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鍼灸院はどれくらいの頻度で通院したらいいのでしょうか?

専門医Q&A 漢方・鍼灸

鍼灸院はどれくらいの頻度で通院したらいいのでしょうか?

2012.2.17

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poohさん(37歳)

 一人目不妊で体外受精に挑戦中ですが、採卵しても卵子が未成熟だったり、異型だったり、空胞だったりでなかなか良い卵子にめぐりあえません。
 FSHも高く、医師からは卵巣の老化が始まっているといわれました。
 不妊治療と鍼灸を並行して受診すれば妊娠率が上がると知人に教えてもらい、またこちらの掲示板を拝読しても鍼灸院に通われている方も多くいらっしゃるようで、鍼灸に興味を持っております。
 今までは鍼が体に入っていくことがどうしても怖くて、腰が引けていたのですが、年齢も年齢なので鍼が怖いなんていっていられません。鍼灸院に通院しようと思うのですが、どれくらいの頻度で通院したらよいのでしょうか?


お話を伺った先生のご紹介

神薗克也 先生 (鍼灸治療室 翠明館)


当院に来院されている患者のうち9割以上は女性。しかも、その7割以上は不妊治療の方。一般に鍼灸治療は、腰痛や肩こりの治療と思われがちですが、実は、婦人科系や内科系の疾患にとても有効な治療方法なのですね。腰痛や肩こりで悩んでいる方と同じくらいに、婦人科系や内科系の症状で悩んでいる方は大勢います。内臓の不調からきている腰痛や肩こり、頭痛もありますので、そういう方には内臓の機能を整えないと、すっきりと治りません。特に、女性の場合は、ホルモンバランスによって多種多様な症状が現れます。

当院では、全身のアンバランスを整えていく治療をしていますので、体の様々な不調がすっきりとなくなっていきます。生理不順の延長線上に不妊症があり、さらにその延長線上に更年期障害があります。生理を整えることが、すなわち女性の健康を保つポイントなのですね。是非一度、体に優しい自然な治療方法の鍼灸治療をお試しください。



≫ 鍼灸治療室 翠明館

はじめまして、poohさん。

翠明館治療室の神薗といいます。


不妊治療と並行して鍼灸治療を考えているようですが、確かに最近、不妊治療と併せて鍼灸治療を受ける人が増えてきています。医学的にも妊娠率が高まるなどの報告もあり、少しでも質の良い卵を採るために、あるいは少しでも子宮の環境を良くして着床率を上げるために、鍼灸治療をすることは、とても良いことであると思います。

さて、ご質問の治療の頻度についてですが、これについては、鍼灸師の考え方が強く反映されるところですので、鍼灸師がどのような考えて治療をしてくかによって、たとえば週1回であるとか、週2回であるとか、あるいは不妊治療に合わせて、その都度指示するなど、様々です。

当院では、基本的に月経周期に合わせて来ていただいてきます。低温期、排卵期、高温期と概ね1周期で3回程度です。体外受精の周期は、特に移植周期を中心に治療をしていきますので、少し回数が増えますが。それでも1周期に4~5回になります。

poohさんの場合は、良い卵がなかなか採卵できないようですので、まずは月経がはじまってから採卵までの低温期に集中的に鍼灸治療をされると良いでしょう。移植が翌周期以降になるようでしたら、移植周期は、移植の前後に集中的に治療をされると良いでしょう。

このように、定期的に治療をして、体全体の不調を整える方法と、弱い部分を集中的に治療をする方法など、様々な方法がありますので、どの方法がベストなのか、鍼灸師とじっくり相談をして、効果的な頻度で治療をしてください。

poohさんにとって、良い結果が得られるよう、お祈りしています。


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