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【5月31日からは、世界禁煙デー】妊活中、妊娠中の喫煙リスクについて

まとめ 女性の健康

【5月31日からは、世界禁煙デー】妊活中、妊娠中の喫煙リスクについて

平成30年5月31日から1週間は、世界禁煙デーです。妊活中、妊娠中の喫煙リスクについて、まとめました。

2018.5.26

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平成30年5月31日から1週間は、世界禁煙デーです。妊活中、妊娠中の喫煙のリスクについて、まとめました。


「喫煙と妊活」 について


「妊娠中の喫煙はよくない」と認知している人は多いと思いますが、では、不妊との関連はどうでしょうか。「まだ妊娠していないからいいや」といって、治療中もなかなか禁煙できない方もいるようですが、喫煙は妊娠の妨げにもなります。


喫煙の生殖能力に対する害についてまだ広く調査されておらず、現状では「影響があるのではないか」という段階ですが、それでもいくつか信頼できるデータや説があり、


 


●非喫煙者に比べて平均1~2年閉経が早くなる


●妊娠に至るまでの年数は非喫煙者の3.4倍


●体外受精やGIFT(配偶子卵管内移植)の妊娠率は 非喫煙者の1/2


●不妊のリスクは非喫煙者に比べて2倍


●血中のエストロゲンレベルが低くなる


 


などの影響が報告されています。


お話を伺った先生のご紹介

秋山レディースクリニック 秋山 芳晃先生


東京慈恵会医科大学卒業。東京慈恵会医科大学附属病院、国立大蔵病院に勤務後、父親が営んでいた産科医院を継ぎ、不妊症・不育症診療に特に力を入れたクリニックとして新たに開業。

≫ 秋山レディースクリニック


"治療と違って生活習慣の改善は自分でできることですが、禁煙は「できること」ではなく、「しなければいけないこと」。厳しくいえば、やらなければ妊娠へのスタートラインにも立てません。"


「喫煙と妊活」 について



大切な命を守ろう。妊娠中に避けたい4つのこと。


妊娠したら、赤ちゃんが順調に成長しているか、毎回の妊婦健診が待ち遠しくなる方もいるでしょう。赤ちゃんは、お腹の中では母体と繋がる、へその緒に頼って生きており、まさにこの1本が命綱なのです。そのため、お母さんの何気ない行動によって、赤ちゃんに影響が出てしまうこともあります。


 


そこで、お腹の中の赤ちゃんが安全に、健康に育つために、お母さんは次のことを避けるようにしてください。


 


1:タバコは絶対にNG


 


2:飲酒は控えましょう


 


3:過度な運動はしない


 


4:精神的にストレスをためない



"妊娠中は、妊娠前と異なり生活の中で制限されることもたくさんありますが、すべてはこれから産まれてくる大切な命のため。頑張って乗り越えましょう。"


大切な命を守ろう。妊娠中に避けたい4つのこと。



妊娠生活で身近に喫煙者、赤ちゃんへの影響は?


たばこは胎児に影響するため、妊娠中は喫煙を控えるよう指導されます。自分は喫煙しなくても、周囲で喫煙されると胎児に影響してしまうか心配な妊婦さんからの相談に、看護師さんたちはどのように答えているでしょうか。


 


周りのたばこの煙を副流煙といい、それを吸ってしまうことを受動喫煙といいます。受動喫煙も、妊婦さん本人が喫煙した場合と同じように、早産のリスクが高まったり、血管が収縮するため赤ちゃんに栄養がいきわたらず、低体重や発達遅滞などの障害が出やすくなります。特に赤ちゃんの神経や脳が形成される妊娠初期ですと、無脳症や神経障害、ダウン症になるリスクも高まります。(産科・婦人科、呼吸器科看護師)



"妊婦さん本人がたばこを吸わなくても、周囲の人の煙を吸ってしまうと、早産や神経障害など胎児に悪影響を与えてしまう恐れがあります。周囲に理解を求めたり、室内の換気を良くするなどして、できるだけたばこの煙を吸わないよう対策を行いましょう。"


妊娠生活で身近に喫煙者、赤ちゃんへの影響は?



たばこは妊活中の皆さんや妊婦さん、赤ちゃんにとって悪影響しか与えません。禁煙だけでなく、できるだけ煙を吸わないよう対策をとりましょう。


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