦人科(カナダ、モントリオール)、Toronto大学Toronto Centre for Advanced Reproductive Technology (TCART)(カナダ、トロント)、Diamond Institute(アメリカ、ニュージャージー)、Bourn Hall Clinic(イギリス、ケンブリッジ)にて高度生殖補助医療研修 平成12年3月 絹谷産婦人科副院長 平成12年6月 博士号(医学、広島大学)取得 平成14年5月 絹谷産婦人科院長 趣味 サイクリング、旅行、映画鑑賞 資格 日本生殖医学会認定生殖医療専門医 日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医 母体保護法指定医 日本産科婦人科学会会員 日本生殖医学会会員 日本受精着床学会会員 日本IVF学会会員 日本哺乳動物卵子学会評議員 日本レーザーリプロダクション学会会員 アメリカ不妊学会(ASRM)会員 ヨーロッパ生殖学会(ESHRE)会員 広島県産婦人科医会常務理事 ≫ 医療法人 絹谷産婦人科ディナゲストは、一般的には子宮内膜症や子宮筋層内にできた内膜症である子宮腺筋症の治療に使用されます。ディナゲストの服用を提案されたのであれば、筋腫ではなく腺筋症なのかもしれませんね。 子宮腺筋症の方にディナゲストを使用して妊娠しやすくなるかどうかはまだよく分かっていません。一般的には、妊娠を希望していて子宮腺筋症がある場合は、子宮腺筋症はそのままにしておいて積極的に不妊治療を進めていくか、手術をするかどちらかだと思います。 りりーさんの場合は、先生にディナゲストの服用を提案されたとあるように、トライアルというか試験的なことだと思います。副作用の問題や妊娠にとって逆効果の可能性も考えられるけどチャレンジしてみますか、ということではないでしょうか?きっと先生もこれまで不妊治療が上手くいっていないことを鑑みて、ディナゲストを使うことで子宮腺筋症が少しでも改善され、着床にプラスになるのでは…と考えられたのではないでしょうか? 副作用として予想されるのは子宮出血やのぼせ、ほてり等で、実際に使用してみないとわかりませんが、重篤になることはないと思いますよ。これまで3回の胚移植で妊娠に失敗している状況を考えると、僕ならディナゲストの服用にチャレンジするかもしれませんね。 あと、子宮腺筋症の手術をするかどうかも考えてみる必要があるでしょう。また、着床に失敗している原因として、子宮腺筋症以外に何か考えられないのかをよく調べてみることもお勧めしたいですね。
2014.7.4
専門医Q&A 女性の健康