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成果が感じられるようになる平均期間

専門医Q&A 漢方・鍼灸

成果が感じられるようになる平均期間

2013.12.19

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JINEKO事務局さん(13歳)

アンケートにてお寄せ頂いたご相談について、ジネコが先生に聞いてきました。

【しょうちんさん(35歳)】
成果が感じられるようになるまでの平均期間を教えて下さい。

主な症状
・周期が短い
・排卵期の体温の上昇が緩やか
・高温期の途中で陥落が見られる
・レバー状の塊や、粘膜のような塊が混る
・月経血の量が少なく、期間が短い
・月経前はイライラしやすく、怒りっぽい。落ち込みやすい。
・月経前は普段の便秘がさらに強くなる
・のぼせやほてりがある



お話を伺った先生のご紹介

市川貴子 先生 (パパス東洋医療鍼灸院 / 漢方薬店・にこにこ薬唵)


副院長 市川 貴子(いちかわ たかこ)

◆経歴
大阪府立四条畷高校卒業
高知県立 高知女子大学看護学科
神戸東洋医療学院卒業
天津中医薬大学 鍼灸学科留学

両親は高知県出身。土佐のハチキンの血を受け継ぎ、大阪府立四条畷高等学校時代は生徒会副会長をして人様のお役に立つ喜びを知る。
高知女子大学で看護学を学び、西洋医学と看護の素晴らしさを教わる。
その後、自分の病と不妊、逆子では、東洋医学で救われた。
それをきっかけに、「子供の手が離れたら、東洋医学を学びたい。」と決心した。
神戸東洋医療学院にて鍼灸師の国家資格を取得。
中国に渡り、国立大学である天津中医薬大学(中国医学部)にて、本場の中国伝統医学(鍼灸・漢方・推拿)を学ぶ。
鍼灸と漢方を切り離しているのは日本だけで、本来の東洋医学は両方あって初めて一つであることを知る。

◆資格
鍼灸師 
登録販売者
裏千家 茶道 師範
ホームメイド協会 パン講師



≫ パパス東洋医療鍼灸院 / 漢方薬店・にこにこ薬唵

女性の性周期は、月経期・卵胞期・排卵期・黄体期と4つの時期に分けて考えます。
とくに着目するのは、「月経血が完全に排泄することが良い卵胞発育をうながす」「卵胞の発育状態で黄体期が決まる」ということです。

排卵後に抜け殻となった卵胞が黄体に変わり、黄体ホルモンが分泌され高温期となります。
つまり排卵期の体温上昇が緩やか、高温期に体温が安定しないのは、排卵障害と黄体機能不全( 黄体ホルモンが充分に分泌されていない) と考えます。
しょうちんさんの場合、イライラなど月経前症候群の症状があったり、月経血にレバー状の塊がでる、月経期の日数や血量も減ってきたなどから、体内に瘀血(おけつ)(血のとどこおり)があって排泄がうまくいっていないようです。
また、月経周期も短く、低温期の体温が不安定、便秘やのぼせなどがあることから、気や血のめぐりも悪いので、さらに瘀血体質になりやすくなっています。

日常生活のアドバイスは、まず、体を冷やさないこと。お灸や半身浴、また湯船の中でのツボのマッサージなどで体を温めます。食事・姿勢・服装なども見直しましょう。
充分な睡眠も必要です。睡眠中は体の疲れをとるだけではなく、色々なホルモンが分泌されます。ストレスの緩和の意味も込めて軽い運動もしましょう。
鍼灸と漢方の治療で、気をめぐらし瘀血を取り除き、体の深部の体温を上げていくことが可能です。
体の細胞が生まれ変わり、水分が入れ替わる期間の目安は3か月と言われています。
鍼灸や漢方の効果は、1、2か月で感じられます(当院の治療を受けて、1か月ちょっとで自然妊娠された方も複数おられます)。
体質が変わり、いい卵子ができて、めでたく妊娠する所までの時間となるともう少しかかります。
排卵される卵子は3か月前に原始卵胞の状態から発育してきたものです。
ということは、現在準準備されてる卵子の排卵は3か月先だからです。体質改善は一朝一夕にはいかないけれど、「継続は力なり」です。
母体が整った状態でクリニックの不妊治療を受けるのがより効果的だということです。
まずは、母体作りに専念して下さい。生活習慣の改善と不妊治療に理解のある鍼灸院の施術をぜひお試しください。


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