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生理前になると眠れなくなります。

専門医Q&A 漢方・鍼灸

生理前になると眠れなくなります。

2015.9.17

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ぼたんあこさん(41歳)

生理前になると眠れなくなります。気持ちもピリピリして朝方まで起きてます。それで、生活リズムが崩れるので基礎体温も測れないし、仕事も出来ません。夫との喧嘩も増えてストレスがたまり、生理も乱れて悪循環です。泣きそうです。生理を整える薬を飲むと排卵しなくなるし・・・何年も悩んでます。助けてください。


お話を伺った先生のご紹介

米山章子 先生 (ビッグママ治療室)


神奈川衛生学園専門学校卒
はり師灸師按摩マッサージ指圧師
日本鍼灸師会会員
不妊カウンセリング学会認定 不妊カウンセラー
一元流鍼灸術講師

東海大学大磯病院東洋医学科にて3年にわたり研修

平成9年10月
神奈川県小田原市にて、『鍼灸リラクゼーションビッグママ治療室』を開業

平成17年
師である伴先生と共に『一元流鍼灸術』を立ち上げる。

平成20年3月
「不妊!大作戦」(たにぐち書店)を発刊

平成21年
7月 山下湘南夢クリニックにて『不妊と鍼灸』一般講演
10月 徳島県鍼灸師会主催、『不妊と鍼灸治療』一般講演、専門家向け講演

平成23年
不妊カウンセリング学会にて、『鍼灸来院時の主訴から考察する不妊カウンセリングの役割』を発表、奨励賞を受賞

平成26年8月
日本中医学会雑誌 論文掲載
『東洋医学的生命観に基づく鍼灸:難治性不妊治療への取り組み』

平成27年5月
全日本鍼灸学会 松山
『女子胞の力を増やすことによって、妊娠出産に至った症例よりの考察』

平成27年12月3日
山下湘南夢クリニック主催『第2回不妊治療を考える集い』にて
~「女子胞力を磨く、鍼灸にできること」を講演

平成28年6月
不妊カウンセリング学会『東洋医学的手法による、体表観察から行う不妊カウンセリング』を発表

そのほか、一般向け、専門家向け不妊治療関連講演にて、不妊鍼灸治療についての啓蒙活動行う。



≫ ビッグママ治療室

ぽたんあこさん こんにちは

神奈川県で不妊婦人科専門の鍼灸院ビッグママ治療室をしております米山です。

生理に振り回されているような状況でお辛いですね。
女性にとって、身体の調子がよければ、生理のリズムは当たり前のこととして乗り越えられる波です。

しかしながら、身体の状態そのものが悪いと、生理が身体への大きな負荷となり、生理の状態によって体調が大きく変化し、ぽたんあこさんのように、悪循環が起こる方が多いです。辛いですね。また、この大きな変化によって、妊娠そのものも難しくなっているケースが見受けられます。


問題はふたつの解決方法があると思います。

急がば回れ、まず体調をよくしてから、不妊治療に取り組む方法です。

生理のリズムを整える薬を飲み、生理の負荷を軽減させた上で、体調をよくしていく方向で身体作りします。大きな悪循環がなくなるので、身体作りがスムーズに行われます。

そして、体調そのものがよくなることで、生理のリズムを受け取る力が増え、薬をやめても、生理のリズムに振り回されることなく、過ごしていける様になることが出来る方が多いです。また体調がよくなることは妊娠にとっても、とても大きなプラスとなります。急がば回れという感じですが、案外効果的です。

ぽたんあこさんの場合は、ご自身で不妊の問題の中に高齢ということも入れていらっしゃりますので、上記方法はちょっと遠回り過ぎるとお感じなのかも知れませんね。
今現在の不妊治療はどうなっているのでしょうか?どんな感じですすめていらっしゃいますか?

現時点でこれだけ生理に振り回されている状況は辛いですが、この状態でありながらも、身体の土台作りをしていくことはできます。そして生理がきたときに、すっきりと排出できる力をつけることもポイントです。身体の土台の力(腎気)の力のアップと、排出する力のアップは、生理の辛さの軽減と、妊娠のしやすさ両面からのアプローチとなり、妊娠にも有効だと思います。その上で、ステップアップも強く視野にいれた不妊治療を選択なさることで、スピーディーな妊娠につながり、悪循環からの脱出も早くなると思います。

悪循環に陥っている現状をどこで建ち切るかはなかなか手強い問題ですが、鍼灸、漢方、そして不妊治療そのものでも、解決できる手立てはあると思います。
是非、頼りになる専門家にご相談下さい。


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