不妊治療といってもその治療方法はいろいろ。
ここでは不妊治療のひとつ、顕微授精について俵IVFクリニックの俵先生に解説をいただきました。
俵IVFクリニック 俵 史子先生
浜松医科大学医学部卒業。総合病院勤務医時代より不妊治療に携わり、2004年愛知県の竹内病院トヨタ不妊センター所長に就任。
2007年、静岡に俵IVFクリニックを開業。
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顕微授精
採卵した卵子に1個の精子を注入する受精方法です。乏精子症や無精子症、あるいは受精障害のため、体外受精では受
精できない場合に行う治療です。
精子は体外受精と同じように洗浄し、培養液の中で泳いでいるものからなるべく良好な精子を選び、卵子に注入します。顕微授精後は翌朝まで培養し、受精の確認をします。その後の治療過程は体外受
精と同様になります。
〈顕微授精の適応となる方〉
◎乏精子症(精子数が少ない)
◎無精子症(射出精液中に精子が見られない方で、TESE等で精子回収ができた方)
◎精子無力症(運動精子数が少ない)◎受精障害(卵子の中に精子が入らない)
出典:Tawara IVF Clinic with Jineko.net/
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