《4才娘のおしゃぶりで批判!?》哺乳瓶やおしゃぶりは歯並びに影響する?
コラム 子育て・教育
《4才娘のおしゃぶりで批判!?》哺乳瓶やおしゃぶりは歯並びに影響する?
おしゃぶりは歯並びに影響するともいわれますが、本当なのでしょうか?
今回はおしゃぶりや哺乳瓶が噛み合わせに及ぼす影響について医師に解説していただきました。
おしゃぶりが噛み合わせに及ぼす影響とは?
噛み合わせとおしゃぶりとの関連を調べるために、おしゃぶりや指しゃぶりと乳歯の噛み合わせとの関係を、1歳6か月、2歳、3歳、5歳の1120人の子どもを対象に調査と研究が行われました。
その結果、2歳児でおしゃぶりを使っている子どもでは、奥歯は噛んでいるのに前歯が噛み合わない状態である、開咬(かいこう)または、オープンバイトという噛み合わせの異常が高頻度にみられ、5歳児ではこの傾向がさらに大きくなったということが報告されました。
この場合、常に前歯が開いている状態になってしまうので、前歯で食べ物をかみきることができなかったり、しゃべるときに息がもれて発声しにくくなったりすることがあります。
おしゃぶりを長期にわたって使うことによって噛み合わせに悪い影響が起こることが示されたといえます。
おしゃぶりをしていると出っ歯になりやすい!?
さらにおしゃぶりを使用している子どもは、使用していない小児と比較して、前歯が前にでた状態になる上顎前突という、いわゆる出っ歯になったり、下あごが横にずれた状態になる乳臼歯交叉咬合といった噛み合わせの異常も起こりやすくなります。
この傾向は1歳6か月や2歳の時点でもみられますが、この時点でおしゃぶりの使用を止めると噛み合わせの異常は改善しやくなります。しかし、乳歯がそろう2歳半や3歳過ぎておしゃぶりを使用していると、噛み合わせの異常が改善されず残ってしまうといわれています。これはおしゃぶりと同様に、哺乳瓶をくわえる癖でも同じといえます。
そのため、おしゃぶりなどをくわえる癖はできるだけ2歳半位までには卒業できるのが望ましいとされています。
医師からのアドバイス
おしゃぶりは入眠や精神安定のために必要というお子さんもいますが、できるだけ乳歯が生えそろう前に、別の方法で落ち着けるようにしてあげるとよいですね。
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