HOME > 女性の健康 > その他 > 卵巣の腫れについて
HOME > 女性の健康 > その他 > 卵巣の腫れについて

卵巣の腫れについて

専門医Q&A 女性の健康

卵巣の腫れについて

2014.7.22

あとで読む

なしりんごさん(36歳)

現在妊婦9週目で、右卵巣が7センチ腫れてます。6週目は4-5センチでした。心拍確認終えたところです。
妊娠によるものなのか違うのか、12週過ぎるまでは様子を見ようと言われています。

私自身は6週目の方が時々すごく下腹の痛い時がありましたが、今は殆ど感じないので、もう少ししたら軽い運動をしたいと思ってるのですが
卵巣の腫れは、安静にしていることで、改善に向かうものでしょうか?
もしくは身体を動かすことによって、更に腫れることもあるのでしょうか?

自分なりに調べてみたのですがはっきりとした回答を見つけられなかったので
教えていただけないでしょうか。

宜しくお願いします。


お話を伺った先生のご紹介

俵史子 先生 (俵IVFクリニック)


当クリニックは不妊治療を専門としております。
開院以来、約3年間で1000組以上のお子様に恵まれないご夫婦に妊娠が成立し、当院を卒業されました。妊娠までの道のりは様々ですが、最後は皆様最高の笑顔で卒業されておられます。その喜びを共感させていただけることが、私達にとってもさらなる糧となり、生きがいとなっております。

当院での不妊治療の特徴は、「納得・理解して進む治療」そして「オーダーメードの治療」です。10年以上不妊症の患者様に携わり、多くの実績を重ねてきた経験から、妊娠に近づく第1歩は患者様と医療側の信頼関係だと確信しております。

妊娠したいという強い気持ちを持ち、私共を信じて治療を受けていただくことが、いい結果に繋がる近道と考えます。そのためには、日々の通院で疑問や不安を残さずに、十分納得しながら進まれる必要があります。当院では医師による診察の他、皆様の理解を深めていただくために十分な知識と経験を持ったスタッフがサポートをしております看護師や培養士等も医師と同じレベルで患者様に治療内容の説明や情報提供が行えるような体制を整えておりますので、ご安心してお気軽に声をかけて下さい。

オーダーメードの治療とは、画一的な治療にとどまらず個々に応じた治療を選択していくということです。原因、年齢、治療歴など、皆様それぞれに不妊治療を受けられる際の条件、背景は異なります。当然のことながら、その方に適した治療も異なるため、多くの治療法を熟知し適切に選択できることが不妊治療に携わる者として必要不可欠と考えます。
心や体への負担を最低限に抑えつつ、最大の効果が得られるようお一人おひとりにあった治療を選択していきたいと思っております。

初めて受診しようとされる方にとっては、不安や緊張の中でお越しいただくことも多いと思います。
前向きな気持ちで妊娠に向けた大きな一歩を踏み出していただくために、そして一人でも多くの方にお子様を授かっていただくために、私たちは全力で皆様をサポートすることをお約束いたします。

浜松医科大学臨床講師
日本産婦人科学会専門医

東海不妊内分泌研究会 世話人
東海ARTカンファレンス 世話人
静岡生殖医療研究会 世話人

■所属学会
・日本産科婦人科学会
・日本生殖医学会
・日本受精着床学会
・日本哺乳動物卵子学会

■経 歴
浜松医科大学医学部卒
平成8年~ 産婦人科・麻酔科研修後、産婦人科医として総合病院に勤務。
平成12年~ 静岡厚生病院 不妊治療担当。
平成15年~ 愛知県豊田市 竹内病院トヨタ不妊センター勤務。
平成16年~ 竹内病院トヨタ不妊センター所長に就任。
年間500~600件の体外受精・顕微授精に携わる。
平成19年9月 俵史子IVFクリニック開院
平成22年4月~ 国立大学法人 浜松医科大学 臨床講師に就任。



≫ 俵IVFクリニック

なしりんごさんはどのような不妊治療を受けて妊娠されたのでしょうか。タイミング法や人工授精など自然排卵の後の妊娠だとすると、妊娠黄体といって、妊娠したことで卵巣が刺激されて一時的に嚢腫を形成するということがあります。これは決して珍しいケースではなく、特別異常なことでもありません。

なしりんごさんもおそらく、この妊娠黄体であることが考えられますね。

妊娠黄体は自然に小さくなることが多いので、症状がなければ、担当医の先生がおっしゃるようにそのまま経過をみていくということでよいのではないでしょうか。

狭い骨盤内に大きな嚢腫があれば、腹膜などを刺激してお腹が痛くなることもあると思います。そのような時は無理をせず、安静にしておいたほうがいいでしょう。

痛みがない時は、ウォーキングなど軽い運動なら行っても問題はないと思います。お腹の中にダイレクトに振動が伝わるような激しい運動は避けたほうがいいですね。嚢腫が大きくなるということはありませんが、痛みを引き起こす原因になると思います。

運動をする時は、「これくらいなら大丈夫」という加減をご自身で見つけて行うといいですね。


あとで読む

この記事に関連する記事

この記事に関連する投稿

女性のためのジネコ推薦商品

最新記事一覧

Page
top