<妊活知識>タイミング法は不妊治療の基本★4つの正しい知識とは
まとめ 不妊治療
<妊活知識>タイミング法は不妊治療の基本★4つの正しい知識とは
妊活の最初によく聞く「タイミング法」について必要な知識をまとめました。パートナーと協力して取り組むために、必読です!
妊娠を望んでいるけれどなかなか結果が出ない、というときに産婦人科クリニックで、多くのケースで最初にすすめられる「タイミング法」。
自然な妊娠に1番近い方法であり、教科書通りにいかない男女の体と向き合うきっかけにもなると言われています。
「タイミング法」を実行するために必要な知識について、まとめてご紹介します。
まずはこのまとめを読むところから、妊活を始めてみませんか?
タイミング法って? どう取り組むのがベスト?
不妊治療の第一段階で取り組むことが多い「タイミング法」。まずはどんなことをするのか知っておきたいですね。
“排卵日をあらかじめ予測して性交を行う時期を指導するタイミング療法は、不妊治療の基本ともいえます。
ひと通り検査が終わった後、ホルモンの異常などがなければ、まずは自然の排卵に合わせてタイミングをとっていただきます。
たとえば「タイミング療法を6カ月」という目標を立てた場合は3、4回自然で行ってみて、それで結果が出ない場合はお薬を使うなど、条件を変えて2、3回行ってみるようにします。
薬は排卵を誘発するものや黄体ホルモンを補充するものなど、必要最低限のものを選んで使用。もともと異常がある方には、最初からそのようなお薬を使うことになります。”
排卵日に合わせて夫婦生活を行い、自然妊娠へとつなげるのが妊活のスタートということですね。
タイミング法のための検査とは?
最適なタイミングとは? 卵子が受精できるのは24時間
タイミング法では排卵後の受診が必要?
タイミング法は、特別な投薬や治療をしていない段階でも排卵後にクリニック受診が必要と言われる場合があります。それはなぜなのかについてご紹介しましょう。
“不妊治療を受けている患者さんのうち、エコーで診ると卵胞は発育しているけれども、排卵していないという患者さんが、だいたい5、6人に1人くらいいるといわれています。それが単発性といって、時々起こる方と、ずっと続いて起こる方がいらっしゃるわけですけども、ずっと起こるケースは稀ですので、当院ではだいたい2回くらいはチェックするようにしています。(中略)排卵が確認できたら、後は通院なしでしばらく様子を見ることもあります。”
“たとえば黄体機能の検査については、1回の周期だけで判断できないこともありますので、もし1回だけしか検査をされていないのなら、あと1、2回は必要かなと思います。ホルモン検査は通常、黄体期と卵胞期の2回に分けて行うのですが、実際にどこまで調べておられるのかが気になるところです。もし黄体機能が乱れているのであれば、ホルモン剤、あるいは排卵誘発剤を投与し、卵胞の発育の段階から調整することで黄体機能が整います。”
"卵管や卵巣に問題がなく、排卵誘発剤を使いたくないという方であれば、当院のステップとしては、ご主人の精子に異常がなくても人工授精をご提案することがあります。あらゆる治療の可能性を探るためにも排卵後の検査や診察は大切なものなのです。"
いかがでしたか? タイミング法は妊活の大切な一歩であり、パートナーとの協力がとても大切な方法です。かかりつけの先生と一緒に、知識を味方につけて2人でじっくり取り組みたいですね!