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予測が難しい前駆陣痛。注意しなくてはいけないポイントについて

コラム 妊娠・出産

予測が難しい前駆陣痛。注意しなくてはいけないポイントについて

マタニティコラム

2016.9.7

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予測が難しい前駆陣痛。注意しなくてはいけないポイントについて



Q:前駆陣痛で激痛。こんなに強い痛みがあって大丈夫?
臨月の妊婦です。今までも、夜中に生理痛のような鈍痛を感じることはあったのですが、今朝は3時から9時までおなかが張り、10分間隔から5分間隔で激痛が繰り返しやってきました。おさまっている間は片付けなどもできるのですが、痛みがきたときはおなかを抱いて座り込み、うぅぅぅぅ…と声も出なくなるほど。最初は陣痛だと思ったのですが、痛みが5分間隔から7分間隔に伸び、気づいたら寝てしまっていました。起きたときにはおさまっていて、病院で確認したところ子宮口も開いておらず、「前駆陣痛ですね。まだまだですよ」と言われました。内診では「まだ」と言われたけれど近日中に生まれた、という方はいらっしゃいますか?やっぱり子宮口が開かないとお産が始まることはないのでしょうか?それから、前駆陣痛って凄く痛いものなのでしょうか?



A:前駆陣痛は子宮の収縮によって起こるおなかの張りや痛みで、臨月の妊婦さんに発生します。いったん始まると出産するまで止まらない本陣痛とは異なり、前駆陣痛は5分、10分と痛みの間隔が不規則で、やがておさまるところが特徴です。
前駆陣痛がどのくらいの頻度で起こるか、どの程度痛みが強いかは人それぞれで、一概にはいえません。何度も強い痛みに襲われる人もいれば、前駆陣痛がないまま本陣痛に入る人もいます。前駆陣痛は病気ではないので、子宮口が開いていなければ特に治療はせず、様子を見ることになります。安静にする必要もありませんので、いつも通り過ごしてもらって大丈夫です。ただし、もし痛みが続いて心配なときは、ほかの病気…例えば、出産前に胎盤が剥がれてしまう常位胎盤早期剥離などを疑うことがありますので、病院で相談してみましょう。
前駆陣痛からどのくらいの期間で本陣痛がくるか、という質問もいただきますが、予測は難しいというのが正直なところです。とはいえ前駆陣痛があるということは、いよいよ出産が近づいている証拠でもあります。いつ本陣痛がきても大丈夫なように、入院準備を今一度確認しておいてくださいね。(おおのレディースクリニック院長・大野 元先生)





おおのレディースクリニック 大野 元先生

医学博士。岐阜大学医学部卒業。岐阜大学医学部大学院、ブリティッシュ、コロンビア大学研究員(2年間)、岐阜大学助手、IVF大阪クリニックを経て、平成11年8月開業。専門は、周産期と不妊。特に体外受精はエキスパート。




 





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