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高温期13日目です。

専門医Q&A 女性の健康

高温期13日目です。

「今かかっている病院では、子宮の内膜の厚さなどを教えてくださいませんでした。私からも聞いてはいないのですが、こういったことはこちらから聞かなければお教えいただけないものなのでしょうか?」

2011.12.18

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りんさん(23歳)


失礼します。
今月2日に病院へ行き、右卵巣の卵胞が19mmになっていて、医師が「2日ほどで排卵します」と言われ、お言葉の通り5日に排卵(基礎体温がガクッと下がりました)し、翌日6日から高温期に入りました。その日にまた病院へ行き、排卵の確認と、高温期を安定させる注射をしていただきました。薬の名前までは聞いていません…。
また主人とは排卵日の3日前と2日前に性交渉いたしました。
高温期3日目に、一度35.85℃まで体温が下がりましたが、翌日には体温が上がっています。(寝不足だったのかもしれません)
今まで高温期は9日ほどしか維持できていませんでしたし、今回ほど高温にもなりませんでした。
今回は最初36.55℃でしたが、6日目に36.88℃、8日目には36.97℃まで上がっています。
高温期を安定させる注射のお蔭で、高温期が保てているのか、妊娠に期待してよいのか。不安です。
また、今かかっている病院では、子宮の内膜の厚さなどを教えてくださいませんでした。私からも聞いてはいないのですが、こういったことはこちらから聞かなければお教えいただけないものなのでしょうか?検査初期に、卵管造影を皆様されているようですが、私はされませんでした。
このお医者様を信用していいのかどうか、不安です。
長々と失礼いたしました。宜しくお願いいたします。




お話を伺った先生のご紹介

塩谷雅英 先生 (英ウィメンズクリニック)


他人の痛みはなかなかわからないものです。特に不妊症の深刻な悩みは一般の方には理解しにくいのでは無いでしょうか。子供は自然に授かるものという考えをお持ちの方が多いなか、友達にも相談できず、また家族にも相談できずに悩んでおられる方が少なくありません。私たち英ウィメンズクリニックは不妊で悩んでおられるみなさんの立場に立って、最先端の技術のみならず、心身両面からサポートすることをクリニックの方針と定め、不妊で悩む多くのご夫婦に一日も早く朗報がもたらされるように日夜奮闘しています。どうかすべての女性が、愛すべき赤ちゃんを授かりますように・・・。
■略歴■
1985年に島根医科大学を卒業すると同時に京都大学産婦人科に入局。
京都大学では体外受精チームに所属し、不妊の臨床に取り組むかたわら研究生活を送り、1994年に医学博士(京都大学)となる。
研究テーマは受精卵の着床過程の解析。
1994年より2000年2月まで神戸市立中央市民病院に勤務。
この間、兵庫県初の顕微授精児誕生に貢献。
2000年3月より、不妊症専門クリニックとして、英ウイメンズクリニックを垂水駅前に開設、
2004年4月には不妊センターとして三宮セントラルビル2階に英ウイメンズクリニック三宮を開設、
2011年1月には、三宮セントラルビル7・8階に、最新のソフトとハードを兼ね備えた、セントラルファティリティクリニックを開設。
現在は、英ウイメンズ「セントラルファティリティクリニック」、英ウイメンズクリニック「三宮」、そして、英ウイメンズクリニック「垂水」、という三つのクリニックの理事長として活躍。
趣味は読書、ジョギング、そしてテニス。
■資格・役員
* 医学博士(京都大学)
* 日本産科婦人科学会医専門医
* 日本生殖医学会生殖医療指導医
* 近畿産婦人科学会内分泌・生殖研究部会委員
* 兵庫県産婦人科学会学術委員
* 日本生殖再生医学会役員
* JISART会員
* 日本臨床細胞学会専門医
* 兵庫県立総合衛生学院講師
* 神戸常盤大学講師
* 母体保護法指定医
■所属学会
* 米国不妊学会(ASRM)
* ヨーロッパ不妊学会(ESHRE)
* 日本生殖医学会
* 日本産科婦人科学会
* 日本受精着床学会
* 哺乳動物卵子学会
* 日本遺伝カウンセリング学会
* 日本臨床細胞学会


≫ 英ウィメンズクリニック




高温期が9日ほどしか維持できていなかった、という事ですね。
これは高温期が短く黄体機能不全を疑う症状です。
今回、高温期を安定させる注射をしていただき、高温期が長くなり、体温も十分に上昇したようです。
今回はタイミングも合っているようですから妊娠の可能性を期待できると思いますが、あまり期待しすぎるのも良くありません。
排卵がおこり、タイミングが合い、高温期も安定する、ということが何回か続いて初めて妊娠につながることもあります。
子宮内膜の厚さも妊娠しやすいかどうか大切です。
今かかっている病院では、子宮の内膜の厚さなどを教えてくださらなかった、ということですが、
もし異常があれば教えてくださる事が多いと思いますので、何ら説明が無かったということは特別に異常がなかったということだと思います。
ただ、ご心配な点は遠慮せず医師に質問しましょう。
子宮卵管造影検査は、受診して比較的早期に行う事が多い検査です。
不妊期間がわからないのですが、「りん」さんは23歳とお若いので、先生はゆっくりと検査、治療を計画なさっているのだと思います。
ただ、不安な気持ちを抱えて通院することはストレスにつながりますから、
次回受診時には、今かかっている先生に直接質問する方が良いでしょう。
いざとなると緊張して質問する内容を忘れてしまう事もありますので、
必ずメモに質問事項を書いて行きましょう。





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