【医師監修】一般不妊治療を知ろう
コラム 不妊治療
【医師監修】一般不妊治療を知ろう
一般不妊治療は特定不妊治療(体外受精・顕微受精)の前段階として行われる治療法のことです。一般不妊治療の2つの方法について中村先生に伺いました。
タイミング療法
人工授精
ヒューナー検査が陰性だったけれど、軽度の男性因子の方を含めて精液検査に大きな問題がない方に有効なのが「人工授精」です。
タイミング療法と同様に血液検査と超音波検査で卵胞の状態を確認し、適切な時期を厳密に推定します。必要に応じて排卵誘発剤を使用する場合があります。
人工授精予定日には精液が必要になります。もし予定が合わない場合はあらかじめ精子を凍結しておくことも可能です。
持ち込まれた精液は培養士が密度勾配法で洗浄・濃縮し、不動精子や奇形精子をある程度除去します。
その後、精製した精子を細いチューブを用いて子宮内部に注入することで人工授精がなされます。