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妊娠時の“着床出血”と“生理”の見分け方

コラム 妊娠・出産

妊娠時の“着床出血”と“生理”の見分け方

妊娠時の“着床出血”と“生理”の見分け方

2015.7.8

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「妊娠したかも」と思っていろいろ調べてみると、「着床出血が起こることがある」という記述を見かけることが多いと思います。着床出血って、一体何なのでしょうか?


「着床出血」とは一体...?


着床出血とは、受精卵が子宮内膜に着床した際に起こる微量の出血のことです。つまり、妊娠した直後の出血をさし、受精卵の着床過程での生理的な現象ともいえます。色は茶色や薄いピンク色、薄い赤色などさまざまです。
しかし出血がない人がほとんどで、着床出血がある人は全体の2%といわれています。

下記のような特徴があります。
・次の生理予定日1週間前から予定日前後に出血する
・出血の量は生理のときに比べると、極めて少ない
・期間は、2~3日から1週間続くことがある


検査は着床出血から2週間後に


「着床出血があったから妊娠してるはず!」と思い、フライングで検査しないようにしましょう。
前回の生理から3週間しか経っていないので、まだ妊娠時特有のホルモン「hCG」が検査できる基準値に達するほど体内で分泌されていません。そのため、たとえ妊娠していたとしても、正しい判定結果が出ないのです。
着床出血があったら、その2週間後に妊娠検査薬を試すようにしましょう。


その出血、もしかしたら「異所性妊娠」かも?


妊娠初期の出血では、「異所性妊娠(子宮外妊娠)」の可能性も考えられます。
異所性妊娠とは、受精卵が子宮外(多くは卵管)に着床してしまい、そこで成長を始めてしまうことです。妊娠初期に、性器出血+下腹部痛という症状で現れることが多いといわれています。

着床による生理的出血なのか、それとも、異所性妊娠によるものなのか...。生理予定日前の少量の出血だけで判断するのは難しいので、妊娠検査薬で「陽性」が出たらすぐに産婦人科を受診しましょう。





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