初めての育児はわからないことだらけ。離乳食の量や歯磨きを始める時期について、専門家のみなさんに聞いてみました。
ママからの相談:「離乳食の量はどれくらい?歯磨きは?」
6ヶ月目から離乳食を始めて1か月ですが、1回に食べさせる量がわかりません。母乳とミルクの混合のため、足りているか悩みます。最近、下の歯が生えてきましたが、歯磨きはいつから始めれよいですか?(30代・女性)
7か月の離乳食は母乳の補食。赤ちゃんの様子で足りているか判断を。
7か月の赤ちゃんは母乳が中心。量にこだわらなくても大丈夫です。
離乳食は母乳が足りない時の補食です。食べられるだけで大丈夫です。欲しがるなら徐々に量を増やしましょう。(産科・婦人科看護師)
赤ちゃんの反応で母乳が足りているか判断をしてください。授乳しても寝つきが悪かったり、すぐにお腹がすいて起きたり、機嫌が悪かったり、なかなかおっぱいから離れなかったり、1日のおしっこが5回以下、ベンが硬くなったりしていないかということで予想できます。(産科・婦人科看護師)
母乳が足りていなければ授乳時間をのばしたり、回数を増やしましょう。。ミルクに頼ると母乳の出が悪くなるので母乳を優先的に飲ませてください。(産科・婦人科看護師)
体重は毎日測りましょう。あくまで目安ですが、生後7か月だと1日20g程度の体重増加があれば問題ないです。(産科・婦人科看護師)
成長に伴い、母乳だけでは栄養が不足し、離乳食も食べるようになります。その時は授乳の回数を減らしたり、間隔をあけてみましょう。(産科・婦人科看護師)
食べムラや個人差があるため、体重が増えているなら食べなくても心配ないです。(一般内科看護師)
離乳食の固さに気をつけて。食べてはいけないものにも注意を。
7か月の離乳食は固さや食材選びも大切なポイントです。
舌でつぶせる、豆腐のような固さを心がけてください。7か月の離乳食の1回当たりの目安量はご飯は7~5倍粥50~80g、野菜や果物は20~30g、たんぱく質は魚や肉10~15g、です。(一般内科看護師)
回数は1日2回、食品の種類や量を少しずつ増やし、軟らかいものから徐々に固いものを与えましょう。新しい食材は午前中に、慣れた食品は午後にするとよいでしょう。便に野菜がそのまま出てきても心配ないです。離乳食が増えるとミルクや母乳はあまり飲まなくなりますが、欲しがれば十分に与えましょう。 (一般内科看護師)
離乳食で与えてはいけない食品があります。
・はちみつ、黒砂糖:ボツリヌス症(ボツリヌス菌による食中毒)予防の観点から
・ごぼう、きのこ類:食物繊維が多く、胃腸の負担に
・ナッツ、もち、豆:喉に引っかかりやすい
・こんにゃく、いか:噛みにくい
・しょうが、ワサビ:刺激の強いもの(一般内科看護師)
乳歯が生えたら歯磨き開始。慣れさせることから始めて。
歯が生えたら歯磨き開始の合図です。
歯磨きは歯が生えて離乳食が始まったらすぐにでも始めましょう。嫌がる子供も多いので遊び感覚で小さいうちから歯ブラシを握らせてください。(産科・婦人科看護師)
子どもの頭をお母さんの膝に乗せ、あお向けに寝かせ、最初はガーゼや綿棒で、慣れてきたら歯ブラシでていねいにきれいにしましょう。(一般内科看護師)
7か月の離乳食は量にこだわらず、母乳をたっぷりあげるとよいようです。歯が生えてきたら歯磨きを始めましょう。
オススメ記事
≪子供の吐き戻し。元気そうなら食事を補ってあげるべき?≫
≪アレルギーのある食品、食べて慣らす?できるだけ避ける?≫
≪フォローアップミルクを卒業するための方法を教えて!≫
≪11カ月児。食べ物の好き嫌いが激しいがどうすれば?≫
≪虫歯予防のポイントと歯磨き嫌いの子どもへの対処法≫