ホッこり湯ったり冬は二人で温泉へ行こう
コラム くらし
ホッこり湯ったり冬は二人で温泉へ行こう
冬休み、家でのんびり過ごすのもいいけれど、
今年は二人で気分転換もかねて温泉に行ってみませんか?
温泉に入ると体が温まり冷えが改善されるのはもちろん、
ほかにも妊活に嬉しい効果がいっぱいです。
冬休み、家でのんびり過ごすのもいいけれど、今年は二人で気分転換もかねて温泉に行ってみませんか?
温泉に入ると体が温まり冷えが改善されるのはもちろん、ほかにも妊活に嬉しい効果がいっぱい。
プチ旅行で夫婦仲もいっそうよくなること間違いなしです。
情報提供:一般社団法人 日本温泉協会
※2018年11月22日発刊「女性のための健康生活マガジン jineko vol.40 2018 Winter」の記事です。
温泉って普通のお湯とどう違う?
温泉は地下から湧き出るお湯、というイメージはあっても、正しい定義を知っている人は少ないのではないでしょうか。温泉の定義は温泉法で「地中から湧き出てくる温水、鉱水および水蒸気やガスで、25℃以上の温度がある、または25℃以下でも温泉としての物質が1つでも規定量以上含まれているもの」と定められています。
温泉とひと口に言っても、含まれている化学成分や、温度、pH値(酸性・アルカリ性)、色、においなど、さまざまな個性や特徴があります。それらの組み合わせによって、温泉の数だけ効果・効能も違ってきます。何を求めてどんな温泉に行きたいのか、よく調べてから旅行先を選ぶといいですね。
泉質ごとの特徴と適応症を知ろう
温泉の泉質は含まれている化学成分の種類と含有量によって10種類に分類されます。温泉は「温泉分析書」を掲示することが温泉法によって義務付けられています。成分が基準に満たない場合は「温泉法上の温泉」と記載されています。泉質は温泉のウェブサイトに記載されていることが多いので、事前にチェックしておきましょう。
温まるだけじゃない!温泉の効果とは
温泉地に行って温泉に浸かると、日常では味わえない解放感と心地よさで、リラックスすることができますね。それは、いろいろな作用が働いているからです。
まず温泉そのものの効果として、含有成分、温熱、浮力、水圧があります。含有成分のガスやイオンなどの温泉成分が皮膚から吸収され、血流に乗って全身にいきわたり、皮下組織、筋肉や神経系にも作用していきます。冷え性、皮膚炎、婦人病、疲労回復など、成分の組み合わせによって、幅広い適応症があります。
温熱効果では冷えの改善が期待できます。38℃以下のぬるめのお湯では、神経系や循環器系を鎮静・鎮痛する作用があり、副交感神経が優位になるので、リラックス効果も高まります。逆に42℃以上では神経系を興奮させるので、シャキッとした感覚になります。
また浮力によって体重が軽くなり、ふわっとした心地よさを感じます。そして温泉のような広い湯船では全身に水圧がかかり、循環器や筋肉にマッサージ効果をもたらします。
温泉地に行くと、ほかにもいろいろな効果を得ることができます。その一つは転地効果。日常とは違う温泉地の地形や気候、植生などによって、精神が安定します。豊かな自然を見たり、情緒ある温泉街などを歩いたりするとリフレッシュした気分になるのはそのためです。
そのほかにも、おいしく栄養バランスのよいものを食べる食事効果や、入浴後にゆったりと過ごす休養効果などもあります。それらが総合的に作用して、体や心によい影響を与えてくれるのです。
- 温泉選びに迷ったら…
国民保養温泉地に行ってみよう - どこの温泉に行こうか迷ったら、国民保養温泉地に指定されているところに行ってみるのもおすすめです。国民保養温泉地とは、温泉が効能・効果の高い療養泉であり湧出量が豊富であることや、保養地として適した自然環境・街並み・風土であること、温泉の衛生管理が適切であることなど、いくつもの条件をクリアした温泉地を環境大臣が指定しているものです。秋田県の乳頭温泉郷や大分県の由布院温泉、熊本県の黒川温泉など、平成30年7月時点で全国で96カ所が指定されています。
魅力的な温泉や街並みでリフレッシュできること、間違いなしですね。
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出典:女性のための健康生活マガジン jineko vol.40 2018 Winter
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