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妊娠体質を作るのに重要なのに、体内に合成できない栄養素ってなに?

コラム 不妊治療

妊娠体質を作るのに重要なのに、体内に合成できない栄養素ってなに?

メニコン用コラム

2015.9.24

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 妊娠体質を作るのに重要な栄養素とは?


三大栄養素と呼ばれるものにはたんぱく質、糖質、脂質があります。
これにビタミンとミネラル(鉄・亜鉛・カルシウム)を加えたものが五大栄養素です。生きていくためにはどの栄養素もとても大事ですが、特に妊娠体質を作るのに重要な栄養素があります。 赤ちゃんの身体を作るたんぱく質、子宮環境を整える鉄、卵子の老化を遅らせる抗酸化作用のあるビタミンC・E、コエンザイムQ10、女性ホルモンの作用を高める亜鉛などです。


 不可欠にもかかわらず、体内で合成できない栄養素


その一つがビタミンです。人体が正常に働くために不可欠にもかかわらず、体内で合成できない(または合成量が足りない)ため、食事などで補わないと欠乏症を起こします。水溶性のものと脂溶性のものとがあり、現在、水溶性9種類(ビタミンB1、B2、ナイアシン、B6、B12、葉酸、パントテン酸、ビオチン、ビタミンC)と脂溶性4種類(ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK)の計13種類の物質がビタミンと考えられています。ビタミンは主に、体の代謝作用などを活性化させ、体の調子を整える働きをします。

一般に水溶性ビタミンは多く摂取しても尿として排出されるため、過剰症は起こりにくいが、常に補給する必要があります。一方、脂溶性ビタミンは体内に蓄積される傾向があり、摂取しすぎると過剰症が現れることがあります。また、脂溶性ビタミンは油脂がなければ吸収されにくい栄養素です。

日本における通常の食生活で、ビタミンの欠乏症はないとされていますが、年齢や性別、妊娠、授乳、運動量などによって潜在性のビタミン欠乏症があると考えられています。


 ビタミンを初めて発見したのは日本人


今から100年ほど前のことです。ビタミンを初めて発見したのは日本人でした。生化学者の鈴木梅太郎は、米ぬかの中から脚気(かっけ)を治すために有効な成分を発見し、「オリザニン」と名付け、日本語で発表しました。同時期にポーランド人のフンクがその物質を「Vitamin」(発音※ヴァイタミン)として英語で発表しました。より国際的な英語での発表が世界的に名声を高め広まっていったといわれます。現在オリザニンは、ビタミンB1として知られています。


 食事では足らない部分はサプリメント。理にかなっている考え


基本はこれらを毎日の食事から摂ること。でも毎食手作りできない、考えることがかえってストレスになるというような人は、サプリメントを活用するというのも一つの方法です。食事では足らない部分、あるいは多くあっても問題ない成分を満たすために「サプリメント」を利用することは、理にかなっていると言えるのではないでしょうか。

文/ジネコ編集部




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