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子どもの肌に生まれつきのあざ。様子見でよい?

コラム 子育て・教育

子どもの肌に生まれつきのあざ。様子見でよい?

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2016.9.14

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小さな子どもの肌に生まれつきあざができていることがありますが、あざには様々な種類があり、今後数が増えたりしないかと心配になることも。子どものあざについて、医師や看護師さんたちに尋ねてみました。



 


ママからの相談:「3歳児の顔と太ももにあざが。今後増えないか心配です」



3歳の男児ですが左頬に生まれつきのあざがあり、サイズは特に変わらず、成長過程でやや薄くなった印象があります。しかし最近、以前はなかった左太ももにも同じようなあざを見つけました。元々子どもが色黒なのであまり目立ちませんが、あざができるには年齢的に早い気がします。太陽に当たりにくい部位なのでシミではないと思います。一度病院に行った方がよいのでしょうか。また、他の部位にも新たに増えることはあるのでしょうか。(30代・女性)



扁平母斑だとレーザー治療などが可能


扁平母斑(へんぺいぼはん)というあざの場合、特に悪化することはないので様子見でよいかもしれません。しかし色が濃くなってきたり、顔など人目につく場所で気になるという場合は、皮膚科でレーザー治療などを受けることもできます。



実際にあざを拝見したわけではないですが、そのあざは扁平母斑と呼ばれるものかもしれません。扁平母斑は身体の他の部位に後天的に出てくる場合もありますが、頻繁に全身の至るところに次々と出現することはないので神経質に考えなくてもよいと思います。(皮膚科看護師)




扁平母斑は悪化することはないので放置しても構わないと思いますが、気になるようなら、皮膚科で相談してみてはいかがでしょうか。手術やレーザー治療という方法が一般的なようですが、治療を受けてあざがなくなる人もいれば再発するケースもあり、効果のほどは個人差があるようです。しかしあざが生まれつきのものである場合は、大人に比べ皮膚が薄い子どものうちに治療する方が効果が期待できるようです。(皮膚科看護師)




赤いあざは血管腫が考えられほとんどが自然に消えていきますが、茶色いあざは扁平性母斑やカフェオレ斑が考えられ、成長とともに濃くなる場合もあります。(産科医師)



注意が必要なあざの種類とは?


ひとことにあざといっても、その色や形には様々な種類があり、場合によっては治療が必要なものもあります。注意した方がよいあざの種類について、医師は次のように説明しています。



どのようなあざか分かりませんが、生まれつきのあざには赤・黒・白・青・茶色と色も種類も様々で、成長とともに薄くなったり消えるものもあります。盛り上がったり大きくなったり、数が増えるようなら注意が必要です。(産科医師)




個数が多かったり大きなあざの場合は、レックリングハウゼン病やアルブライト症候群の可能性があり、治療が必要です。白いあざはメラノサイトが機能していないことによるもので、ステロイド外用や紫外線治療を行い、場合によっては皮膚移植が行われます。黒いあざは悪性になる可能性もあるので早めの治療が必要になります。いずれにしても、一度病院を受診した方が安心ではないでしょうか。(産科医師)



あざにも多くの種類があるので、自己判断はなかなか難しいようです。放っておいて問題のない場合もありますが、中には治療が必要なものもあるので、心配なら一度皮膚科で診てもらった方がよいかもしれません。





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