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知っておきたい!肥満な妊婦のリスクとは?

コラム 妊娠・出産

知っておきたい!肥満な妊婦のリスクとは?

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2015.9.10

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妊娠すると、お腹の中で赤ちゃんを育てるため、妊婦さんの体重は増えていきますが、体重が増えすぎないように、ということをいわれます。
これは、赤ちゃんやお母さんの健康を守るためですが、もともと肥満の人は妊娠するとどうなるのでしょうか?今回は妊娠と肥満の関係について医師に解説していただきました。


妊娠すると太りやすくなるのは何故?


妊娠すると、赤ちゃんの重さや胎盤や子宮、羊水、血液などで体重は増えていきます。また、妊娠中のホルモンの影響で脂肪もつきやすくなります。普通体型の人は、全期間で7から12kg程度の体重増加が望ましいとされています。 あまり増えすぎると、難産になってしまったり、妊娠高血圧や、妊娠糖尿病などになることもあります。

また、もともと肥満であった妊婦さんは、
・出産が難しいため、帝王切開になりやすい
・早産になりやすい
・生まれる赤ちゃんが未熟児になりやすい
・深刻な病気になる可能性も高くなる
などのリスクも考えられます。


太っていると赤ちゃんにどんな影響がある?


妊娠前から肥満で体重が多い場合は、具体的にどのような問題があるのでしょうか?
前述の、妊娠高血圧や妊娠糖尿病へのなりやすさに加え、神経根閉鎖障害なども起こりやすくなります。

・妊娠高血圧症候群
高血圧や蛋白尿を起こし、ひどいと痙攣を起こすこともあり、赤ちゃんがしっかり成長できなくなってしまいます。
・妊娠糖尿病
赤ちゃんの出生体重にも影響し、赤ちゃんが低血糖になったり命の危険に陥ることもあります。
・神経根閉鎖障害
二部脊椎や無脳症などで麻痺などが起こることがあります。

その他にアメリカの研究で、もともと肥満であった妊婦さんから生まれた子供はADHDなど発達障害を起こしやすいと報告されています。


【医師からのアドバイス】


標準体重の女性と比べると、体重過多の場合25%以上、低出生体重などの子宮内でしっかり育てなかった状態で生まれると、スウェーデンの研究で報告されています。
低出生体重児で生まれると、その後病気になりやすかったり、死亡率も上がってしまいます。 妊娠と肥満のリスクを理解し、日頃から体重管理を意識するようにしたいですね。





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