性感染症ってどんな病気?
インタビュー 女性の健康
現代では性交経験の低年齢化が進み、性感染症の患者数が男女ともに増加傾向にあります。これから家族となる大切な人のためにも結婚前、妊娠前に知っておきたい性感染症という病気。正しい知識や治療法、予防法をジェネラルクリニックの小川奈津希(なつき)先生に伺いました。
性感染症は性行為によって感染する病気
性感染症(Sexually Transmitted Infections:STI)とは性行為によって皮膚や粘膜から感染する病気の総称です。おもな種類としてはクラミジア感染症、性器ヘルペス感染症、尖圭(せんけい)コンジローマ、梅毒、淋菌感染症、HIV感染症/エイズなどが挙げられます。
厚生労働省の「感染症発生動向調査」によると、平成29年の調査(暫定値)では性感染症の患者全体のなかで、クラミジア感染症の半数が女性、性器ヘルペス感染症に至っては女性が60%を占めています。また、ここ数年で最も急増しているのが梅毒です。平成24年の調査数と比べると、平成29年ではわずか5年で女性の患者数が約10倍になっています。
性感染症のおもな症状と特徴
受診のタイミングや治療法について
性感染症を予防するには
まとめ
・性感染症は自覚症状が少ないので、おりものの変化、性行為後の出血など体の異変に気づいたら迷わず受診する
・性感染症の予防という観点においても性行為は複数ではなく、信頼のおける特定のパートナーと行うのが安全