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【医師取材】女性ホルモンのバランスは健康にどう影響する?

まとめ 女性の健康

【医師取材】女性ホルモンのバランスは健康にどう影響する?

生理前のイライラや落ち込み、肌荒れや便秘は女性ホルモンのしわざ? 女性ホルモンのバランスと健康について考えませんか。

2018.3.1

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目次



  1. 女性ホルモンの乱れとはそもそもどんな状態?

  2. 女性ホルモンと肌荒れ、便秘などとの関係は

  3. ホルモンバランスの乱れを整える-ピルの新常識-


3月1日からスタートする女性の健康週間。心と体について考えるきっかけにしてみませんか? 


毎日をすこやかに過ごすためには、1日1日の積み重ねが重要……とわかってはいても、忙しい日常の中で無理をしてしまう女性は決して珍しくありません。


今回は女性の健康と深く結びついている女性ホルモンのバランスについてまとめました。


 


憂うつな生理前の不調や落ち込み、イライラも、自分の体を知ることで上手なコントロール方法を見つけることはできるようです! 



女性ホルモンの乱れとはそもそもどんな状態?


女性の心身はゆらぎやすいものです。一般的に、体や精神のコンディションが不安定になる原因は、「生まれつき女性ホルモンが少ないから」「男性ホルモンが多すぎるのかも」「不安になりやすい性格だから」などと言われることがありますが、こうした噂は事実なのでしょうか? 


 


“ホルモンとは体内で作られ、血液で運ばれて様々な臓器や体の部位に働きかける物質です。ホルモンは約70種類あると言われており、体内を一定に保つために、それぞれのホルモンが働いています。(中略)


多くのホルモンに共通しているのは、制御しているのが視床下部だということです。”


“この2つの女性ホルモンも、ほかのホルモン同様、視床下部が下垂体を経由し卵巣に司令を出すことで分泌されていることになります。”


 


“「ホルモンバランスが崩れている」から体調が悪いのではなく、体調が悪い要因があるから、視床下部と卵巣のやりとりがうまく行かず、結果的に「ホルモンのバランスを崩してしまっている」ことが多いわけです。



"では、どうすれば崩してしまった女性ホルモンのバランスを整えることができるのか?視床下部へのストレスをできる限り減らしてみましょう。
そのためには、やはり食生活の改善、適度な運動で生活のリズムを整えることが基本中の基本です。"


ホルモンの「バランス」とはなにか?



女性ホルモンと肌荒れ、便秘などとの関係は


“当院に来院する患者さんのお悩みで最も多いのが、生理に関するトラブルです。(中略)イライラや気分の落ち込み、むくみなど、生理前の症状を訴える方も少なくありません。精神が不安定になって、なかには泣きながら来られる方もいらっしゃいます。”


“病気ではないけど、月経にも体にも支障が出るこれらの女性の不調は、ホルモンバランスの乱れから来ていることが多くあります。


自律神経と女性ホルモンの関係は密接で、自律神経が不調になると女性ホルモンのバランスも乱れてきます。どちらも脳の視床下部という部分がコントロールしており、その司令塔はストレスにとても弱いのです。”



"基礎体温をつける習慣を持ちましょう。グラフという視覚的な形でわかるので、なんとなくではなく、はっきり自分のバイオリズムがわかるはずです。グラフを付ける際には、どの時期にイライラがあったかなど、症状をメモしておくとなおいいですね。"


女性の社会進出とバイオリズム PMSのコントロールとは?



ホルモンバランスの乱れを整える-ピルの新常識-


それでは、ホルモンバランスが整った状態を保つ方法はあるのでしょうか。


 


“ピルを服用すると、ホルモンの働きによって妊娠している時と同じ状態になります。卵巣は妊娠している状態では排卵しません。この生まれつき備わっているしくみを低用量ピルは活用しているわけです。 


 


女性にとって、「妊娠状態にある」というのが実は生き物として一番ナチュラルでバランスのとれた状態なのです。ですから、低用量ピルを飲み続けたほうが体のバランスが整い、良好な状態をキープできることになります。”


“ちなみに、不妊治療の一環として、月経周期を整えるために2~3カ月、低用量ピルを服用するということは実際にあります。


肌荒れや大人にきびも、低用量ピルの服用によって解消されます。実際、当院の患者さんの95%が低用量ピルで改善しています。ハリウッド女優がみんな肌がきれいなのは、低用量ピルを飲んでいるからです。”


 


“ピルにしても漢方薬にしても、安心・安全に服用するためには、PMSについてよく理解している産婦人科医に相談することが肝心です。特に、副作用などのリスクをきちんと説明し、定期的に体重計測や血液検査なども行ってくれるかかりつけ医を持てば、なお安心です。”



"低用量ピルは避妊効果が高いだけでなく、さまざまな女性疾患の予防や改善にも効果があり、また、美肌効果も期待できる薬です。"


低用量ピルは女性特有の婦人病にも効果あり!知っておきたいピルの新常識



仕事にプライベートにと忙しい現代の女性がホルモンのバランスを取るには、ピルの力を借りるのも選択肢のひとつとなりつつあるのですね!


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