受精卵の「グレード」って何?
コラム 不妊治療
受精卵の「グレード」って何?
不妊治療を始めるとよく見たり聞いたりする、受精卵のグレード。「3AB」「5AA」などの評価は一体何を基準にしているのでしょうか。さち・レディースクリニックの金田幸枝先生に詳しいお話を伺いました。
胚盤胞は発育の状態と細胞の密集度で評価
まず、受精卵の評価は初期胚と胚盤胞、それぞれ異なります。
採卵から2日~3日目の初期胚ですが、分割がきれいに、均等に分割されているか、フラグメンテーション(割球とは異なる細胞破片)がないかなど基本的には「見た目」で評価されます。
評価の段階は1~5で、割球の大きさが均等でフラグメンテーションがないものが1で1番評価が高く、数字が上がるほど評価が低いということになります。