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着床前診断するメリット

2013.3.14 17:06    1 5

質問者: トリさん(40歳)

経済的なこともあり、不妊治療はあと採卵2回分でやめようと思っています。

私の場合、一度の採卵で移植できる胚が平均3~4コくらいしかありません。 胚盤胞となると1~2コでしょうか。
だいたい移植2回でストックが無くなります。

でも、後悔したくはなくて、
着床前にも興味を持ってO谷でお話も聞いてきました。

着床前診断自体は、染色体異常による流産を避けるという意味で
とてもメリットがあると感じたのですが、いかんせん診断が受けられるまでに半年以上時間がかかることと、私のような少ない胚盤胞でやる意味があるのかどうかで悩んでいます。 

少なくても継続するなら意味があると思いますが、私は採卵あと2回まで、と区切っていますので…

もちろん流産したくはないですが、経験上、着床すらしないことのほうが多すぎて、染色体異常だったらきっとまた着床しないのではと思ってしまいます。

普通に移植~結果を待つ、という流れでも、
おそらく半年待たずに結果が分かるなら
それでもいいかもしれない、とも思い始めています。

結局、着床前してもしなくても、
正常卵があるかどうか、にかかっているんですよね。

ただ、理解不足な面もあるかもしれず、皆さんのご意見を聞かせていただけると助かります。

私の場合のように、1回の採卵で1~2コしか胚盤胞にならない、
かつあと2回で採卵をやめると決めている場合、着床前する意味はあまりないと(全くないとは思いませんが)判断して間違いではないでしょうか?

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回答一覧

トリさん、こんにちは。

着床前診断の別トピを立てたminyです。
そちらで聞いてくださってもお答えしましたが、とても悩んでいる様子なので、ここに詳しく書きますね。

そのままの疑問を院長先生にお尋ねするのが一番です。
BBSもありますが、着床前診断の質問は、質問フォームから聞くように誘導されます。既に、診察券番号をお持ちのようなので、必ず答えてくれます。

院長の答えを私が推測すると、「着床前診断は、卵が取れないと難しい」だと思います。非常に誠実な医師なので、金儲け的な考えは一切なく、見込みがない時ははっきり言うと思います。

高齢になると、染色体異常が増えますね。40代だと受精卵の75%以上が異常と先生は言っています。だいたい、40代の方は胚盤胞4ー5個につき1個が正常卵の割合です。正常卵が見つからなかった方も、お見受けします。

更に、現実は、高齢になると正常卵でも着床率が落ちるという事実です。着床前診断は、確かに「妊娠後」の流産率を減らしますが、そもそも「妊娠に至る元気な卵」が染色体異常のない状態で見つかるかに全てかかっています。

長くなりますが、以下、検査を請負っている研究期間HPからの抜粋です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
どのような人が着床前診断の恩恵を受けることができるのでしょうか?

・35歳以上の女性:35歳以上で受精卵が5つ以上あり、過去に体外受精に連続して失敗していない不妊患者の方は着床前診断により妊娠の可能性を上げることができます。

・習慣性流産の経験がある、あるいはトリソミー児妊娠経験がある女性:年齢に関係なく着床前診断により妊娠の可能性を上げることができるかもしれません。こうした女性の場合、着床前診断を受けることで、着床率の上昇、自然流産率の低下、染色体異常児妊娠リスクの低減が期待できます。体外受精に連続して失敗した女性に対し着床前診断が有効であるかどうかは、現時点では明らかではありません。

・単一遺伝子病、染色体転座、その他染色体異常の保因者:これらの患者の方は着床前診断により、罹患児妊娠のリスクを減らすことができます。さらに、染色体転座転座保因者の方の流産のリスクを軽減することも可能です。
・・・・・・・・・・・・・・
これが検査機関の見解です。卵=胚盤胞です。
でも、この5個というのは、1度である必要はないので、卵が少なめに取れる方は、何度も何度もチャレンジしているのが現状です。まさに、継続するから、いつかは当たるんです。

主様が2回のチャレンジで、運命の卵と出会えるかは、運にもよると思います。これは、院長にも分からないはずです。

高齢の方の中には、胚盤胞まで育てるリスクを取らず、新鮮胚移植で妊娠出産される方も大勢いらっしゃいますよね。着床前診断にこだわるなら、胚盤胞にならないリスクと移植すら出来ないリスクを背負う事になります。2回と決まっているなら、土俵にも上がれないで引退する覚悟も持たなければならないと思います。それで不完全燃焼にならないか?後悔しないか?

