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「シミ」&「肝斑」、違いと共通点を知って賢い対策を

コラム くらし

「シミ」&「肝斑」、違いと共通点を知って賢い対策を

プロテア・ジャパン用コラム

2015.9.21

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 「シミ」&「肝斑」、違いと共通点を知って賢い対策を


最近、CMでもよく目に付く肝斑(かんぱん)。どうもシミとは違うらしいことはわかったと思いますが、自分の顔にできているものがシミなのか肝斑なのか、はたまたソバカスなのか、区別が付きますか?

そもそも「シミ」とは、皮膚の中にメラニンが蓄積されて、もとの肌の色よりも濃く見えてる部位のこと。そういう意味では肝斑もソバカスもシミの一種ですね。

シミは、正しくは老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)と言います。老人性とはいえ、早い人は20代で現れることも。「日光性色素斑」「日光黒子」とも呼ばれるように、紫外線による光老化で新陳代謝が衰えるのが原因。メラニン色素が排出されずに皮膚に沈着しているために起こります。シミは顔、手、背中など体中にでき、規則性はなく、ほぼ円形で茶褐色。地肌との境界がはっきりしています。徐々に数が増え、色も増えて面積も大きくなりやすいもの。もともと薄い色でもだんだん濃くなるのは、ほぼシミだと思いましょう。

一方、ソバカスは主に目の下周辺に現れるもの。遺伝的なケースが多く、先天性と言われます。幼児期~思春期に現れ、シミと同じく肌の代謝が低下することで色素沈着したものです。

そして、肝斑は30〜40代女性に多く、一般的なシミに比べて色は薄い褐色。頬骨、おでこ、眉の上などに左右対称にできるのが特徴的。地肌との境い目がわかりにくく、細かい点が集まってムラになっている印象。紫外線対策をきちんとしていても発症するのも特徴のひとつです。原因はさまざまで、妊娠や経口避妊薬の服用をきっかけにできることもあり、女性ホルモンと関係があるとされます。また、精神的なストレスや睡眠不足、カフェインの過剰摂取、行きすぎたマッサージなど、物理的な刺激も影響しているようです。

シミの予防は紫外線対策をすることに尽きます。活性酸素を抑えてくれる抗酸化物質を取り入れるのもGOOD。食事はもちろん、ビタミンC誘導体・アスタキサンチン・コ エンザイムQ10などが配合された化粧品を選んでみましょう。またメラニンの生成を抑えるのには、ビタミンC誘導体・アルブチンなどの薬用美白成分が配合された化粧品が効果的。できてしまったシミを改善させるだけでなく、これから出てくるシミを抑えることもできます。

肝斑に対しては、内服薬なども出ているうえ、美容皮膚科で肝斑専用レーザーも普及しています。濃くしないためには、一般のシミと同じく紫外線を防ぐことと美白化粧品を使うことが有効。女性ホルモンが原因とされる肝斑も、実は紫外線で濃くなる可能性が高いためです。今できている肝斑を濃くしないスキンケアを心がけましょう。

ただし、今できているシミが1種類とは限りません。たとえば、薄く広がった肝斑にシミやソバカスが重なっていることもあります。また、濃いシミの下に肝斑が重なっていて気づかないことも...。ケアを続けていてもなかなか改善がみられないようであれば、シミの種類を再確認することも大切です。

文/蓮見 則子






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