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周期調節法で問われるのは基礎体温のリズムと卵子の質

コラム 不妊治療

周期調節法で問われるのは基礎体温のリズムと卵子の質

誠心堂コラム

2016.8.24

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周期調節法で問われるのは基礎体温のリズムと卵子の質



体のリズムを整えることによって、自然妊娠はもちろん、体外受精の成功率、受精卵の着床率も高められることから、西洋医学の治療と併用する利点も大きい周期調節法ですが、行うための前提条件があるのです。
それは、性腺軸の流れがうまくいっているかどうかです。性腺軸とは、生殖に関わるホルモンの分泌器官のこと。つまり、視床下部、下垂体前葉、卵巣、子宮のホルモンの流れがうまくいっているかどうかということです。
これがうまく流れていないと、基礎体温が崩れてしまいます。基礎体温のパターンは正常型以外に、以下のようなタイプが見られます。
まずはあなたの基礎体温のタイプを見つけましょう。その上で中医学の専門家に相談して、正常型の基礎体温になる適切な対処を施すことが大切です。
さらに問題なのは、卵巣に残っている卵の数です。何度かお話ししているように、卵子は女性の体で常につくられているわけではなくて、生まれた時点ですでに卵子細胞の数は決まっているのです。つまり、年齢とともにその数は減っていく一方です。
卵子がどれくらい残っているかは年齢だけでは測れません。病院で「AMH」検査を受ければ、卵巣に残された卵子の数を推測できます。その他次にあげるような症状は卵子の数が少ない可能性がある人です。
・月経周期が早い
・排卵とオリモノの区別がはっきりつかない
・高温期の体温が低い、高温期が短い
・10日未満で排卵がきてしまう

時間の経過の中で失われていく卵子をとどめておくことはできません。だからこそ限りある卵子の質を良くすることが重要になってくるのです。
これらの対処法として最も有効なのが、以前にお話しした「三焦調整法」なのです。次回は実際のデータから三焦調整法の効果を見ていきましょう。







株式会社誠心堂薬局代表取締役 西野 裕一先生

株式会社誠心堂薬局代表取締役。 薬剤師・鍼灸師。北里大学薬学部卒。東京医療福祉専門学校鍼灸科卒。中国漢方普及協会会長。日本中医学会評議員。漢方・鍼灸をはじめとする中医学の有用性を啓発・普及させる活動に尽力。著書多数。

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