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男性の立場から伝える妊活で幸せ夫婦になる方法

コラム 不妊治療

男性の立場から伝える妊活で幸せ夫婦になる方法

セミナーレポート150829

2015.12.8

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2015年8月29日に行われたジネコ 妊活セミナーより


男性の立場から伝える妊活で幸せ夫婦になる方法


不妊治療には大変なこともありますが、最終的に子供が産まれる産まれないに関わらず、夫婦二人で乗り越えていけばとてもすばらしい経験になります。
しかし、時として不妊治療は子供を産むことだけが目的になってしまい、お互いの気持ちに鈍感になってしまうことがあります。

今から7年前、私自身も再婚同士で結婚し、不妊治療をしていました。最終的に私たち夫婦は不妊治療をやめる決断をしましたが、不妊治療を通して、夫婦が幸せに生きるために大切なことを数多く実体験しました。そんな自身の体験もきっかけのひとつに、現在は男(夫)の気持ちと女(妻)のあり方を伝える夫婦再生カウンセラーとして、1000組を越えるご夫婦の相談にのっています。
今セミナーでは、私自身の経験も交え、特に男性(夫)の立場から、ご夫婦がより幸せな妊活をするために今一度、考えてほしいこと、そして実践的な方法をお伝えしたいと思います。



 子供がほしいのは誰か-相談できる環境づくり


妊活はご夫婦で行うものですが、実際の治療においては、最終的に妊娠・出産という役割を担う女性(妻)がメインになって進めることが多いと思います。要は、女性は男性と一緒に妊活という山に登ろうと思っていますが、男性からすると、山登りのリードをしているのは実は妻であって、自分は無力。でもできるだけ、妻の望む方向に付いていき、なんとか協力したいと思っているというのがほとんどの実態だと思います。
そこのところを、お二人で確かめ合ったことはありますか?
その部分がすれ違ったまま治療が長引くと、女性は次第に自分だけが1人で頑張っているような孤独感や不満が募るというパターンが多いように思います。
そのようなパターンに陥らないためにも、妊活において、女性は男性に相談できる環境を自ら作り、子供がほしい気持ちをお互いに確かめ合いながら妊活を進めることが大切です。



実際にやってみよう!


幸せ夫婦になるためのワーク①
「ご機嫌な言葉を使おう」
約5分間、ご夫婦がペアになって、お互いのいいところを言葉に出して褒め合います。

お互いに相談し合える環境を作るために、まず大切なのは日常からの"言葉がけ"です。嬉しいとかありがとうという気持ちを言葉にして出していく。それは妊活の初期段階でとても大事ことです。そして、それがだんだんできなくなっていくことが、お互いに不満を募らせ、気持ちがすれ違ってしまう原因になっているのも確かです。
例えば女性は、今回のような妊活セミナーに夫が一緒に来ていたら、「嬉しい」「ありがとう」という言葉をかけていますか? 夫婦のことなんだから夫が一緒に来るのはあたりまえと思っているとしたら、少し考え直してみませんか。先に述べたように、妊活のリードをしているのは女性で、男性はその後を付いていっている実態がほとんどなのです。
そして、実は男性はそんな些細な言葉をもらうだけで、すごく嬉しいのです。妻が自分の努力を見てくれている、自分のことをかわってくれていると感じることができるのです。それが、相談に乗るという環境に落ち着いていく最初の一歩です。こういった言葉がけは、特に不協力的な夫に対しても効果的です。

幸せ夫婦になるためのワーク②
「不安なことを話そう」
約5分間、ご夫婦がペアになって、お互いの不安を言葉に出して言い合います。

「なんでわかってくれないの?」-。妊活を進める中でのジレンマで、ついそんな言葉を夫にかけてしまうことはありませんか? その言葉をもっと素直に「不安なの」に変えてみましょう。
要は、夫に、俺がいないとダメだな、と思わせることが大事なのです。そうすることで、男性は、自分が何ができるのだろうと考えることができます。
また、男性自身が自分の不安を解消するためにどうしていいかわからないということもありますから、二人で不安を言い合う機会を作ることで、お互いが楽になります。
女性側はさらに一歩進んで、具体的にどうすれば自分の不安が解消されるのかを言葉にすることもおすすめします。例えば「一緒にセミナーについてきてくれると安心する」「話を聞いてくれると嬉しい」など。男性は、女性が想像する以上に女性の気持ちをわかっていないものなのです。



 覚えておきたい、夫が嬉しい三原則


夫婦再生カウンセリングの現場で、女性(妻)に必ず伝えるのがこの3つの「夫が嬉しい三原則」です。
①俺のことわかってくれているな
②俺がいないとダメだな
③俺のことを一番に思ってくれている
つまり、女性(妻)は男性(夫)に、この3つの思いを持たせることができれば、妊活においても、普段の夫婦生活においても幸せで円満な関係を築くことが可能だと実感します。
もちろん、男性においても、自分のことを一番大切に考えてほしいならば、相手のことを一番に考える。そんな意識を持つことが二人の関係をより良いものにするのは間違いありません。


 心は勝手に伝わらない


今回紹介したワークはすべて気持ちを言葉にする、ということがポイントです。気持ちは黙っていては伝わりません。嬉しいね、今日も1日お疲れ様でした、おかえり、ありがとう、そんな言葉を日常的に出すことで、男性(夫)は女性(妻)を守ろう、支えようという思いが強まるものなのです。それがお互いに不安や心配事も増える妊活中なら尚更のこと。妊活によって、夫婦の絆がより深まるようぜひ実践していただければと思います。





 ジネコ妊活セミナー




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