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妊娠できる体質に改善するには鍼灸治療がいいのでしょうか。毎日の生活でできることはありますか?

妊娠できる体質に改善するには鍼灸治療がいいのでしょうか。毎日の生活でできることはありますか?

妊娠できる体質に改善するには鍼灸治療がいいのでしょうか。毎日の生活でできることはありますか?

2013.6.26

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相談者
やくもさん(45歳)
■ 以前切迫流産をしました。月経痛がひどく、最近は月経血の量も少なくなってきています。体温が低いせいか、なかなか夜寝付けない日が多いことが気になっています。生活を見直し体質改善を鍼灸治療で行ってみようかと考えています。



不妊治療だけではなく、トータル的な体質改善のためにも鍼灸治療を


東洋医学( 中国医学)では、女性の場合の「不妊」は「不孕 」と呼び、代表的な原因が数種類あります。それらの証(病名)は「腎虚」、「気血両虚」、「肝気欝結 」、「痰湿」、「血瘀」、「陰虚血熱」などです。


子宮や卵巣に筋腫、膿腫、ポリープがある状態は瘀血傾向にあると考える


聞きなれない言葉ばかりだと思いますが、簡単に説明すると、根本的なエネルギー不足、体自体や生殖器にとどこおったり、発生する不要物、精神的なストレスなどが「不妊」の要因だということです。これらの要因が子宮や卵巣の働きを悪くして「不妊」を招くのです。その要因を取り除いていくのが東洋医学(鍼灸)における「不妊」治療です。やくもさんの症状で気になるのは、子宮や卵巣に筋腫、膿腫、ポリープなどがあるということです。東洋医学ではこれらの状態は瘀血傾向にあると考えられます。瘀血とは体のなかの血のめぐりが悪くなり、とどこおりができて不要なものが集まり、それが子宮や卵巣の腫瘍やポリープなどの塊になってしまうのです。めぐりが悪くなりとどこおる原因も、ストレス、冷え、体力低下などさまざま。


十分な睡眠で疲れをとり、無理のない程度の運動でストレスを発散する


体質改善するには、睡眠を十分とって疲れをとること、無理のない程度に自然の中で散歩をしたり、深呼吸をしてストレスを発散することです。体を動かしたり、深呼吸をすることで、体のなかはもちろん、子宮や卵巣のなかのめぐりも良くなります。ただし過度な運動や、義務になってしまうと、ストレスや疲れがたまって逆効果になるので注意してください。鍼灸治療を受けるには、実際に話をうかがって東洋医学的な診察を行う必要があります。そして不妊になった原因を突き止め、それに対して必要な治療を行っていきます。そうすることで、子宮や卵巣の機能が向上し、妊娠しやすい体になっていくのです。妊娠しやすい体になるということは、妊娠を維持し、元気に出産、産後を送れる状態のことです。総合的な体質改善をするためにも鍼灸治療を受けることをおすすめします。



湯浅 佳子 先生
東洋医学的な視点から身体と心のバランスを整えることが、子宮や卵巣の機能改善につながっていくと考えるのが鍼灸治療による不妊治療。鍼灸に抵抗のある方には不妊患者様専用のアロママッサージも行っている。




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