HOME > 不妊治療 > 治療デビュー > 流産後の心身の養生は、次の妊娠につながっていく
HOME > 不妊治療 > 治療デビュー > 流産後の心身の養生は、次の妊娠につながっていく

流産後の心身の養生は、次の妊娠につながっていく

コラム 不妊治療

流産後の心身の養生は、次の妊娠につながっていく

パクス・テルレーナ治療室

2016.11.16

あとで読む




流産後の心身の養生は、次の妊娠につながっていく



妊活中の方にとって「流産」は、考えたくないことのひとつだと思います。しかし、妊娠反応が出た女性にとって流産は誰にでも起こる可能性があることなのです。
もちろん経験しない方がいいに越したことはありませんが、もしも、そうなった場合、心身のケアは次回の妊娠にも繋がるとても重要なことなのです。
流産とは妊娠22週までの胎児の成長が止まることを言います。12週未満を早期流産、それ以降から22週未満を後期流産と言い、週数があまり経ってない場合は自然に出てくれることもありますが、後期になると日帰りから数泊の手術が必要な場合もあります。入院して我が子をお産して外に出してあげることもあります。
東洋医学では流産のことを「小さなお産」と呼びます。産後と同じように、しばらくは体調も不安定で体力が落ちているため、養生が必要だからです。
流産による肉体の疲弊もありますが、精神的ショックでとても疲れていますから、まずは無理をせずにゆっくり休んでください。そして、外出する体力や気力が付いたら、妊活の治療のことを考えてください。
次の妊娠のためには、妊娠中に出るホルモンβhcgを下げる必要があります。流産後はβhcgなどの影響で、ホルモンバランスが崩れやすくなったり、出血などで体力も低下しています。まずは体力や子宮卵巣機能を回復させ、おなかの中にまだ残っている〝?血〟を鍼灸ですべて外に排出させる治療が必要となります。
そして、あまり人には話せないさまざまな思いも担当鍼灸師に話してください。治療的なアドバイスを受けることも大切ですが、誰かに話をするだけで心や体はずいぶん楽になります。これも私たちにとっては大切な治療のひとつと考えています。
流産体験はとても辛いことですが、自分をあまり責めないでください。あなたは何も悪くありません。きっと戻ってきてくれる赤ちゃんのためにも、まずはあなたが元気になってくださいね。パクスにはそんな経験を乗り越えてママになった方がたくさんいらっしゃいます。





パクス・テルレーナ治療室 副院長 湯浅 佳子先生

東京衛生学園専門学校東洋医療総合学科卒業。在宅医療研修、アロママッサージサロンなどで臨床経験を積み、 パクス・テルレーナ治療室を開院。鍼灸専門、女性・小児専門の治療院として子どもから大人まで様々な症例の臨床に取り組む。




 




<外部サイト>
店舗で相談してみる
パクス・テルレーナ治療室 http://pax-terrena.com/



あとで読む

この記事に関連する記事

この記事に関連する投稿

女性のためのジネコ推薦商品

最新記事一覧

Page
top