【妊娠初期症状と生理前症状の違い】事前に知っておいて損はない!
コラム 妊娠・出産
妊娠を待ち望んでいる方、性交渉を持つ機会はあるけれど、妊娠はまだ困るので生理がきちんと来るか時々不安な気持ちで待っている…という方、妊娠初期症状と生理前の症状の見分け方はご存知でしょうか?
今回は、この2つの見分け方について、医師に解説していただきました。
妊娠初期にみられるのはどんな症状?
妊娠初期症状については、症状が全くなく、生理が遅れて妊娠判定薬を使ってから初めて気が付いた、という方もいれば、かなり早い時期から体調がいつもと異なり、妊娠したのではと思っていたという方もおり、非常に個人差があるものです。
ただ、よくいわれる症状としては、
・胸の張りや痛み
・眠気や熱っぽさ
・体のだるさ
・下腹部痛
・おりものがサラサラになる
・吐き気
・便秘、下痢などの消化器症状
・味の好みが変わる
・においに敏感になる
といったものがあります。
高温期の持続や月経の停止はもちろんですね。
妊娠による着床出血はほとんどの人にみられない!?
よく話題になることがあるのが、生理予定の少し前くらいにあるといわれる「着床出血」についてです。これは妊娠した全ての人にあるものではなく、むしろ出血しない人のほうが多いといわれます。
着床出血がある人の確率は、全体の2%〜20%くらいまでと、説によってかなり幅があるようです。
生理前にみられるのはどんな症状?
こちらも個人差がありますが、例えば
・胸の張りや痛み
・体のだるさ
・吐き気
・腰痛
・食欲増加
・気分の落ち込み
などが挙げられます。
また、眠気や逆に不眠が出る場合もあり、イライラや集中力低下などの精神症状が出る場合もあることが知られています。
妊娠初期と生理前の症状の見分け方は?
このように、非常に共通点の多い妊娠初期と生理前の症状ですが、どのようなところが異なるのでしょうか。
実は、この違いは決定的なものはないといわれています。ただ、よくいわれるのが、
1.おりものに変化がみられる
・妊娠していない場合:生理予定日が近づくと、徐々におりものの匂いが強くなったり、色が濃くなってくる
・妊娠が成立している場合:白または透明感のある、ほとんどにおいのしないおりものが続く
2.食べ物の好みが変わったり、においに敏感になる
3.下腹部や足の付け根部分に、チクチクした痛みが出る場合がある
といった症状です。
しかし、これらの症状の多くは主観的なもので、数値などではっきり出るものではないこと、妊娠を待ち望んでいたり恐れていたりするとなかなか自分の体調を冷静に判断できない場合があることから、あくまで参考としてということになります。
医師からのアドバイス
性交渉から3週間後には市販の妊娠検査薬で精度の高い検査が行えますので、症状で決めつけることなく、しっかり判定してから婦人科を受診するようにしましょう。
(監修:Doctors Me 医師)
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