二人の子どもに平等に接しようと思っているのに、つい相性のよい子ばかりかまってしまう…そんな悩みを抱えているママもいます。今回の相談者さんもその一人。上の子を可愛いと思えず、下の子ばかり可愛がってしまうと悩んでいます。我が子を平等に愛せない自分を責めるママに、専門家からはどのようなアドバイスが寄せられたでしょうか。
ママからの相談:「上の子が可愛いと思えません」
長男3歳、長女2歳の年子ですが、二人目を妊娠した時から上の子を可愛いと思えません。下の子は何をしても可愛いと思えるのに、同じことを上の子がすると、イライラして、きつく叱ってしまいます。どちらも我が子なのに、上の子にだけイラついてしまう自分が許せません。平等に扱わなければいけないと思いますし、上の子にだけイラつく自分を責めてしまい、育児がうまくできません。私は心の病気でしょうか。(30代・女性)
上の子の心の中を考えて。子どもの要求を受け入れることが大切
怒られてばかりいる子どもの気持ちを考えてみることが大切です。どんなにイライラしても子どもの要求は受け入れるよう心がけましょう。
息子さんはいつもお母さんから怒られることで、お母さんの顔色を見て、言いたいことも我慢しているかもしれません。息子さんの心の中をもう一度、考えてみてください。(産科・婦人科看護師)
同じ我が子でも、男女の違い、性格の違いで愛情に差があるのでしょうか。上のお子さんはやんちゃ盛りに対し、下のお子さんは女の子ですから、可愛い服を着せたり、余計に可愛いと思うのかもしれません。息子さんに対してイライラしても、できるだけ息子さんの要求を受け入れてください。(産科・婦人科看護師)
下の子を預けて二人で過ごす時間を。子どもの成長に気づけるかも
上の子と二人で過ごす時間をもうけるのがよいとの意見も寄せられました。自分を責めず、気分転換を心がけましょう。
それぞれの家庭の事情があるでしょうが、下のお子さんを実家やご主人に任せて、上のお子さんと一日、二人で過ごしてみてください。一緒に遊んだり、散歩したり、意外なところで息子さんの成長に新たな発見があるかもしれません。(産科・婦人科看護師)
自分を責める必要はありません。育児の合間に好きな音楽を聞いたり、雑誌を見たりして気分転換してください。どうしても無理なようでしたら、一人で抱え込まず、家族に相談したり、育児相談所などを利用してください。(産科・婦人科看護師)
怒られてばかりの上の子の気持ちを考えてあげることが大切です。ときには下の子を預けて、上の子と二人きりの時間を持つようにしましょう。自分を責めず、気分転換を心がけ、気持ちの切り替えが難しいときは一人で抱えこまず、人に相談しましょう。
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