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ひどい吐きづわり…お腹を圧迫すると赤ちゃんも苦しいの?

コラム 妊娠・出産

ひどい吐きづわり…お腹を圧迫すると赤ちゃんも苦しいの?

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2016.1.25

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つわりには様々なタイプがありますが、その中でも一番多いといわれるのが吐きづわりです。嘔吐に苦しみ、赤ちゃんに影響しないかと心配する妊婦さんに対して、看護師さんたちはどのようなアドバイスをしているでしょうか。



 


プレママからの相談:「吐きづわりは、お腹の赤ちゃんも苦しいの?」



初めは食べづわりから始まったつわりですが、いつからか吐きづわりに変わりました。トイレと寝室を往復する毎日で、とてもつらいです。ひどいときは水を飲んだだけでも戻してしまいます。吐いているときにお腹を圧迫しているのですが、そのたびに赤ちゃんも苦しい思いをしているのでしょうか。毎回吐いては赤ちゃんに申し訳ない気持ちでいっぱいになりますが、吐き気が止まらず悩んでいます。(20代・女性)



吐くときの腹圧が赤ちゃんに影響することはない


吐くときにかかる腹圧による赤ちゃんへの影響を、心配する必要はありません。安定期に入れば症状は徐々に治まり、食事も普通にできるようになってくるでしょう。



吐いたときにお腹を圧迫するとしても、赤ちゃんは羊水で守られていますので心配ありません。つわりは妊娠8週から11週にかけて症状があり、妊娠12週目頃から徐々に治まってきます。妊娠16週目から安定期に入りますので、食事なども普通にできるようになると思います。ただ、つわりは個人差がありますので妊娠後期まで続く妊婦さんもいます。(一般内科看護師)



吐き気を抑えるための工夫を


脱水症状に要注意です。吐き気が止まらずつらいときは産婦人科で相談してください。家では水分や氷で口をさっぱりさせたり、食べやすいものを少しづつ食べるようにして、吐き気を誘発するにおいの強いものは避けましょう。



水を飲んだだけでも吐いてしまうとのことで、脱水が心配です。脱水は水分だけでなく体内の塩分バランスも崩してしまい、母体に影響を及ぼします。吐き気が止まらずつらいときは我慢せず、かかりつの産婦人科に相談するとよいでしょう。点滴などで水分や栄養補給ができ、吐き気も軽減されます。(一般内科看護師)




吐き気を抑えるため、できるだけ横になって過ごしてください。水を飲むときは少量ずつ飲むか、氷を口に含んでください。レモン水を凍らせて口に含むと、口の中がさっぱりして水分も摂れます。食事は、ゼリーやプリン、すりおろした果物など、飲み込みやすいものを少しずつ食べるようにしてください。臭いで吐き気を誘発することがあるので、食事は冷ましてから食べたり、洗剤やシャンプーなどは無香料のものを使用しましょう。(産科看護師)



お腹の赤ちゃんは羊水で守られているので、吐きづわりで腹圧がかかっても心配はないようです。安定期に入れば症状も治まるので、それまではできるだけ横になり、脱水に注意しつつ、水分補給や食べやすいものを少しづつ食べることがポイントのようです。





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