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体質改善アドバイス

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体質改善アドバイス

2014.5.14

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JINEKO事務局さん(14歳)

アンケートにてお寄せ頂いたご相談について、ジネコが先生に聞いてきました。

【糖衣子さん(39歳)】
気になる症状から体質改善のアドバイスをお願いします。

気になる主な症状
・周期が短い
・低温期と高温期の差が小さい(0.3 度未満)
・月経血の量が少ない
・子宮筋腫、内膜症、卵巣膿腫、子宮ポリープ、癒着などがある
・排卵期以外のおりものが多い
・めまいや立ちくらみをおこしやすい
・肌が乾燥しやすい
・下痢しやすく、月経中に体が冷える
・排卵誘発剤を使用してもたくさん卵ができない


お話を伺った先生のご紹介

青山学史 先生 (がく鍼灸院)


私の両親は8年の不妊期間を経て、赤ちゃんを授かりました。それが私の姉であり、その4年後に授かって生まれたのが私自身です。当時はまだ体外受精という方法もなく、検査の方法も技術も現在には及ばないなか、病院はもちろん、鍼灸院、指圧、漢方などありとあらゆることを頼り、試したそうです。

私自身がこの世に生を授かったことに感謝し、一人でも多くの方が夢を叶えていただけることを願い日々施術にあたっております。
めぐり会った方とのご縁を大切に、心と体が温まる施術と空間を心掛けております。



≫ がく鍼灸院

糖衣子さんの場合、月経周期が短いこと、基礎体温の2層性にメリハリが無いことなどから、排卵していないか、黄体ホルモンが不足している可能性があります。
排卵誘発剤の効きもあまり良くないようですので、卵巣機能が低下していると考えられます。

糖衣子さんのように一度にたくさんの卵胞が育たない方の場合は、薬を増やして卵巣への刺激を強くしても、体に負担がかかって卵巣が腫れたりする割に、卵胞数はあまり増えません。
卵の数が少なくても、しっかりと成熟させる体の状態を目指してはいかがでしょうか?
子宮筋腫、内膜症、卵巣膿腫、子宮ポリープ、卵管癒着など婦人科系症状に悩んでいる方は、子宮・卵巣の血液がとどこおりやすい「瘀血」体質と言えます。
排卵期以外のおりものが多い、下痢しやすい、月経中に体が冷えるのは、「痰湿」もしくは「水毒」といって、体に水分をため込んでしまっている状態です。
月経血が少ない、めまいや立ちくらみしやすい、肌が乾燥するのは、「血虚」という、血液が不足していることも考えられます。
糖衣子さんの体は東洋医学的には、複数の体質的症状を併せ持っているようです。

「瘀血」の場合、血のめぐりを良くするために、骨盤周囲と足を中心に温めと鍼をします。
ウォーキングやヨガなど軽い負荷の運動を長く続けることもおすすめです。
「痰湿」・「水毒」には、ストレッチやマッサージなどでむくみを和らげ、水分代謝や消化吸収をうながす鍼灸をします。
水分、とくに冷たい物を摂り過ぎない、脂っこい物や味の濃い物を食べ過ぎないようにしましょう。
「血虚」は疲労やストレスで消耗が激しいか、胃腸の働きが低下して栄養が充分に吸収できていない可能性があるので、それらを改善させる鍼灸をします。
睡眠や休息をしっかりとって、疲れをためないこと。
食事では緑黄色野菜、黒ごま、ひじきなどがおすすめの食べ物です。
気になる体の症状が多いので、鍼灸で子宮と卵巣の働きを高めて心身の健康を目指しながら、病院での西洋医学治療を併用していくことで、お子さまが授かることを願っております。


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