HOME > 女性の健康 > その他 > 移植後の安静期間について
HOME > 女性の健康 > その他 > 移植後の安静期間について

移植後の安静期間について

専門医Q&A 女性の健康

移植後の安静期間について

2011.11.9

あとで読む

ミミさん(39歳)

はじめまして、実は海外で体外受精をしております。
体外受精は38歳から初めております。IVF採卵6回実施 5回移植(ICSI)
今まで胚盤胞まで卵が育った事がなく今回初めて4個の胚が胚盤胞まで育ちました。新鮮胚盤胞(5日目)を2個移植しましたが残念ながら着床すらしませんでした。また、胚を移植した4日目に6時間程山へハイキングに行きました。その時おなかがしくしくと痛みましたが、我慢して歩いてしまいました。これはよくなかったのでしょうか?
移植して2日目の夜に一瞬生理痛鈍痛もありました。(出血なし)

病院では移植後48時間は強度の高い運動や、温泉、サウナとかは避ける様指示がありました。それ以降は通常とおり生活をおくっても問題ないとの事でした。
また次回のサイクルは冷凍胚を移植する予定です。冷凍胚は6日目に胚盤胞となっているのですが、移植しても成功率は低くなるのでしょうか?





お話を伺った先生のご紹介

浅田義正 先生 (浅田レディース名古屋駅前クリニック)


医学博士
日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医
日本生殖医学会認定生殖医療専門医


1982年 名古屋大学医学部卒業

1988年 名古屋大学医学部附属病院産婦人科医員として「不妊外来」および、「健康外来(更年期障害・ホルモン補充医療法)」の専門外来を担当

1992年 医学博士

1993年~1994年 米国最初の体外受精専門施設に留学し、主に顕微授精(卵細胞質内精子注入法:ICSI)の基礎的研究に従事
The Jones Institute For Reproductive Medicine, Eastern Virginia Medical School, Norfolk, Vairginia

1995年 名古屋大学医学部附属病院分院にてICSIによる治療開始。以後、辞職まで名古屋大学の顕微授精症例の全症例を自ら担当同年5月、精巣精子を用いたICSIによる妊娠例の日本初の報告

1998年 ナカジマクリニック不妊センター開設

2004年 浅田レディースクリニック(現浅田レディース勝川クリニック)開院

2010年 浅田レディース名古屋駅前クリニック開院

2018年 浅田レディース品川クリニック開院


【著作本】
「浅田レディースクリニック パーフェクトガイドブック」
初めての不妊治療クリニック選びに迷っている方や
当院の治療方針に興味をお持ちの方にお読み頂きたい本です。




≫ 浅田レディース名古屋駅前クリニック

安静時間は、全く関係ありません。女性の行動で妊娠・流産をコントロールできるなら人類はとっくにしています。妊娠率を無理をして下げる事ができるなら、避妊法になります。
そもそもあなたは排卵も妊娠も出産も自分では何もコントロールしていません。
色々自分の努力で結果が変わると思っておられるようですが、本末転倒です。
人類は移動しながら過酷な環境のもとで生きてきました。安静にしなければ子孫を残せないような人類は絶滅しています。安静にしたほうが良いというのは心情的なものだけで、全く医学的必要性、エビデンスもありません。

6日目の凍結胚を5日目の子宮内膜に移植すればほとんど遜色なしに妊娠できます。6日目胚盤胞を6日目内膜に移植した場合は、はっきり妊娠率は落ちます。


あとで読む

この記事に関連する記事

この記事に関連する投稿

女性のためのジネコ推薦商品

最新記事一覧

Page
top