HOME > 子育て・教育 > 0〜6ヶ月 > 離乳食で赤ちゃんの口周りがベタベタ。かぶれや湿疹を予防するいい方法を教えて!
HOME > 子育て・教育 > 0〜6ヶ月 > 離乳食で赤ちゃんの口周りがベタベタ。かぶれや湿疹を予防するいい方法を教えて!

離乳食で赤ちゃんの口周りがベタベタ。かぶれや湿疹を予防するいい方法を教えて!

コラム 子育て・教育

離乳食で赤ちゃんの口周りがベタベタ。かぶれや湿疹を予防するいい方法を教えて!

webマガジン

2015.6.5

あとで読む



離乳食が始まったばかりの赤ちゃんは、手づかみでどんどん口にご飯を放り込むし、一旦口に入れたものをまたベーッ!と吐き出したりするので、口の周りはもうベタベタ・・・。ママは口の汚れを濡れタオルなどで拭いてあげるのですが、それでも湿疹ができたりすることもありますよね。こんな場合どの様な対処法があるのか、医療やヘルスケアの専門家が回答するQ&Aサイト「なるカラ」で、看護師さんや薬剤師さんが答えて下さっていますのでそのアドバイスを見てみましょう!


 


赤ちゃんの口周りの湿疹に悩むママからの相談:離乳食を食べ終わると口周りがベタベタで湿疹が。病院で貰う薬はステロイドなどが心配なのですが・・・


離乳食が始まったばかりの5カ月の赤ちゃんですが、食事中口周りがベタベタになるので湿疹ができてしまいました。もっとひどくなれば病院を受診すべき?と思っているのですが、ママは処方されるステロイド剤などに不安があるようです。



現在5カ月になる赤ちゃんがいます。離乳食が始まりましたが食べ終わるころには口の周りがベトベトです。食べ終わった後は濡らしたガーゼで拭いてはいますが湿疹が出来てしまいます。今はそんなに酷くはないので病院へは行っていませんが、病院へ行くとどのような薬を処方されるのでしょうか?よく湿疹にはステロイド薬が処方されるようですが赤ちゃんにとってはキツイお薬ではないのでしょうか?口の周りなので舐めてしまうことが心配です。(20代・女性)



口を頻繁に拭くのは逆効果!食事が終われば、ぬるま湯で綺麗に洗い流してあげましょう


口が汚れるたびに拭き取ってあげたくなるのですが、あまりこすると肌に刺激になってしまいます。食事中は濡れタオルなどで軽く拭う程度にし、最後にぬるま湯を使って洗い流してあげるとスッキリ!また、綺麗になった口周りを保湿することも大切ですので、ワセリンなどを塗って皮膚を保護してあげるといいでしょう。



口周りを濡れたガーゼで拭くと、かえって皮膚に刺激となり皮膚トラブルを起こしてしまいます。食後は、ぬるま湯だけで口周りを洗いおさえ拭きする程度にし、ワセリンを塗ってみるとよいかもしれません。ワセリンは赤ちゃんにも安心して使える軟膏で、皮膚の保湿・保護・防水ができ、皮膚科でも使用を勧めています。(小児科看護師)




薬を使わずに湿疹を予防する方法として、ぬるま湯で洗ってあげるのが一番効果的だと思いますが、まだしっかり座れない時期なので洗いにくいし、衣類が濡れたら着替えさせるのも大変!そこでなるべく赤ちゃんの口を汚さず済むような工夫を、下記に挙げてみましたので参考にして下さい。(小児科看護師)

・スプーンを赤ちゃんの口に入る大きさのものに変え、一さじの量をスプーンから溢れない量にする。
・口から溢れたらすぐに拭き取る。
・食べてくれないときは、ごちそうさまをする。
・食べ終わった後エプロンを外す前に、コップなどに入れたぬるま湯で手を使って洗ってあげる。もしくは濡らしたタオルを電子レンジで温めて口の周りに優しく当て、蒸らして押さえふく。(やけどしないように、一度ママの腕の内側にタオルをあてて温度を確認)




アレルギーによるかぶれでなければ、お食事前にうっすらワセリンを塗ります。(最近はソフトワセリンといってやわらかいワセリンが薬局にありますよ)そして食事中の汚れは濡れコットンで抑える。(左右に拭くと皮膚を傷つけますので)食後はママの手を使ってぬるま湯で洗い流す。少し面倒ですが、離乳食を始めた頃から食事前と後は手と口周りを洗うという習慣をつけるのはとてもおすすめですよ!(看護師)




食事の前にワセリンを塗る方法はお勧めです。皮膚に油膜ができて直接食物が接触しなくなるので湿疹の予防になります。食事中口の周りが汚れてもこまめに拭き取らず、お食事の最後にキレイにしてあげるようにして、皮膚をこする回数を減らすと良いですね。(薬剤師)



ステロイド剤は、医師の指導の元で正しく使用すれば問題ありません


ステロイド剤の使用については不安に思うママも多いのですが、医師の指導の元で用法用量を守って使用すれば何の問題もない薬です。また赤ちゃんが薬を舐めてしまうのでは?ということについては、少量なら舐めても害にはならない薬を処方してもらえるはずですので、それほど心配いらないと看護師さんたちは説明しています。



ステロイドですが、医師の指示に従い長期的に使用しなければ問題ありません。症状の程度や病院によって違いますが、プロペト(ワセリン)や弱ステロイドのロコイド等が処方されることが多く、また軟膏は薄く塗るので頻繁に舐めない限り大丈夫です。(看護師)




赤ちゃんに使う軟膏は、ステロイドの中でも一番弱い軟膏をさらにプロペト軟膏(ワセリンのようなもの)と混ぜて濃度を薄めて処方されることが多いです。プロペト軟膏は保湿成分が主成分で、赤ちゃんにとって強い薬にならないように工夫されています。ステロイドは内服薬もありますので、少量舐める分には害にはならないでしょう。(小児科看護師)



食事中、口が汚れていたらどうしても拭いてあげたくなるのですが、しょっちゅう拭くと、まだ肌が弱い赤ちゃんには刺激が強くなってしまうのですね。食事の最後にぬるま湯で洗い流し、その後ワセリンで保湿すれば湿疹を予防することができるとのこと。それでも湿疹が出たり酷くなって気になるようでしたら、一度小児科か皮膚科を受診して、お薬を処方してもらうのがよいようです。






あとで読む

この記事に関連する記事

この記事に関連する投稿

女性のためのジネコ推薦商品

最新記事一覧

Page
top