一方、新鮮胚移植で全ての卵をお腹に戻して、お腹の中で運命に判断を委ねるか、どちらが、主様が後悔しないかによると思います。

なお、院長は外で胚盤胞にならなければ、お腹でも結果は同じという考えですが、逆の考えの医師もいますね。着床前診断を受けるなら、いったん凍結をしますので、卵が凍結融解のダメージを受けるリスクも背負うことになります。

私は、正常卵を戻す際に、凍結融解で相当なダメージを受けました。結果が陰性だった時に、今回の卵を新鮮胚で移植したら、結果は違ったのかな?という考えが浮かびました。結果論ですが

難しいですね。妊娠出産は奇跡の積み重ね。どちらが、正解だったかは結果論で、予測不可能。結局は、自分が後悔なく納得できる方を選ぶべきだと思います

Good Luck!

2013.3.14 18:42 19

miny(41歳)

追伸です。

最後の文章に対するお答えです。

1回の採卵で2個胚盤胞になれば、2回分で4個胚盤胞。
普通なら、40歳なら、そのうち1個が正常卵。

移植が1回で成功すれば、着床後の流産率は10%に下がり、出産までいく事も可能です。

移植は、殆どの方が1ー2回で成功すると、院長は言ってます。

主様が改善できるポイントは、胚盤胞到達率を上げることですね。
カウンセリングまで半年以上待つ間に、DHEAの長期間服用が可能ですし、プラセンタ注射や漢方、運動で卵の質は上げる事が可能かと思います。

私も採卵数が少ないので、胚盤胞到達率を上げる努力をしてます。
いま、7割近くですが、100%にならないか、模索中です。

主様が取れた卵全部が胚盤胞になれば、2回分で8個。
こうなると、2個位は正常卵が見つかるかもしれませんね。

もし、チャレンジされるなら、時間がある事をプラスに捉えて、
体質改善されては、いかがでしょうか?

2013.3.14 19:00 13

miny(41歳)

 私の場合ですが、胚盤胞を移植するとかなりの高確率で着床するので、その後の流産が精神的・身体的にも負担で(フルタイムで働いているので、大出血してても仕事があるのでとにかく大変でした)、着床前診断を受けて異常胚は移植しないと決めました。個人的意見ですが、正常卵が2~3個みつかるまで採卵&着床前診断し続けるというのでなければ、非常に高額ですし、あまり効果がないかと思います。

2013.3.14 20:25 11

りんたん(41歳)

minyさん

詳しいアドバイスをくださってありがとうございます。
それに、本当に努力なさっていて、頭が下がります。

O谷では院長先生にお話しを聞くことができたのですが、
帰宅後に情報を整理しつつじっくり考えているうちに、迷いが出てきてしまいました。

でも質問フォームから答えていただけるとのこと、聞いてみます。

ただ現時点では、アドバイスの内容を踏まえて総合的に考えても、
私のように採卵2回と決まっていて採卵数も少ない場合は、
やはり着床前診断のメリットを活かしきれないと思いました。(もちろん、先生にもう一度伺ってから判断しますので安心してくださいね)

あと、minyさんのご指摘にもあったように、着床前をしても
1コも正常胚盤胞が取れず移植もできずに終わることは私の場合十分あり得るので、それだと後悔しそうな私としては、着床前しない方向へ傾きつつあります。

不妊治療は結果論で予測不能、本当にその通りですね。
やってみないと分からないし未経験のことだと尚更判断に悩みますね。

あと、胚盤胞到達率を上げるアドバイスもありがとうございました。
着床前してもしなくても、せめて最後2回の採卵をなるべくいい状態で
迎えられるように頑張りたいと思います。

2013.3.15 09:54 8

トリ(40歳)

りんたんさん

ありがとうございます。
りんたんさんの場合、高確率で着床されるとのこと、その後の流産のつらさ大変さを考えたら、着床前がまさに有効だと思います。
着床前がもっと日本中で受けられるようになるといいのですが。

やはり、ある程度の正常卵を得るまで採卵するつもりでなければ、着床前のメリットを活かしきれない可能性大ですよね。
経験者の方のご意見が伺えて助かりました。


2013.3.15 10:12 5

トリ(40歳)

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