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AIHのやり方どちらの病院がいいですか?

専門医Q&A 女性の健康

AIHのやり方どちらの病院がいいですか?

2011.3.9

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ちーさん(26歳)

今AIHにチャレンジしているのですが、病院によって考え方が違うので、どちらがいいのか教えていただきたいです。
以前AIHをした病院では、セロフィンを飲み卵胞を2〜4つほど育ててました。

今行っている病院では、自然で卵胞は1つです。


以前の病院で子供を授かり、今二人目を頑張っています。
精子に問題はなく、タイミングでは出来なかったのでAIHにチャレンジしています。
高プロを下げる薬を以前の病院では飲んでいましたが、今は血液検査をしていないので飲んでいません。(飲んでいたことは伝えました)
セロフィンを飲むと、卵胞が残りやすく、次の周期は薬を使わなかったりしていました。
子供がいるので、病院を変えたのですが、以前の病院の方が可能性が高いのではないかと悩んでいます。

今行っている病院は自然がいいとのことで薬を使うつもりはないようです。
子供を授かっていること、私が早くAIHにチャレンジしたかったと言うことで検査はなしで、AIHを三回してみようとの事です。
早いうちに授かれると思うとも言われました。

分かりにくい文章ですみません
いろいろ考え方はあると思うのですが、どちらの病院がいいのでしょうか?


お話を伺った先生のご紹介

蔵本武志 先生 (蔵本ウイメンズクリニック)


我が国では夫婦の10~15%が「不妊症」であると言われています。不妊であるため不安になったり、周囲からプレッシャーを受けるなど、言葉では表現できない悩みもあると思います。現在では、不妊治療の分野も飛躍的な進歩を遂げ、以前ではあきらめざるを得なかった症状でも赤ちゃんを授かることの出来る時代になっています。

当院は、21世紀における理想の生殖医療を目指し、さらなるレベルアップを図るため、2003年10月に生殖医療センタービルを建設しました。ご夫婦のお気持ちや考えを尊重しながら、患者様お一人お一人に適切な治療を心と体のケアという側面から段階的に行っています。私をはじめとしたスタッフ一同が最高の医療を駆使して治療にあたります。気持ちをリラックスさせて、ご一緒にがんばりましょう。

昭和27年4月29日生まれ。
山口県柳井市出身。
日本産科婦人科学会専門医、日本不妊学会評議員、日本受精着床学会評議員、日本不妊カウンセリング学会監事、アメリカ、ヨーロッパ生殖医学会(ASRM、 ESHRE)会員、博多区医師会理事、JISART理事、福岡生殖医学懇話会 代表世話人、日本生殖医学会生殖医療専門医、福岡県医師会母体保護法指定医師、九州大学特任講師



≫ 蔵本ウイメンズクリニック

複数成熟卵胞をつくってAIHを行った方が、1個の成熟卵胞をつくるより、少し妊娠率は上がると思います。
しかし、反面、多胎妊娠率や複数排卵後、卵巣が腫れる副作用が出ることもあります。
実際診ていないので分かりませんが、セロフェンで卵胞が残るのは、複数卵胞が育ち、大きく成熟しなかった卵胞が残るのでしょうか?
「ちー」さんがお若い分、卵巣の反応が良く、セロフェンで複数の卵胞が育つのではないかと思います。
前回の出産は自然妊娠でしょうか?
自然周期で2回程度AIHを行って、それで妊娠しなければ、月経開始4~5日目頃より、セロフェンを1/2錠(割れ目を割ると、1/2錠になります)4日間程度(計2錠)くらい服用して、発育卵胞数を1~2個とし、卵胞径が20mm以上となり、尿中LH検査が強陽性となった翌日、AIHをするか、あるいは、卵胞径が20mm~22mm程度になったら、HCGを3000~5000単位注射して、翌日、AIHをあと2~3回されてみたらいかがでしょうか?
AIHの1~2回は、卵胞数1~2個で卵胞径が14~16mm程度となれば、FSH製剤を少量75単位、1~2回、隔日に追加投与してみるのも良い方法です。
1人子供さんがおられるので、多胎妊娠を避けるためにも、発育する成熟卵胞数は1~2個にとどめるべきでしょう。


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