妊活において肥満は大敵なのを知っていますか?
女性の肥満はBMI(Body Mass Index、肥満指数)25以上と言われ、その数値以上の人はダイエットが必要になります。
脂肪には内臓脂肪と皮下脂肪の2種類があります。肥満でこれらの脂肪が多くなり、不都合が起こるのです。まず、女性の場合、皮下脂肪からE1(エストロン)が分泌され、E2(エストラジオール)のレセプター(受け取るところ)を塞いでしまいます。そうなると子宮内膜や子宮頸部がふんわり厚くならないのです。皮下脂肪が多ければ多いほど厚みがなくなり、着床障害などが起きやすくなります。
次に内臓脂肪ですが、内臓というくらいですから体の臓器につく脂肪で、多くなれば子宮、腸、卵巣などにも脂肪がついてしまい、機能が落ちてしまいます。とくに40代になると内臓脂肪が多くなるので注意が必要です。AMH値が低い、FSH値が高くて肥満の人は、ダイエットでBMIを下げることで数値が変化することもあります。
では、効率良く BMI値を下げるにはどうしたらいいのでしょうか?
その鍵は基礎代謝にあります。基礎代謝は年齢、性別、筋肉量、季節(気温)によって変わりますが、1日の消費するエネルギーの内訳は、基礎代謝が75%、食物代謝10%、運動代謝が15%と、基礎代謝がエネルギー消費に大きく関わっています。
1kgの体脂肪を燃焼するためには、時速10km/時で走った場合に12時間120kmもの運動が必要です。ところが基礎代謝だと女性の場合は1250〜1300キロカロリーも1日で消耗するのです。このことからも基礎代謝がダイエットにおいていかに重要かがわかりますよね。
しかも基礎代謝の63%が内臓血流であることから、誠心堂では内臓の血流をよくするダイエットをすすめています。
具体的には以下の3つです。
①内臓血流を邪魔している内臓脂肪を減らすために、糖新生—低血糖状態にする。
低血糖にするために糖質制限をします。ただしこれは専門家の指導のもとで行うことが必須です。
②内臓の血流を改善する漢方薬やエクササイズを行う。
気、血、津液が不足したり、停滞すると内臓の血行が悪くなります。これは個人差がありますから、そのタイプにあった漢方のお茶を服用します。
③腸内フローラを改善する。
バクテロイデスという腸内細菌が中鎖脂肪酸を作り肥満を防ぎます。ただしバクテロイデスは日和見菌なので、腸内環境がよくないと作用しません。つまり、善玉菌が多い腸内環境を作ることがポイントです。さらに腸内細菌の餌となるオリゴ糖や水溶性の食物繊維と非水溶性の食物繊維をそれぞれ50%ずつ摂取することも必要です。誠心堂では理想的な食物繊維の比率が一度に摂れるスティックを販売しています。
誠心堂では専門のカウンセラー「中医ダイエットカウンセラー」が13名います。ダイエットの知識と指導力をもったカウンセラーです。気になっている方はぜひ専門知識のあるカウンセラーに指導を受けてください。
肥満があると不妊のリスクが高まりますので、妊娠を望むのであれば、不妊治療の前から肥満を解消したり、軽減できるように努力しましょう。
中医学の素晴らしさ
皆さんは中医学をご存知ですか?
漢方薬や鍼灸治療・薬膳・気功など様々なコンテンツがありますね。特に治療に関わる場合、漢方薬と鍼灸のことを指します。日本では別々に治療するケースが多いのですが、本来の治療では組み合わせることがとても重要です。
1+1は2ではありません。中医学では漢方薬と鍼灸治療の組み合わせることで、とても素晴らしい効果を発揮しています。
漢方薬は患部に届いて初めて効果が出ます。だから、弱った臓器の血流を鍼灸で回復させる。
ぜひ、あなたに合った組み合わせ方法を中医学の誠心堂へご相談ください。
株式会社誠心堂薬局代表取締役 西野 裕一先生
株式会社誠心堂薬局代表取締役。 薬剤師・鍼灸師。北里大学薬学部卒。東京医療福祉専門学校鍼灸科卒。中国漢方普及協会会長。日本中医学会評議員。漢方・鍼灸をはじめとする中医学の有用性を啓発・普及させる活動に尽力。著書多数。
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