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ストレスに負けない、タフなハートも食事から!

コラム くらし

ストレスに負けない、タフなハートも食事から!

プロティア・ジャパン用コラム

2015.11.25

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 ストレスに負けない、タフなハートも食事から!


「気分が落ち込む」「ささいなことでイライラしてしまう」「なんとなくやる気が出ない」など。ふとした瞬間に心の疲れを感じることはありませんか?現代女性は、仕事に、家事に、育児に…と大忙し。知らず知らずのうちにストレスがたまっているのかもしれません。

心が疲れていると感じたときは、休息をとり、原因となっているストレスを解消するように心がけも大事ですが、同時に注目したいのが「脳内ホルモン」の働きです。

脳内ホルモンとは通称で、正確に言うと「神経伝達物質」。私たちの心の状態や気分は、これによって司られています。神経伝達物質にはさまざま種類があり、それぞれ固有の働きを持っていますが、やる気や気分の安定など、心の元気に関わる代表的なものは以下の4つ。

■セロトニン:感情を安定させ、幸せ感や充実感を作る(通称:幸せホルモン)
■ドーパミン:快楽や欲求に関わり、好奇心や快活な気分に(通称:快感ホルモン)
■ノルアドレナリン:やる気や集中力、闘争心を司る(通称:緊張ホルモン)
■ギャバ(GABA):リラックスした気分をもたらし、心を安定させる

脳では、幸せな気分のときにはセロトニンが、楽しいと感じているときにはドーパミンが、仕事や勉強に熱中しているときはノルアドレナリンが分泌され、作用しています。でも、これらの神経伝達物質は日々のストレスによって消費されてしまい、また心の元気が失われてしまいます。

心に疲労を感じたら、ストレスを解消して神経伝達物質の消費を抑えると同時に、神経伝達物質の材料になる物を補給したいもの。

神経伝達物質の材料といえば、髪や肌、血液、臓器を作るのと同じ栄養素、タンパク質。肉、魚など良質なタンパク質を含む食品を毎日の食事に取り入れます。さらに、大豆食品、乳製品も、同じく良質なタンパク質源。購入しやすく、調理に手間がかからない素材なので、上手に取り入れておくと、無理なくタンパク質をしっかりとれます。タンパク質は体内にストックしておくことができないので、毎日・毎食とるのが理想です。

また、タンパク質の代謝にも関わり、神経伝達物質の生成をサポートするビタミンB6も忘れずにとりましょう。カツオ、マグロ、サケ、サンマ、サバ、レバー、大豆製品、卵などは、タンパク質とともにビタミンB6も多く含んでいるので、ぜひ積極的に。

さらに、神経伝達物質は、脳の神経細胞間で受け渡されることで働きます。このとき受け取る役割、すなわちグローブの役目をするのが神経細胞に備わっている受容体。この受容体が柔軟に動いて上手にキャッチできなければ、幸せな気分にさせたり、やる気を出させたりといった神経伝達物質の働きが発揮できません。

受容体が柔軟に動けるようにするには細胞膜が柔らかい状態であることが大切です。細胞膜を構成している成分は脂質なので、脂質も十分に摂取を。ダイエット中だからといって、極端に脂質をカットした食事を続けていると、細胞膜が硬くなってしまうことも。受容体が柔軟に動けず、精神状態に影響を及ぼすこともあるかもしれません。

逆に、亜麻仁油、シソ油、えごま油、そしてDHAを多く含む魚介類の油は、とくに細胞膜を柔らかくしてくれます。これらの油もぜひ積極的に摂りたいですね!

文/瀬戸 由美子





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