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ジメジメいやな季節を元気に乗り切るために 梅雨のだるさに 負けない体をつくる!

コラム くらし

ジメジメいやな季節を元気に乗り切るために 梅雨のだるさに 負けない体をつくる!

2017夏 P14-15

2017.5.21

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ジメジメいやな季節を元気に乗り切るために 梅雨のだるさに負けない体をつくる!


監修:福田千晶先生(健康科学アドバイザー)




 


これからやってくるジメジメとした梅雨の季節。この時期になると体がだるく、何もやる気が起きないという人も多いのでは? でも大丈夫。梅雨の体調不良には原因と対策があります。今から普段の生活を少し変えて、梅雨を元気に乗り切りましょう!


多くの人が梅雨時期に体と精神の不調を感じている


気持ちのよい気候でやる気に満ち溢れていた春が過ぎ、次にやってくるのは蒸し暑くジメジメした梅雨の季節。この時期に体調不良を訴える人は少なくありません。

ウーマンウェルネス研究会が20~59歳の男女を対象に実施した調査では、約6割の人が梅雨時期に不調を感じたことがあると答えているそう。「だるい」「体が重い」などの身体的な不調だけでなく、「憂うつな気分になる」「やる気がしない」「イライラする」など、精神的な不調を感じている人も多いことがわかりました。この梅雨の体調不良は、いったい何故どうして起こるのでしょうか?


梅雨の体調不良の原因は気圧変化による自律神経の乱れ


私たちの体は、常に気温や湿度、気圧などの影響を受けています。天気の変化からくる体や心の不調は「気象病」や「天気病」といわれています。

気象病の原因には自律神経が大きくかかわっています。自律神経には人が活動する時に働く交感神経と、休息する時に働く副交感神経があります。梅雨の時期は、低気圧によって副交感神経が優位になり、体が「お休みモード」に。だから、だるくなったり倦怠感を覚えやすくなったりするのです。また、天気が目まぐるしく変わり、気温や気圧も変動するため、体も精神もその変化についていけず、自律神経のバランスが乱れてしまいます。自律神経が乱れると、手足の冷えや、肩こり、頭痛などの症状も現れます。

運動不足もこの時期特有のだるさや疲労感の原因。雨が続くと部屋にこもりがちになり、いつもより運動量が減り、血行も悪くなってしまうのです。

梅雨のだるさは、決して気のせいでも気持ちの問題でもありません。だからこそ対策をとることができます。今から生活を少し変えて、万全の体調管理で梅雨を乗り切りましょう。/div>

 



 


●ウーマンウェルネス研究会

現代女性のライフステージごとに異なるさまざまな心身の不調を解消し、女性が健康で豊かな生活を送り充実した人生を実現するため、医師、専門家、企業が集って2014年に発足。女性のウェルネス実現のために、公式サイト「ウェルラボ」(http://www.well-lab.jp/)やイベントを通じて、女性の心身の健康に役立つ情報を発信している。



 





梅雨に負けないために実践したい7つの習慣


どんよりしたお天気に引きずられず、心も体も元気に過ごすための7つの習慣をお伝えします。全部実行するのは難しくても、少しずつ日々の生活に取り入れてみましょう。


 



①朝起きたら熱めのシャワーを浴びる
梅雨時期は低気圧の影響で、どうしても副交感神経が優位になりがち。普段より10~15分早めに起きて、熱いシャワーを浴び、交感神経を刺激しましょう。アップテンポの音楽をかけるのも効果的。



 



②温かい食べ物で体の中から温める
体を冷やさないようにするためには、体の中から温めることも大切。暑い時はついつい冷たいものを食べたくなってしまいますが、必ず温かい紅茶やハーブティー、スープなどを一緒にとるように心がけましょう。



 



③シルクの下着で体を冷やさない
綿素材は水分を素早く吸収しますが、放湿効果が低く乾きにくいという弱点が。おすすめなのはシルク素材。保温効果があり、放湿効果も高いのが特徴です。光沢があって美しく、着け心地も優しいので、ぜひ日常使いに取り入れてみましょう。



 



④光と空気にあたって軽い運動をする
五感に刺激を受けることで、交感神経が活発になります。梅雨の晴れ間を見つけて、積極的に日の光を浴びたり、外の空気を吸うようにしましょう。休日はウォーキングで運動不足を解消して血行も改善!



 



⑤明るめカラーを部屋に取り入れる
赤やオレンジなどの明るくインパクトのある色は、交感神経を刺激して元気を与える効果があります。衣替えに合わせて、カーテンやクッションカバーの色を明るく替えてみましょう。また常に目に入る毎日のファッションやネイルに色のパワーを取り入れるのもおすすめです。



 



⑥夜はぬるめの炭酸入浴でゆったりと
エアコンがきいた部屋では、体は意外と冷えています。夜は38〜40℃くらいのぬるめのお湯にゆっくり浸かりましょう。炭酸ガス入りの入浴剤を入れるとさらに効果アップ。炭酸ガスが末梢の血管を拡張して血流がよくなり、だるさや疲れが改善します。体を温めると副交感神経が優位になり、リラックスして、憂うつな気分ともサヨナラ。



 



⑦寝る前にはホットアイマスクでリラックス
夜寝る前にホットアイマスクや蒸しタオルで目元を温めると、リラックスして副交感神経が優位になり、ぐっすり眠れるようになります。温度は約40℃が最適。熱すぎると、かえって交感神経を刺激してしまうため注意しましょう。好きな香りのアイマスクを使ったり、蒸しタオルにお好みのアロマオイルを1滴たらして使えば、香りに包まれてさらにリラックス効果が期待できます。



 





 



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監修





福田 千晶 先生(健康科学アドバイザー)


慶応義塾大学医学部卒。東京慈恵会医科大学リハビリテーション医学科勤務を経て、クリニック勤務および嘱託産業医。医学博士。『ホントはコワイ夏バテ51の対策』(日東書院本社)『40代からはじめるもっと太らない体づくり』(笠倉出版社)など著書多数。


 


出典:女性のための健康生活マガジン jineko vol.34 2017 Summer
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