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胎児の心拍はどれくらいが正常?気をつけるべきことは?

コラム 妊娠・出産

胎児の心拍はどれくらいが正常?気をつけるべきことは?

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2016.9.28

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妊婦健診で胎児の心音を聞いても、心拍数の正常値がわからずピンと来ないという相談者。また、検診の結果は異常なしであっても、気をつけるべき場合があるのかどうかも知りたいとのこと。看護師さんたちはなんとアドバイスしているでしょうか。



 


プレママからの相談:「いつも異常なし、でもどういう場合に気を付けるべきか」



37週の妊婦です。検診の時に胎児の心拍を確認して音を聞かせてくれることがあります。いつも看護師さんは心拍を10秒くらい聞いて「赤ちゃん元気ですよ」と言って終わりです。元気ならそれでよいのですが、どういう場合に気を付けなければならないのかでしょうか。また、胎児の心拍は大人に比べると速いようですが、実際に1分間にどれくらいカウントするのが正常なのか具体的な数値が知りたいです。(30代・女性)



胎児心拍の基準値は120~160/分


胎児の心拍数の基準値は1分間に120〜160くらいですが、服薬や母体のコンディション、週数などによっても上下するようです。



赤ちゃんの心拍数の基準値は1分間に110~160回です。ウテメリンなど張り止めの薬剤を使用した場合は薬の副作用で脈拍が上がることがあります。また母体が緊張して脈拍が高くなるとそれに伴って胎児の心拍数も高くなることがあります。(看護師)




赤ちゃん自体に問題がなくても、お母さんの体調が悪ければ胎児の心拍数も影響を受けることがあります。また週数がすすむにつれて心拍数も少しずつ少なくなってきますので心拍数が下がってきてもあまり心配する必要はないでしょう。またお腹が張った時に、へその緒を踏んだり圧迫することでも胎児の心拍数は低くなります。(看護師)



医師から指摘がなければ心配せず過ごしましょう


心拍数の異常で発見されるトラブルや病気もありますが、医師から指摘がないのであれば心配せずに過ごすことが胎児にとっても一番です。



胎盤機能の低下や赤ちゃんの体力低下が見られるときは心拍数が低下し、脈拍も遅くなります。このような場合は、検査や入院をして緊急帝王切開になることがあります。また胎児の脈拍が高くなる病気に「胎児頻脈性不整脈」があります。心拍数が1分間で180回以上となり、胎児に胸水や腹水が貯留して胎児水腫を起こすことがあります。超音波検査で発見が可能ですので、早期に発見できれば治療も可能です。(看護師)




胎児の心拍数で何か問題がある時は、医師から説明がありますので心配せず過ごして下さい。(看護師)



胎児の心拍数の基準値は1分間に110〜160ですが、さまざまな要因により多少上下します。心拍数の異常により発見されるトラブルや病気もあるものの、医師から指摘がなければ心配せずに過ごしましょう。





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