陽性判定後のプレマリンについて
2014.12.10 13:01 0 0
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質問者: Q&Aさん(36歳) ジネコ会員 |
このスレでは、ドクターQ&Aに寄せられた質問と
その回答をご紹介します。
■投稿者: るびさん(会社員 40歳)
陽性判定後のプレマリンについて
D12 卵黄21㎜でAHI hcg5000注射
D14 腹痛位より多分この日に排卵
D15 排卵チェック この日からプレマリン・ルトラール 各2錠/日 × 12日間服用
D29 妊娠検査薬陽性 血液検査 hcg212.4 E266 PROG20.9
D29の今日陽性判定をいただきました。
その際、一応念のためということで、プレマリンのみを1週間分処方されました。
プレマリンは黄体補充では無いようなのですが、
このような指示というのはあるのでしょうか?それともルトラールと間違えてるのでしょうか?
■回答者: 醍醐渡辺クリニック 石川 弘伸先生
結論から言いますと、プレマリンの投与は問題ありません。
排卵後にホルモン剤を投与するのは、いわゆる黄体補充療法とよばれるもので、
子宮内膜の状態を整えて、受精卵の着床を助ける目的で行います。
プレマリンは卵胞ホルモン、ルトラールは黄体ホルモンですから、
黄体補充療法として、プレマリンを用いるのはおかしいのではと、
お感じになるかもしれません。
実は、黄体からは黄体ホルモンだけでなく、
卵胞ホルモンも大量に分泌されているため、
プレマリンを単独で、あるいはルトラールと同時に投与することは、
理にかなっています。
体外受精における黄体補充では、ほとんどの場合併用していますし、
一般治療でも多く用いられています。
妊娠後は、黄体からの卵胞ホルモンの分泌量はどんどん増加し、
初期の受精卵は自然の卵胞ホルモンにさらされて着床・発育していきます。
るびさんの卵胞ホルモン値は266ですが、
今後、何千という数値レベルまで上昇するはずです。
この時、薬が受精卵の発育を助けるかもしれません。
プレマリンを1〜2錠投与しても血液中の値は50〜100上昇する程度ですから、
この程度であれば、理論上は赤ちゃんに異常が出るとは考えにくいと思います。
ちなみに当院では、子宮内膜を排卵時に計測して、
内膜が薄ければプレマリンを処方します。
プレマリンで内膜を厚くして、ルトラールで成熟させるというイメージです。
この先生は妊娠判定時の266という卵胞ホルモン値を低いと判断されたのかもしれませんし、
あるいは、40歳以上の方に一律にプレマリンを補っているのかもしれません。
それもひとつの見識だと思います。
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