遺伝子検査
2017.11.8 08:54 3 1
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質問者: りりあんさん(33歳) |
日本では、何の検査もせずに、ただ採卵したものをグレード順に移植していくのがスタンダードですか?
回答一覧
日本産科婦人科学会倫理委員会の力が強いからです。
そして上記の組織は頭の固いジジイどもが利権優先でのさばっています。
※ただし、こういう状況はこの組織のみならず日本各地、様々な組織で見受けられます。
いい例がシャープや東芝です。株価と株主ばかり気にした結果、現場が疎かになり経営難に陥りました。
あまり詳しく書くと長くなるので割愛しますが、単純に日本は「承認がピラミッド形式」なのが原因です。
法律や条例承認、認可等までの道のりがとにかく長い。
それに対して海外は「自己責任」の文化です。
恐ろしい量の紙(重要事項や条件が記載されている)に目を通しサインしたら、全て呑んだことになります。
※最近は電子媒体も進んでます。
故にスピード、結果といったものが求められ合理化効率化が進んでいます。
その代わり日本のような健康保険制度はありませんので不妊治療で具合が悪くなれば自分で掛けた保険等で賄う必要がありますし、グリーンカードの有無等で受けられる補助等に制限があります。当然、サインした書類にはこの辺りはきっちり明記されています。
ご質問の件ですが
・アメリカでは採卵後、胚盤胞の遺伝子検査をするそうなのですが、日本では行なってないのでしょうか?
⇒神戸市の大谷レディスクリニック以外は国が認定した機関のみです。国が認定した機関では母体に特定の異常が認められた場合のみとなります。
・日本では、何の検査もせずに、ただ採卵したものをグレード順に移植していくのがスタンダードですか?
⇒はい、それがスタンダードです。
別に上記の組織を擁護する訳ではないのですが(私も嫌いだし)、日本の医療水準の高さはこの歩みの遅さにもあります。
ガイドラインや手順が日本各地の病院に公布され監視されます。
群馬大学のような医療事故が起きるとすぐに捜査が入ります。
つまり臨床や段階をやたら踏む分、高い安全性やどこの病院でも一定水準以上の治療を受けられるのです。
日本の医療事故の少なさは世界一です。
こういった海外と日本を比較する場合、何か一部を切り取って良い悪いと断定するのはよろしくありません。
どちらにもメリットデメリットがあるからです。
余談ですが米国の健康保険は非常に複雑です。
まず正社員は雇用主を通して団体保険、他は個人保険か州保険ですが年齢や持病、金額でもの凄く細かい内容です。
例えば入院した時に使用するガーゼの代金までフォローするかどうかとか。
盲腸の手術だけで100万以上するお国です。
OHSSになったらいくらするか。上記の保険対応でなければ自腹です。
※米国はかなりの高刺激で大量の胚盤胞を作り遺伝子検査⇒正常のみ移植です。注射や投薬も多いので遺伝子検査も含み1回の治療で120万程になります。
参考になれば幸いです。
2017.11.8 14:08 7
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ラビコ(41歳) |
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