胎動は赤ちゃんの存在を実感でき、ママにとって幸せなものです。しかし、時には激しすぎる胎動で痛みを感じたり、眠りを妨げられてしまうことも。「なるカラ」にも激しい胎動に悩むママから、胎動と逆子について相談がありました。看護師さんたちはどのように答えているでしょうか。
ママからの相談:「眠りを妨げられるほどの激しい胎動と、逆子は関係がありますか?」
まもなく妊娠30週になります。動いたほうが良いと思い散歩するのですが、体内の子供の動きが激しく、歩いている途中でウッと思わず足を止めてしまうほど蹴られます。お腹の表面が波を打ち、目で見てわかるような動き方です。あまりに激しくて眠れなかったり、起きてしまうこともありました。逆子と言われていますが、激しい動き方に関係ありますか?また、いつになったら落ち着くのでしょうか。(30代、女性)
激しい胎動は元気な証拠です。
激しい胎動は赤ちゃんが元気な証拠。胎動も逆子の要因のひとつですが、おとなしい子でも逆子になります。予定日近くになると胎動がおさまることもありますが、人それぞれだと教えてくれました。
赤ちゃんが手足を曲げ伸ばしする時によく胎動を感じます。胎動が激しいと感じるのは、赤ちゃんが元気なのと、成長して起きている時間が長くなり、よく動いているからだと考えられます。お母さんの動きが静かになると活発に動き出す赤ちゃんが多く、睡眠を妨げてしまうことがあります。抱き枕やクッションを使って楽な姿勢で横になるようにしましょう。比較的、仰向けより横向きのほうが赤ちゃんもリラックスできます。(産科・婦人科看護師)
逆子ですと下腹部で胎動を感じますが、胎動のために膀胱が刺激されて、尿意が近くなったり、恥骨に痛みが生じる場合もあります。そろそろ逆子体操を勧められている頃ですので、体操も続けてください。逆子が矯正されれば、胎動の痛みも軽減されるでしょう。(産科・婦人科看護師)
動きが激しいことも逆子の原因ですが、動きが静かな胎児でも逆子にはなるので、それだけが原因ではありません。生まれるまで落ち着くことが無い子もいますし、予定日近くになるとしばらくは落ち着く子もいます。(看護師)
胎動があるときは赤ちゃんとコミュニケーションをとりましょう。
胎動は赤ちゃんからのメッセージ、胎動を感じたら話しかけてあげましょう。赤ちゃんがリラックスできるように、ママも気分転換を心がけストレスを溜めないようアドバイスがありました。
赤ちゃんは胎動でお母さんにメッセージを送っているとも言われていますから、胎動がある時はおなかをなでて、赤ちゃんに話しかけてください。歩いている時に蹴るのは、羊水がゆれて気持ち悪いと伝えているのかもしれません。ゆっくりしたペースで歩くようにしてください。お母さんがリラックスしていれば、赤ちゃんもリラックスできます。イライラしたりストレスをためないよう、気分転換するようにしてください。(産科・婦人科看護師)
胎動は赤ちゃんからのメッセージです。激しい胎動は元気な証拠、胎動を感じたら話しかけてあげましょう。赤ちゃんがリラックスできるように、ママも気分転換を心がけ、抱き枕などで楽な姿勢で横になると良いでしょう。
オススメ記事
≪妊娠7カ月で逆子と診断。ちゃんと元の位置に戻る?≫
≪逆子運動はした方がいい?しなくてもいい?≫
≪妊娠8カ月で逆子に。逆子体操を始めるタイミングは?≫
≪妊婦でも無理なくできる運動ってありますか?≫
≪一度帝王切開すると、その後は自然分娩で赤ちゃんを産めないって本当!?≫
■ あわせて読みたい ■