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卵胞はできても着床しません。良い卵を育てるにはどうしたらいいのでしょうか?…

卵胞はできても着床しません。良い卵を育てるにはどうしたらいいのでしょうか?…

卵胞はできても着床しません。良い卵を育てるにはどうしたらいいのでしょうか?…

2013.6.25

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相談者
うさうささん(47歳)
■ 現在体外受精を行っています。ショート法で4~10個の卵胞ができ、半分は受精しますが、まだ一度も着床したことはありません。少しでも良い卵を育てるにはどうしたらいいのでしょうか?低温期に二至丹、杞菊地黄丸、水快宝を、高温期にオリジン、海精宝を服用しています。



卵胞の数がしっかりあるので、食養生、生活養生、漢方養生の力で元気な卵に


低温期が高く周期が短くなってきた場合、FSH(卵胞刺激ホルモン)の数値が上がってきている可能性があります。FSHは卵巣機能低下と関係あるといわれています。うさうささんの場合もFSHが高いなら、卵巣機能やバランスをつかさどる「腎」の働きを高める、補腎の漢方を増やすのもいいかと思います。


体質と状況によって使う漢方は違ってくるため、もう一度よく相談を


子宮筋腫、内膜症、卵巣膿腫、子宮ポリープ、卵管癒着などは、いろいろな汚れが溜まっておこると漢方では考えます。これが低温期の体温が上がる原因にもなります。さらに血流を悪くして、卵巣機能の低下、着床率が下がる原因にもなります。体質、状況、月経周期によって使う漢方は違ってきますが、子宮に筋腫、嚢腫、ポリープがある影響を考えると、汚れを綺麗にする漢方を強化するのも良い方法かと思います。


卵巣機能やバランスを整えるには「血」と「腎」の養生が大切


血は全身をめぐって、臓器や組織に栄養を届け、老廃物を処理して潤いをあたえたり、精神状態を安定させる働きがあります。食養生として赤や黒いもの(人参、ほうれん草、黒ゴマ、黒砂糖黒豆、レバー、豚肉、鶏肉、なつめ、クコの実など)がおすすめです。腎は生殖機能、成長、発育、ホルモンの分泌、免疫全般など生命活動の根本を担っています。年齢の影響がでやすいのですが、食事や生活習慣の養生でスピードを減速することは可能です。食養生として、木の実や粘り、渋みのある(くるみ、松の実、クコの実、黒ゴマ、山芋など)、温性の食材がおすすめです。卵巣機能やバランスを整えるには「血」と「腎」の養生がとても大切です。毎日の生活養生としては、冷たいものの飲食は控え、なるべく温かいものにする。とくに月経中は体を冷やさないようにする。入浴や散歩など、心と体をリフレッシュすることを心がける。ストレス発散の工夫も大切です。体外で育つ卵胞の数や受精する卵胞の数がしっかりあるので、食養生と生活養生、漢方養生が力となって、喜びの声につながることをお祈りします。



深谷 幹子先生
国立湖北民族大学客員教授、広西中医学大学講師、妊娠授乳サポート薬剤師。周期調節法の第一人者である南京中医薬大学の夏教授、男性不妊専門病院の叢先生のもとで外来研修受ける。妊娠に向け、母体の健康維持も考えながら行う、体にあったアドバイスと漢方処方は定評がある。




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