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更年期障害の治療効果をアップさせる「五志七情」という考え方

コラム 女性の健康

更年期障害の治療効果をアップさせる「五志七情」という考え方

2017 誠心堂コラム38

2017.6.19

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更年期障害の治療効果をアップさせる「五志七情」という考え方



誠心堂では「妊娠・出産」と「更年期」が、いかに女性にとって人生の大きなターニングポイントであるかを知っていただくために、「妊活セミナー」と「更年期セミナー」を毎月行なっています。更年期セミナーですから、参加者は40代後半以降の人かと思われるでしょうが、意外にも30代後半から40代前半と、若い女性が多いのです。まだ更年期ではないからこそ、不安を解消したいと、意識の高い方が参加しているようです。中には「妊活セミナー」と併せて受講される人もいます。

更年期はどの女性にも来るものですが、更年期障害は誰もがなるとは限りません。ではどのようなタイプの人が更年期障害になりやすいのでしょうか?

更年期は女性ホルモン(エストロゲン)が急激に減少する内分泌や自律神経の変化だけではなく、老いの予感や自覚、子供の自立による母親の役割の喪失(空の巣症候群)、親の介護といった環境の変化もおこります。この環境の変化にストレスを感じる人もいれば、そうでない人もいる。つまり性格も相まって、環境の変化にうまく対応できない場合、更年期障害としてさまざまな不調を招くと考えられます。

誠心堂の「更年期セミナー」ではエゴグラムという心理テストをやりながら、どんなタイプがなりやすいかを受講者全員で考えていきます。結果、「生真面目な人」、「頑固な人」、「人目を気にする人」などがなりやすいのではという認識になりました。このことからも、性格が更年期の変化に大きく影響するということがわかるでしょう。

東洋医学には「五志七情」という考え方があります。「五志」とは喜、怒、思、憂、恐の感情のことで、これらの感情はそれぞれ内臓とつながっており、心は喜、肝は怒、脾は思、肺は憂、腎は恐と密接な関係があるとされています。

つまり、更年期の症状の出方も元々の五臓体質の違いによって、現われやすい感情が違ってくるのです。「肝」に変調が出やすい人はイライラ、「脾」の人はクヨクヨ、「腎」の人はビクビク、などさまざまな特長があります。

東洋医学では更年期障害の成り立ちは、腎(じん)という女性ホルモンの側面だけに着目するのではなく、「五志七情」という考えを元に環境や性格の側面も考慮するため、予防はもちろん、メインの治療は西洋医学で行いながら、環境や性格の側面は東洋医学でサポートすることもできるのです。状況によってはメインの治療が東洋医学でサポートが西洋医学という、逆のケースもあり得ます。いずれにしても、更年期障害は西洋医学だけではなく、東洋医学もうまく織り込んでいくことで治療の相乗効果が期待できるのです。




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株式会社誠心堂薬局代表取締役 西野 裕一先生

株式会社誠心堂薬局代表取締役。 薬剤師・鍼灸師。北里大学薬学部卒。東京医療福祉専門学校鍼灸科卒。中国漢方普及協会会長。日本中医学会評議員。漢方・鍼灸をはじめとする中医学の有用性を啓発・普及させる活動に尽力。著書多数。

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