人工受精に変更になりまして…。
2009.6.3 00:07 0 1
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質問者: さこさん(41歳) |
先日もご相談した41歳のさこです。
体外受精に向けて卵を育てていたのですが、三つのうち二つの育ちが悪く様子を見ていまして、皆さんにご意見を頂いたのですが、残念ながらしぼんでしまいました。
先生は「続けてのロングは負担が大きかったようです。この次は別の方法で採卵しましょう。すみませんでした。」とおっしゃっていました。
先生からお詫びの言葉をいただいて驚いたのですが、結局、急遽今月は人工受精に変更になりました。
いつもは元気の無い主人の精子が、今回、運動率は相変わらず悪かったのですが、数が過去最高に多く(20.8×百万個)淡い期待を抱いています。
でも、40代の人工受精成功率は1~2%だと何かで見たのですが、本当でしょうか?
今日5日目で、なんだかオッパイが張ってきたような気がするのは、生理前のいつもの張りなのか、もしかして着床の兆候か…なんて考えていたのですが、もしかして着床したらオッパイの張りってあるのでしょうか?
回答一覧
ロング法をされ3つの卵のうち2つがしぼんでしまって。。。とありますが、内診エコーで見えているのは、卵ではなく卵胞のことです。卵胞とは卵子を包む外側の袋のことで、その中には透明の卵胞液と0.1mmほどの卵が入っています。排卵近くになると卵胞の袋が20mmほど大きく膨らみ、排卵日に破裂し、中から卵が飛び出すという仕組みです。
いくら外側の卵胞が大きくなったからといって、採卵してみるまでは、その中に本当に卵が入っているかどうかは分かりません。途中で卵胞がしぼんでしまったということなので、おそらくその卵胞は前の周期からの残卵胞の可能性が高く、残卵胞の場合は採卵しても空砲(卵が入っていない)ことが多いです。
私が通っているクリニックでは、生理3日目に残卵胞がないか内診チェックします。その時に10mm以上の卵胞があれば、その周期は誘発はせずにリセットし、残卵胞をつぶしてから、次の周期で誘発&採卵をします。なぜなら残卵胞がある状態で刺激をしても、外側の袋だけが大きくなってしまうだけで、中身がはいっていないことが多いからです。さこさんの場合は、ロング法に入る前にそのようなチェックをおこないましたか?
ロング法などの刺激誘発をすると、卵巣が疲れてしまう(数歳としをとる)ので、普通は次の誘発をおこなうまでに1〜2周期休みをいれます。おそらく医師が突然人工授精に切り替えたのは、誘発せず何もしないで時間を無駄にするよりは人工授精でもやっておこうかということではないでしょうか。
年齢が高くなると時間との勝負です。ロング法などの刺激周期でたくさんの卵をとるのは一見効率がよさそうですが、とれなかった時に卵巣にダメージが高く、数ヶ月お休みをいれ時間を無駄にすることもあります。むしろ少ない卵しかとれませんが、自然に近い低刺激の自然採卵で、毎月、確実に採卵していく方法もあるので、そちらのほうがもしかしたらいいかもしれません。刺激周期は卵がとれた場合、同じ周期に移植できませんが(薬で調整する必要があるため)、自然周期採卵の場合は、お休みをいれることなく同じ周期で移植することができます。
私も過去に刺激周期をおこないましたが、質の良い卵はとれず、随分と卵巣をいじめてしまいました。自然周期採卵にしたら、数は少ないものの、成熟卵がとれるようになってきました。自然周期を推奨しているクリニックで有名なのは加藤レディスクリニック(新宿)です。いろいろな強い薬を処方される前に、このクリニックをお調べになったらどうでしょうか。
2009.6.3 12:37 27
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ここみ(38歳) |
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